自作マッドフラップ作成&取付
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以内 |
1
※2019年の春に作業したDIYです
AWDの利点の裏返しと言うべきか、フロントもリアも白いフェンダーが泥まみれになることに辟易していたのと、インプと言えばラリー、ラリーと言えばマッドフラップでしょってことで、マッドフラップを自作することにしました。
素材は定番のEVA。シート厚は2mmだと心許なかったので3mmをチョイスしました。カラーは少数派と思われるブルーです。レッドは本気度高めに見えてちょっと違うかなと。あと、ロドの頃からテーマカラーがブルーというか寒色系なので。
固定方法は、色々検討した結果、ボディの穴にスピードナットで固定するのと、汎用金具(棒状の金属板に穴の開いてるやつ)を併用することにしました。純正はタイヤハウスに穴を開けて固定するみたいですが、穴開けは失敗が怖いので…
さて、まずは型紙作成です。色々な情報を基に、まずは段ボールで作ってみました。左がフロントで右がリアです。車に合わせてみて干渉する場所がないか等をチェック。
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長過ぎるとか出っ張り過ぎとか分かったので、今度はそれを加味して、開いたクリアファイルで型紙を作ります。それを車に合わせてみてフィッティングに問題ないか確認。
OKだったので、次はテープで仮止めしながら位置決めをします。フェンダーからはみ出すと車検アウトらしいので、外側ギリギリを狙いながら地面からの高さとのバランスを調整。高さは前後とも地面から8cmです。あと、下端が水平になるように注意します。
位置が決まったら、ネジ止めする穴の位置を型紙にボールペンでマーキング。穴の位置にポンチで穴を開けます。
ポンチはDAISOで買った7mmのやつです。
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半透明なので分かりにくいですが、完成した型紙。これはフロント。単位はmmです。
多分上に無駄に長いです。青い点線のところでカットしてしまっていて良かったろうと思います。破線の十字の交点が穴開けポイントです。右下のポイントに穴が開いていないですが本番では開けます。
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こちらがリアです。幅が何故かフロントよりも微妙に狭いですが、多分同じ300にしても問題無いです。
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段ボールの時とはどちらも微妙に違います。
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形が決まったのでEVAシートを切っていきます。上で型紙を作りましたが、本当にそれを型にして縁取りするとサイズが僅かに大きくなりますし、直線が綺麗に引けませんので、型紙のサイズ通りに定規とシャーペンで線を引き、それに従って切ります。
勿論右用と左用では反転させて。
道具はカッターを使います。金属の定規をあてがって軽く切れ目を入れ、その切れ目を山折りの山にするように折り曲げながら、切れ目に沿うように何度かカッターを走らせると綺麗に切れます。
2.
ボディの外側に露出している部分の角が尖っていると車検アウトらしいので、その辺にあった座金を使って弧を描いてカット。ここはハサミを使いました。
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カットが終わったらポンチで穴を開けます。余ってたツーバイフォー材の上に置いて金槌で叩いたんですが滅茶苦茶音が響いてうるさかった…多分カッターマットとかを間に敷いたらずっとましだったんじゃないかと思います。
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さて、無地は寂しいので何かロゴを入れることにします。六連星とかSTiとかを良く見る気がしますが、六連星は難しそうだし、うちの子はGGAでSTiパーツが付いてる訳でも無いので、シンプルにSUBARUでいくことにしました。
ネットで適当なロゴ画像データを見付けて来て印刷。剥がれる糊でカッティングシートに貼り付け、デザインナイフで切り出します。これがカッティングシート初挑戦だったので尖った角がそのままです。施工後剥がれる原因になるので、角は必ず丸めましょう。
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切り出し完了。
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アプリケーションシートを貼って位置決めをして…
2.
