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自転車なら自動車の工具があれば十分！
意外とそうでもない。

専用工具は勿論だが、自転車が趣味でない限り一度しか使わない工具も多々ある。
そこでクランク周りは代用ツール

もう数十年前だがPB品で何処は不明だが一回り大きいサイズのものをチョイス
咥え部分の焼きが意外としっかり入っており、クランク等の熱処理品でも逃げずにフィットする。(注:仕上げが荒いから素手での怪我には注意！だが、そこが良い点でもある)

柄の部分もミラーツール並みの焼きで、しっかりした強度と粘りで咥えた物の噛み具合が分かる感覚だ。

正直これは想定外の名も無き名品

十数年使ってアジャスト部分が磨耗してきたが、かなり無理した事もあったので普通用途では無問題

この頃の出始めのPB工具は良いものが多かったと今更思う。























ただし、PB物は焼き甘や焼き過ぎの傾向もあり、当該品は何方かと言えば焼き過ぎなので壊れる時は力加減に関係なく予期せず折れる。(其れが疲労破壊の恐怖)

その兆候は非常に掴みにくいが、音(響)が微細に濁る。
その頃が寿命で予備(素材)工具へ転換時期とも言える。

こればかりは、幾多の工具を握り手や耳の感覚を研ぎ澄まし経験値で修行を積まないと分からない。

プロでも手袋で分からない人は多いし、アマチュアでも素手で解る人もいるミラクルワールドだ。