
本日の一品はこれです。
紫外線の強くなるこれからの時期、お肌のためにも紫外線量を計測して、その対策をしっかりと行いましょう。
じゃなくて~(笑)
ご存じのように、HIDはバーナー(バルブ)内で高圧放電を行い発光させているので、その強力な光と同時に紫外線も大量に放射します。
ほとんどのメーカーは”紫外線対策済み”と謳っていますが、実際にはその効果が出ていない製品が多く見られます。
結果、ランプ筐体のリフレクターやレンズの色が紫外線焼けを起こして変色してしまう訳です。
よく”HIDの熱で変色”とか書かれていますが、HIDバーナーから発生する熱量は、ハロゲン電球のそれよりも少ないので”紫外線焼け”が正解だと思います。
中華製HIDを中心に多数のサンプルで計測してみましたが”紫外線対策済み”バーナーからも驚くほどの紫外線が出ています。
国産品はPIAA(サンプル数:9set)でしか正式に計測を行っていませんが、PIAAと中国製バーナー(サンプル数:約20set)を比較すると無色品で最大数十倍以上の紫外線量でした。
無色品ではなく、イエローコーティングされたバーナーはPIAA、中国製共に紫外線は数値に出ない程度だったのでリフレクターやレンズの変色が気になる方には着色バルブをお勧めしておきます。
正確な数値を計測したいとなるとこのUV-MONIでは全くもって無理ですが
同一条件での他製品との比較程度ならUVインデックスだけでなく、紫外線量も数値表示(単位はmW/㎡)されますので十分に活用できると思います。
ちなみに私は輝点から50mm離れた位置での紫外線被曝量で比較していますが
PIAA製無色バーナーで5~20mW/㎡程度、中華製無色バーナーで50~350mW/㎡程度でした。
他にもレガシィ(BP5A & BL5E)標準装着HIDバーナー(D2S)でも計測してみましたが、以外と紫外線放出量が多く50mW/㎡程度でした。
PIAA製でもゼロではないのには驚きましたが
私が現時点で現認している、紫外線量ゼロの無色バーナーは先日の215SOC全国オフ(一日目)時に飛び入り参加された非メンバーさんが装着されていたCATZ製HIDバーナーだけです。
簡易測定だったので、私的に正式認定はしていませんが、非常に気になっています。(笑)
まだまだ計測サンプル数が足らないのでもっともっとデータを取りたいです。(^_^;)
中国製と表示されていなくても、国内中小ベンダーさんから販売されている製品のほとんどは中華製なので注意が必要です。
”自分の装着しているHIDの紫外線量はどうなんだろ?”とご心配のそこのあなた!
この
UV-MONI はそんなにお高くないので、ご自身で計測してみるのが一番ですよ~(笑)
計測上の注意点としては
ヘッドランプレンズ越しには計測できませんので、一旦バーナー(バルブ)を車両ランプ機器から外して計測して下さい。
くれぐれも計測時はサングラスの装着(出来れば二重で)をお忘れ無く~
Posted at 2010/05/29 10:07:08 | |
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計測器・工具関係 | 日記