貼り終わりました。何せ初カッティングシートだったのでスキルもツールも無く、手でゴシゴシして貼り付けてます。案の定後から部分的に浮いて来てしまいました。必ずスキージを使ってしっかり空気を抜きましょう。
ちなみにEVAシートにはツルツルした面とザラザラした面があり、どちらをタイヤ側にするかに正解は無いようですが、カッティングシートを貼るならやはりツルツルした面なので、ザラザラした方をタイヤ側にしました。
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さて取り付けて行きます。まずはリアから。
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スピードナット(M6用)を半分に折ってネジ山の有る方だけにして、梱包用のビニールテープを貼ります。ボルトの通る部分には十字に切り込みを入れておきます。
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それをリアフェンダーに開いてる穴の裏側にセット。
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M6のボルトで固定します。下側は、コーナンの8穴汎用金具(確か「取付金具 2x15x194 カチオン塗装黒」というやつ)を共締め。奥側は汎用金具とマッドフラップをボルトとナットで固定してます。
ちなみに使用しているのはコーナンの六角アブセットボルトというやつです。色が黒なので目立たないのと、頭に開いている十字穴に適度な装飾性が有るので良く使ってます。
ここでは、フェンダーとの固定用に20mm、金具とマッドフラップとの固定に15mmを使用したと思います。
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奥側はこんな感じ。タイヤハウスとは干渉してません。
たった二点で留めてるので強度にやや不安を感じますが、取り付け後何度も地面に擦ったりしてますが全く問題有りません。
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次にフロント。フロントは、フェンダー後ろ側のタイヤハウスとサイドステップをクリップで留めている穴3つにスピードナットを仕込みます。ここにアクセスするにはサイドステップを外さないといけません。まずクリップを全部外します。
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サイドステップを下から覗くとクリップで固定されてるので外します。
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クリップを全部外してサイドステップを横に引っ張ったら外れます。
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タイヤハウスをめくり、スピードナットをセット。フロントはリアと違い、普通に差し込んで使います。
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タイヤハウスを戻して、サイドステップを取り付け直して、マッドフラップをボルトと汎用金具で固定。ボルトは、上2つが20mm、下のは30mmを使ったと思います。
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そんなこんなで完成!右フロントサイドから見た図。
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右リアサイドから。
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真後ろから。ばっちり下端が水平取れてます。
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右リアサイドからローアングルで。
フロントのSUBARUロゴは殆ど見えません。いいんです。自己満足だから。
リアはもうちょっと高めに取り付けた方がバランス良かったかも。いいんです。後ろに小石とか飛ばしてしまうリスクが抑えられるから。
そんなことよりも、雨の後とか砂利・土の道を通った後にタイヤの周りに付きまくっていた茶色い汚れが殆ど付かなくなったのが最高!
整備手帳にまとめると結構さらっと出来てるように見えますが、実際にはいっぱい事前に検討したり試行錯誤したりしてるので、感慨もひとしおです。
苦労したけどやった甲斐が有ったDIYでした。
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後日談。
出先で駐車場に停める時は気を付けてたんですが、コンビニに寄った時、左側にしか車止めがなく白線も引いてなかったので、下がり過ぎてヒットさせてしまいました。
遠出から帰って来てもう少しで家というところだったので油断したのか、夕暮れだったので目測を見誤ったのか。
当然マッドフラップは外れる…
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ボルトで留めてたフェンダーは割れる……
失意のまま帰宅し取り敢えずマッドフラップを付け直して寝た翌朝、様子を見に来たら何かがおかしい。マッドフラップが地面に近過ぎる。
タイヤがパンクしてました…
マッドフラップが外れた時に弾け飛んだスピードナットがトレッド面にさっくり刺さっていたのです。
補修など出来る訳もなく、まだ沢山溝が残ってたのにタイヤを履き替える羽目になりました。勿論4輪ともです。
高い勉強料を払うことになってしまいました。マッドフラップを取り付けたらマジ車止めに当てないように注意しましょう!
以上、マッドフラップ自作&取付でした。
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