2012年09月28日
クラシックカメラー2
こんばんは
クラシックカメラ第2弾。

Minolta AUTOCORD
レンズ:ROKKOR 75mm f3.5
フィルム:120(6×6判)
シャッター:CITIZEN MXV B.1~1/400秒
恐らく1955~6年頃の製造と思われます。
露出計がつくなど様々なタイプがでたものの基本的な仕様などに
大きな変更を受けることなく1970年頃まで製造された息の長いモデルです。
このモデルは初期型なので露出計はつきませんが
ネガならば大外しさえしなければ何とかなったかな。
とはいえポジフィルムでシビアに撮影する場合は単体露出計が必須でした。

レンズはもちろん現代のレンズとは比ぶべくもありませんが
それなりにシャープですし、カラーフィルムでもキレイに発色しました。
ファインダーも明るいとは言えない、というか暗いんですけど
ピントの山がそこそこつかみやすく
ルーペを出せばピント合わせもさらにしっかりできます。
Minolta AUTOCORDの特徴としては
「ハラキリ」とも呼ばれるちょっと物騒なピント合わせ。
レンズの下にあるレバーを左右に動かしてピントを合わせます。
この方式では左手でボディをホールドしながら指先でレバーを動かせるので
これは慣れれば非常に操作がしやすい。
次に、フィルムの平面性を確保するための上から下へのフィルム送り。
この二つが特徴として挙げられると思います。

カメラを胸の辺りで構えちょうどお腹の位置にくるピントレバーを左右に動かすので誰が名付けたか
「ハラキリ」
この写真を見ていたらカエルの顔にしか見えなくなってしまった…
数年前メンテナンスに出したのですが残念ながらレンズに若干曇りがあります。
それもクラシックカメラの味になるといいのですが、まぁ無理かな。
さてさて、実はもう一つ。
二眼レフというスタイルからクラシカルな趣を感じさせますが
このカメラはつい最近まで製造されていた歴とした現代のカメラです。

ROLLEIFLEX 2.8GX Expression
レンズ:Planar 80mm f2,8HFT
フィルム:120(6×6判)
シャッター:SEIKO B.1~1/500秒
ROLLEIを生んだフランケ&ハイデッケ社が倒産後 紆余曲折を経て
現在のローライ・フォトテクニック社となってから
1987年にこのROLLEIFLEX 2.8GXが登場しました。
また日本における輸入代理店も幾たびか変遷しながら
現在は駒村商会に落ち着いているようです。

レンズはPlanarの名前がついていますが
ROLLEIのライセンス生産でZEISSではありません。
(HFTはレンズコーティング)
そんなこともあるのかどうか、このモデル自体はそれまでのモデルに比べて
いわゆるカメラ愛好家にはあまり評判がよろしくないようです。
曰く、質感が安っぽい、操作感が悪い、オートマット式ではない、とかとか・・・
確かに全体の造りという点では
グレーっぽいビニールのようなグッタベルカ(張り革)や銘版の地色が妙に紫がかっていたりなど
ROLLEIFLEXと考えると何となく安っぽい感じもあります。
でも、ファインダーも明るくレンズもPlanarの名前がつき
さらにはTTL露出計もついている。
何よりもクラシックカメラではないので
実用的に使えるという意味ではなかなか捨てがたいカメラだと思います。
そして質実剛健のドイツ製! ここは使い倒すのが吉というものでしょう。
とは言うものの、このカメラ 父からの借り物なんです。
どうせならMinolta AUTOCORDと撮り比べよう
ということで借りてきました。
このカメラにはTTL露出計が搭載されています。
それに使うバッテリーが「4SR44」という酸化銀電池でこれがまた高いんだ!
同等品として「4LR44」というアルカリ電池があり値段も酸化銀電池の半分以下。
ただしバッテリー寿命も約半分しかないという代物。
また「2CR1/3」というリチウム電池もありましたが
こちらはどうも生産打ち切りのようでネットを探しても販売しているところがない。
ということで、ネットで一番安い価格のショップで「4SR44」を購入しました。
しかしこの電池もいつまで製造されるのかちょっと不安要素ではあります。
まぁバッテリーは露出計に使うだけでカメラ自体はメカニカルなので
単体露出計を使えばすむ話なんですけどね。
銀塩カメラの撮影にはメモリーカードならぬフィルムが必要です。
もう何年もフィルムを購入した覚えがありません。
久々にフィルム売り場へ行ってみたら随分と寂しくなっていました。
で、購入したのは昔から慣れ親しんだこれ。

Kodak T-MAX100 やっぱりクラシックカメラはモノクロだろう!
昔はバラ売りもあったけれど、今は5本パックしかないのね。
とりあえずこれで撮影してみてからカラーも試してみましょう。
最後に20年近く前にMinolta AUTOCORDで撮影したカットです。
使用フィルム:FUJI RDP

モノクロだろうって言っておきながらいきなりのFUJI しかもRDPなのはさておいて
35mmフィルムにしか対応していない複合機のスキャナー機能を使って
無理矢理スキャンしたのでピントも合わないし、周囲の大幅なケラレ
コントラスト・色味もフィルムの良さが全く出ていません_| ̄|○
デジタルデータにするために、と考えるとこれまた大変だな。
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Posted at
2012/09/28 22:58:34
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