キャリア取り付け　inno　IN-XR/TR115流用　その2

それからつや消し黒のスプレーを吹きました。まあ、ウチにあったもので適当に塗装したってだけです。しないよりいいでしょ。

出来たナットプレートを車体に取り付けます。M6ボルトは溝の中心についてませんが、ナットプレートの穴はΦ8.5ぐらいあるので、嵌ります。溝の幅もナットプレートより広く、簡単にはまります。固定はSUSのM6ナット＋スプリングワッシャです。

ナットプレート両脇のボルトの位置をけがいて、ルーフモールに穴を開けます。木板をはさんで、脚立に乗って左足でルーフモールを押さえ、ドリルで突きました。ルーフモールは1mmぐらいの厚さの樹脂でコーティングされてます。チャンとポンチ打たないと、ドリルの刃が金属部分に達したときに刃先がブレます。ポンチ打つと多少凹みますが、気にしない。

モールの裏側はこんな風になってます。穴がちょうどカエシの部分にかかります。これが問題なんだ。
というのも、このままルーフモールを戻すと、ナットプレートの間には10mm近くの隙間が出来て、そのまま取り付けネジを締めこむとスプリングワッシャが締まる前にモールが変形するだけになってしまい、きちんと取り付けられないような気がします。そこでスペーサを検討したのですが、ごらんのようにモール裏側がヘンな形状なので、単なる板は使えませんでした。

そこで、スペーサとしてM8ナット(t=8mm程度)に、ワッシャ(t=1mm強)をアロンアルファでくっつけたものを用意しました。高さ10mmぐらいのスペーサが用意できる人はそれでいいと思います。

このM8ナットのスペーサがはまるように、モールの裏側のカエシを破壊します。ニッパでカエシになっている部分を切り、ラジペンでひねりちぎりました。結構硬い。超雑な加工ですが、外から見えないのでいいとしよう。ルーフモールは多分鉄なので、錆びると思いますが、防錆処理はしてません。錆びたらさびたでいいや。いいのか？

スペーサをナットプレートにおいてモールを戻すとこんな風に見えます。穴からはSUSのM8ネジが見えますがここにつけるのではありません。あくまでもタダのスペーサです。ねじ込むのはこの下にあるナットプレートのM6タップです。

IN-XRのベースユニット(本体を引っ掛ける金具で、ナットプレートにネジ止めする）をネジ止めします。TR115やIN-XR付属のネジでは長さが中途半端で、結局別途M6×20のSUSネジを買ってきました。ベースユニットの方向に注意してネジ止めします。そのあと、ルーフに養生用の透明シールを貼っておきます。