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今日は仕事で茨城県の神栖市（鹿島市の隣）に向かう途中の出来事です。
会社で昨日購入したポリタンクに水を入れて、６時半ごろ会社を出発。
途中の蓮田ＳＡで朝食を取りました。

食事を済ませ、いざ出発というときに１台の白い軽自動車が目に留まりました。
ツヤの無い外装＆所々に雪国特有の錆が。
荷物が満載された後部座席。

狭い車内には、中学生ぐらいの男の子とその母親、そして荷物で一杯の後部座席にはおばあちゃんが寒そうに座っていました。
気になってナンバーを確認すると「岩手」の文字が。
次の瞬間、暖かいお茶を手に声をかけていました。

「これ受け取って下さい。」と声をかけると驚いたような表情を見せ、
「良いんですか、私たちだけ受け取って」とお母さん。
「大変な思いをされたんですから、貰って下さい」と答えました。

やっと引越しできるようになり、持てるだけの荷物と共に神奈川へ向かう途中との事。
道中の無事を願いながら別れました。
無事に着いているといいなぁ。

お母さんの「私たちだけ」という言葉に考えさせられました。
ちょっとだけ笑顔を見せてくれたおばあちゃんの顔が忘れられません。

基本ケチな自分が何であんな行動に出たのか分かりません。
ＡＣ効果？かもしれません。
偽善？そうかもしれません。
でも良いんです、後悔していませんし。

神栖市の様子はまた明日にでも。