
トヨタ・ホンダ・三菱陣営の
チャデモチャージと、日産陣営の
ジャパンチャージネットワークが、いよいよ急速充電の有料サービスを開始しました。
当然、この両者は別々の料金体系を取っている訳ですが、1枚のカードで両者のネットワークを使用できないことに対する不満の声を耳にします。
私はこの意見、疑問でなりません。
1枚のカードで両方のネットワークを使用できるということの意味するものは、両者が充電料金について協議することになる訳で、料金をこの2者が談合して決めることができるようになるということに他なりません。
2者の陣営があるからこそ、正常な競争原理が働き、不適切な料金設定をすることの抑止力が働いていると考えるべきではないでしょうか。
しかも両者とも、会員カードを持たなくとも1回あたりの都度料金を支払うことで充電が可能な制度を用意しています。
●リンク⇒
チャデモチャージ非会員料金リスト
●リンク⇒
ジャパンチャージネットワーク料金表(ビジター料金参照)
私は、この事実だけで十分満足しています。
もし、どちらか一方の陣営しか存在しない、もしくは両者が提携していたとしたら、会員カードを持っていないユーザーに対する用意をしない、という選択肢も出てくる恐れがあるのではないかとも思うのです。
1枚のカードで両者の充電器が利用できることのメリットよりも、この両者が競い合うことでより充電器の普及が進むことの方が、EVユーザーにとってメリットがあることなのではないでしょうか。
Posted at 2012/11/06 01:12:43 | |
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