Gauge Design GA01A Tour - CRAFTING DESIGN

GWのお買い物です。長ったらしい名前です。
知る人は知っているゲージデザインのパターです。
ゲージデザインというのは、1999年にデビッド•ウイットラム氏がカリフォルニアで立ち上げたブランドで、そのデザイン、加工精度は当初から高く評価され多くのツアープロも手にしていたようです。
私も中古ショップで初めて手にした時に「ピンタイプのパターでこれ以上の完成度の物は無いのではないか」と思ったのを覚えています。




ただ日本での販売がややこしくって、少し怪しげな会社が絡んでいたり、本当かどうか「アメリカ国内とツアーサポートを充実させる」という理由で日本への供給をストップしたり。そんなこんなで中古市場でも、そう本数は多くないのです。おまけにだいたい「私はゴルフが好きだ」という人が手にするので、これでもか〜というぐらい使い込まれた物しかあまり目にしないのです。
ところが「オリジナルのカバーさえ付いていれば、未使用品と表示されていても信じる」レベルの物を見付けてしまったのです。
さてその値段は？と表示価格を見てみると「やっぱりそのくらいはするわな〜」••••••••••、えっ、うそウソ、いや〜そんなわけが？、、、よく見直してみると最初に納得した値段と一桁違うのです。横にある何のブレミア価値のないボロボロのピンアンサーと変わらない値段が付いていたのです。
何の躊躇もなくお買い上げです。

このGA01Aというモデルは、大きくは違わないのですがかなり色々な種類があるのです。素材や形状が少し違ったり、製造年でソールのデザインやカラーリングが違ったり。
家へ持ち帰ってから、現物を見ながらネットで生い立ち調査です。
見つけたのが次の画像です。




現物と全く同じです。
ジオテックという会社のHPの終売のお知らせとして上がっていた画像です。日付は2003年の12月。そうゲージデザインが日本市場から手を引いた時期です。
合わせてコメントとして「デビッド•ウイットラム氏のご好意により4本を供給頂き、これをもって終売となります」。そして販売価格が58,000円とされていました。
この4本の内の1本なのか、それとも別の代理店ルートで入ってきた物か、はたまた個人的にアメリカ国内で販売された物が持ち込まれたのかは定かではありませんが、製品としてはこの2003年の物に間違いはなさそうです。
13年も前の物が、全く使用された形跡もなく、錆が発生することもなく出て来たのは奇跡に近いような気がします。おまけにウソみたいな値段をつけられて。
見付けた店は、ゴルフ専門の中古ショップではなく、ヤマダデンキがやっている、家電や家具や古着のリサイクルショップの中のゴルフコーナーです。ここ時々お世話になってます。今回のように、ちょっとおかしな値段が付いていることも時々ありますし、某ゴルフ専門の中古ショップで買ったウェッジを持ち込んだら、買った値段より高額で買い取ってくれたこともありました。

そうそう、ゲージデザインは2014年から日本に再上陸していますが、それ以降のパターには、全く興味がわかないんですよね。やっぱり軟鉄やステンレスのインゴットからの削り出しでないとね〜。