
何気にネットを閲覧していたところ、タミヤ模型からCB750Fourのポリスタイプが再販されていた事に気が付きました。ノーマルタイプの模型は手に入れていたのですが、ポリスタイプはまだでしたので
「かっこいいよなあ、買おうかなあ」
と思案していたところ、ふとある事を思い出しました。
(Тωヽ)
以前のブログで限定解除試験の思い出を述べたのですが、実はその本試験の前に事前審査というのがあったのはご存知でしょうか?要するにナナハンを自由自在に取り回せるか?という事を確認する審査でして、倒れているマシンを引き起こし8の字に押し歩き、最後にセンスタを掛ける事が出来ればOK。こういう風に言うと
「何の事はないじゃん」(゚_゚)
と、思うでしょう?ところがこれで落ちちゃう人が結構いたんですよ。しかも落ちちゃうと半年間受験出来なくなる!というオマケ付き!キャー(≧▼≦)だったので中々侮れない審査でありました。
僕が初めて試験に臨んだあの日・・僕以外にも初めて受験する人が5、6人程いて、まず事前審査を受ける事になりました。当時の僕は金も力も無い美少年でしたが、
「なあにバイクの取り回しくらいちょろいもんさ」(^ε^)
と、車庫の前に集合して待っていました。試験官が受験票を確認すると順番は僕が最後。そして車庫の中から登場したのがどうするとここまでボロくなるのか?という程のCB750の白バイ!しかも!よく見るとタイヤの空気は抜かれており、そのハンドルは東本昌平の漫画みたいにシボラレておりました。
「こっ、これはヤベエ!」Σ( ̄□ ̄;)
と、頭の中に電流が走りました!すると、試験官が無造作にそのCBをガッシャーン!と倒して
「ハイ、最初の人」
と、審査開始。最初の人・・何とかクリアし次の人のためにまたマシンをガッシャーンと倒します。肩でぜぇぜぇと息を切ってます。ちらっと
「どうです?」(@_@;)
と聞いたら
「めちゃくちゃ重い・・・ぜぇぜぇ・・何か・・タンクに入ってる・・シボリハンで手首が痛え・・」(T_T)
との事。
何とか全員クリアしましたがみんなボロボロ。遂に僕の番に・・。倒れたマシンを引き起こしますが、両手でハンドルを持って起こすのは無理だな、と思ったので左手でハンドルを、右手でリアバンパーを持ってヌオーっと心で叫んで持ち上げました。いやあ・・あり得ないくらいの重さ。タンクに砂が入ってるとの噂ですがあながちウソではないみたい。そして8の字押し歩きに入りますがタイヤの空気が抜けていてゴフゴフと音を立てます。しかもしかも、そこは何故か上り坂になっていて押し歩くのでは無理。
「はあ、つかれたべえ」(;^_^A
なんてひと休みしたらハイおしまい!ほとんど押し走る勢いで何とかクリア。最後はリアバンパーを引っ張りながらスタンドを踏みつけてセンスタもクリアしました。皆と同じく肩で息をしましたが、無事に終了出来たので安堵感に満ちました。しかーし!その直後に悪魔の声が・・
「あーチミチミ、最後のチミ。このバイクを車庫の中に置いてきてくれんかね」゚+。(*′∇`)。+゚
今度は
「ヌオー(`´)!!」
っとほんとに声に出して押し歩きました。ちなみにその日の初本試験は急制動で終わりました。
はい。(´Д`)
そんな思い出のあるCBポリスですが、もし模型を買ったら一旦倒してひょいっと起こしてみたりして。いや、是非やってみたいです。
(T∀T)/~

Posted at 2011/06/21 22:23:30 | |
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