10/15は鉄道の日。全国各地でイベントも開催された様ですが、
今回敢えて再びこのネタでupしたいと思います。
昨年9月の台風17号で北海道は甚大な被害を受けました。
特に道央と道東を結ぶ道路と鉄路が寸断され、
現在もR274日勝峠は通行止めで今月末に開通予定、
根室本線、東鹿越~上落合信号場間は運休のままです。
画像のぽっぽやのロケ地で有名になった幌舞駅こと幾寅駅。
現在は運休区間の為、列車で訪れる事は出来ません。
今月、その幾寅駅のご当地入場券が発売になったので、被害状況を確認してきました。
まずは第4落合トンネル上落合信号所側。沢山の倒木と鉄道施設が線路を覆っています。
現在工事は凍結中なので、そのまま放置されています。
落合駅近くの第1ルーオマンソラプチ橋梁には流木等が堆積したまま…
落合駅はいつもの佇まいですが、線路は既に錆びてしまい、草も生え放題です。
この春にJR北海道が発表したこの区間の復旧に掛かる費用は10.4億円との事。
既に仮復旧されてる箇所もあり、費用のメドさえたてば、
開通のハードルは日高本線より高くないと思われます。
但し、この区間は昨年JR北海道が発表した、
「当社単独では維持することが困難な線区」に含まれており、
この費用をどこが負担するか?が決定しておらず、放置されています。
今月末、復旧する日勝峠の復旧費用は277億円だそうです。
現在は道東道で代替輸送をしていますが、軽車輌が通行出来ない事や、
この無料区間の料金を節約する為に、一旦ICで降りてUターンする車が絶えず、
事故の原因にもなっているそうです。
今後も必要な国道の為には300億円近い税金が投入され、必要のない線路には投入出来ず…
話は少しそれますが、先日開通した十勝オホーツク自動車道の足寄~陸別町小利別間にも
300億近い税金が投入されましたが、この費用があればふるさと銀河線が100年存続出来ました。
今年も「廃線男子」を通じて、鉄道の無くなった生活の実態を知りました。
廃墟となった街、あるいは鉄道があった事が忘れらている街…
やっぱり北海道にはもはや鉄道は不要なのかもしれません…
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鉄道部 | 旅行/地域
Posted at
2017/10/16 06:20:42