
今日は、朝起きたら、雪が降っていました。今年、最後の雪でしょうか?庭に積もる雪を見ながら、そう言えば、この前のカット、良かったなー。とふと思い出したのでした。雑誌、エンジン誌に使われたプロドライブの広告の写真なんですが。エンジン誌は、そうそうたる広告主がいて、そこに入ると、車の広告のレベルは悲しい感じになる。だって、プラダやダンヒル、エルメスですから。自分が撮った写真が見窄らしく見えるのは堪え難い。それが、今回は無かった、、、いや、ちょっと良かったかも。あ、自慢しちゃった。
ロケハン中に、日陰が白かった。お、使えるねー。しかし、良いなーとは思ったが、最初にここを使うと、スタッフに色々と説明するのが面倒だった。汚く見えないですかねー?って言われそうな気がしたからだ。当たり障りの無いカットから進めていく。心の中は、早く雪のカット撮りたい、って思いで一杯だった。お願いだから、雪よ、融けないでくれ。普通のカタログ撮影だと、ラフがきちんと出来ていて、それに沿って撮影するので、中々エキストラカットは、撮れないような状況になっている。ラフの無い、プロドライブだから、こそ撮れたカットです。
さー、撮影に入ろう、廻りはけして綺麗な場所ではない、近くに階段を見つけた、階段を上がって、画面を雪だけになるような高さまで上がってみた。良い、しかし、車を入れると、画面が壊れそうな気がした。車のサイズは入れてみないと解らないからだ。ボディの黒がどう見えるか???逆光ぽい光、氷や雪は、美しいが、、、ボディが黒く落ち込まないか?存在感は出るか?車を置く位置を決める作業、一番気を使う瞬間である、置く位置によって全てが決まってしまうので、ラフに置く事は出来ない。しかし、考えても答えが出るようなものでも無い事は確かだ。画面の中で車の下側に雪の綺麗なトーンが残るように置いてみる。正解、上手く一発で置く事が出来た。こうなれば、後はシャッターを切るのみである。
自然に出来た、風景は作り物には無い強さを感じますね。白い雲から青空が見えているのも、木の写り込みを強く見せる事になっている。天よ、見放さないでくれて、ありがとう。と強く思った瞬間でした。
そんな感じに近い、汽車の写真があったのでアップしますね。
2006.2.11 D51、磐越西線、大雪の中での撮影になりましたが、南極越冬隊仕様のブーツに、ヒマラヤ最終アタック用のウェアーと完全装備。全然、辛くなかったなー。車はスタットレス付きのレガシーと装備が最強でした。昔と比べたら、、、。大木さんの写真集を見る前に、アップしたかったなー。辛い感じ。
大切なネガを触る時だけ、手袋をするようになった、あらさんに教えられたのだが。後で、ネガにカビが生えて後悔するからね。袋を開ける時、あ、手袋と思った。手垢を付けたくなかったから。
そう、大先輩、大木茂さんの写真集、「汽罐車 よみがえる鉄路の記憶」を見ました。素晴らしい。
あらさんに、初めて会った大畑。こんな風景だったんですねー。
トンネルの出た煙が、すーとあって、スイッチバックの駅が見える。
もー、最高。伝説の峠、狩勝、うぉー、これが狩勝なんだー。行きたかったなー。なんて、思いながらページが進みます。みなさん、写真が好きでしたら、是非。
この写真、匂うか、匂うだろう。香川照之。
はい、匂いました。インクの香りが心地良かったです。
このクォリティで、この値段、ありえないです。
下記で、買えます。
http://home.t01.itscom.net/ohki-ph/PhotoKikwansyaPR.htm
Posted at 2011/03/07 17:16:02 | |
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