Ｖ型４気筒

ＡＢＡＲＴＨの頭脳と言われたクラウディオ・ロンバルディ氏の手に掛かった最新のエンジンがこのエンジン。

Ａｐｒｉｌｉａ　RSV4 Alitalia

今年のスーパーバイクで鳴り物入りで復活し、完璧な勝ち方でシーズンを終えようとしているこのマシンだ。
マックス・ビアッジのシーズン総合優勝。
そして、マニファクチャラーズタイトルも奪取した、このＲＳＶ４。
このエンジンをプロデュースしたのが、栄光の蠍の頭脳である、ロンバルディ氏なのである。
カッコエエー爺さんだ。

イタリアの爺さんはなんかカッコイイ。職人気質満載で、頑固で、ブレない。でも今の時代にFitするための変化を取り入れることには柔軟だ。本物のプロというか、まさに職人だ。
長い年月を掛けて引き継いで来た芸術品や建造物など、古いものを大切にしながら、新しいものを吸収する彼らの国民性は、やはり文化なのであろう。

私の好きな言葉に”伝統は革新の上に成り立つ”というのがある。

古いものをただ守るだけでは「伝統」を引継いでいくことはできず、日々、常に「革新」にチャレンジし、時代にマッチすることにより、初めて「伝統」を守ることができるということだ。
老舗のホテルの経営者の言葉だった。
私も日々この言葉を頭に入れて仕事をしている。

氏は跳馬のＦ１からＷＲＣの蠍の世界へ、そして今は二輪でコンペティションの世界に身を置き、常に革新しているのだろう。

さて、このＲＳＶ４の狭角Ｖ４エンジンを是非ニューフルビアクーペにフロントミッドに搭載して、ランチアフルビアクーペの栄光の再来！って売ったりしたら売れねーかな。
サイドにアリタリアのエンブレム入れて、アリタリアリミテッドなんてしたら、結構アリタリアフェチにはたまらないですけど。

ちなみに、10月22日よりこの、世界スーパーバイク選手権で活躍したアプリリア・アリタリア・レーシング純正カラーリング仕様車を１０台限定で発売するらしい。
所謂チャンピオンバージョンだ。まるで、デルタのマルティにV5とかV6と同じの得意の商法ですね。

アリタリアカラーのstoratosをガレージに持っている貴兄であれば、その横に並べたいバイクだろうに。

パルクさん、どう？アプリリア逝ってミルク～！