
今日は、昨日の撮影のセレクトをしながらレコードを聴いていました。ファンキー、ディスコパーティって凄いタイトルのレコードがびっくりするくらい良かったです。ジェームスブラウンとかが、吠えてるのですが、笑えました。(笑)当時は良さが解らなかったですね。時が経つと好みが変わったり、良さを再確認することがままあります。
今日は、前に話したと思いますが、レース写真を撮らせたら、世界一凄い写真家、二村保さんを真似て撮った初めてのカットです。二村さんの写真集にカフェの中から窓枠を入れて、外を疾走するラリーカーの写真がありました。これを見た時には、言葉が出ないほどの衝撃を受けました。但馬先生からは、二村さんがレース写真の全てだ。二村さんを越える人は、残念だが、もう出て来ないだろう。え、、、そんな事、無いじゃないですか???
いや、無理だなー。ラリーじゃなくて、レーシングという名前の写真集がある、それを見れば解る。世界中のカメラマンが束になって戦っても勝てないよ。レベルが違いすぎるんだ。生き方もね。
当時は、そんな事は無いと、思っていた、何時か、絶対に越えてみせると、強い意思を持った。それから、、、数十年、あれは無謀な考えだったと思った、二村さんには生涯追いつかない、どころか、差が広がって行く。初めて挫折した。その二村さんが昨年、カメラを置いた。僕には、これ以上悲しい事は無かった。
中学2年、二月の連休、一人で播但線と伯備線の3重連を撮影する為に中国地方を旅しました。布原信号所の二日目は晴れたのですが、お立ち台には、凄い数の人がいました。当時から人込みが苦手なので、反対側の逆光ぎみのポイントで構えました。すると、そこへ、一人のおじさんが来ました。変わった所から撮るねー。、、、、。
ポー、ポッポ。三重連は美しい煙をたなびかせてトンネルに消えた。良かったら、追いかけるけど、行く?っておじさんが誘ってくれた。で、二日間、旅を共にした。彼は、プロのカメラマンだった。ポスターの撮影にやって来ていた。色々と教わった、ポジで撮るんだ。現像は堀内に出して、増感をするとフィルムの抜けが良いんだ。
フィルムは大判を使え。教えを守って、その後はブロニーのカメラ二台にする。
その時は、本当にありがとうございました。お礼も出来ないで、別れてしまった事を後悔しています。
今日は、そんな写真をアップします。
Posted at 2011/01/08 23:09:08 | |
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