<乗用車>燃費「20.3キロ」義務へ…新基準案
毎日新聞 8月19日(金)22時3分配信
経済産業省と国土交通省は19日、乗用車の新たな燃費基準案を発表した。20年度までに全車種平均で09年度実績比24.1%改善するよう義務づける。同時に車両の重量区分で規制する現行方式から、メーカーごとに販売台数を加味した全車種平均で達成を求める方式に改める。得意車種で燃費改善を進めると基準をクリアしやすくなり、日本メーカーの国際競争力強化につなげる狙いもある。一般からの意見を募った上で来春の導入を目指す。【和田憲二、米川直己】
◇国際競争力を強化
09年度に国内で販売された新車の平均燃費は、ガソリン1リットル当たり16.3キロ。現行基準は15年度までに同17キロの達成を求めているが、新基準はさらに20.3キロへの向上を義務づける。ハイブリッド車(HV)は対象に含めるが、販売台数が少ない電気自動車とプラグインHVは対象外とする。
HVの普及などで燃費水準は改善が進んでいるが、省エネと温暖化対策の観点から一段の向上を求める。世界的には、欧州連合(EU)が「20年までにガソリン1リットル当たり24.4キロ」の基準を決定。米国でも「25年までに同23.1キロ」の基準案が先月発表された。測定方式などが異なり、単純比較はできないが、経産省は「日本の新基準は欧米並みに厳しい」としている。
一方、一部車種で達成できなくても、メーカーごとに販売台数を加味した全車種の加重平均で達成すればよい欧米方式に変更。すべての重量区分で基準を満たすよう求める現行制度では研究開発投資が分散しがちだったが、新制度は「メーカーが独自技術を生かして特定車種に集中投資できるようになり、全体として燃費改善も進む」(経産省)という。
海外生産・販売の比率が高いメーカー側は既に世界基準を前提に新車開発を進めており、トヨタ自動車は主力のHV「プリウス」や小型車などでは新基準をほぼ達成している。ホンダもHVでは全車種が既に新基準を達成済み。日産自動車や三菱自動車も今後、新型の低燃費小型車を投入する予定で、各メーカーとも今後発売される小型車は新基準をクリアする見込みだ。
原油高を背景に低燃費小型車の需要は世界的に高まっている。日本メーカーは売れ筋の小型車を重点的に開発することで新燃費基準の達成とともに国際競争力の強化も図れる。
ただ、メーカーによっては、技術力に差があり、マツダと富士重工業はトヨタからHV技術の供与を受け、HVの開発を進めているが、新燃費基準の導入によって、こうした技術提携が広がる可能性もある。また、大型車は新基準の達成が難しい車種も多く、車種の絞り込みを迫られる可能性もありそうだ。
----------------------------
とおかしなニュースです。
そんな競争力の為に燃費の義務化なんてバカげた基準を作ろうと経済産業省と国土交通省が!
いったい何を考えているのだろう?燃費の問題より、関税の問題が先では?為替がこれだけ変動するのだから、海外の日本からの製品は値上げを出来るように政府が動くのが先では?海外でもプリウスが売れ、トヨタパッシングが起きても、政府はまとも対応をしないし。なにが問題になっているかわかっていないんだろうな。
メーカーは市場のニーズを掴んで、燃費向上はしているのだから、義務化なんてする必要はないのでは?最近の車は静かで、燃費もいいし、義務化をする問題があるのだろうか?規制を作り、行政を使い、組織を作り、結局は税金を毎年使う天下り先や税金の無駄使いを増やしたいだけに感じてしまう。
このままでは日本ではスポーツカーは作れなくなるのでは?そうなるとGTのベース車は日本車では存在しなくなるのでは?逆に国際競争力は下がってしまうのでは?大型高級車やスポーツカーは燃費が悪いから作るなと言いたいのだろうか?モータースポーツもするなと言い出さなければいいが。最近の科学情報では地球温暖化もお金の為のウソで、石油も無くならないのでは?単になくなるという方が儲かるから?そんな事も言われている中で、政治家も官僚も役人も国民の為に働く木はあるのだろうか?
Posted at 2011/08/20 01:17:02 | |
トラックバック(0) | ニュース