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今からちょうど２０年前のお話。
ワタシはフ〇ＴＶのＦ１中継に釘付けになっていた。

「アイルトン・セナ、レース中に事故死」

衝撃の映像でした。

クラッシュしたマシンのコックピットの中でピクリとも動かないセナ。

空撮？の映像で一瞬だけ頭が動いたのを見て、

「まだセナは生きている!!」

と思ったのを今でも鮮明に覚えています。

しかし、残念ながらセナは帰らぬ人となってしまいました。

前日の予選でローランド・ ラッツェンバーガーが亡くなり、

嫌な空気が流れていた中でのレース。

まさかの展開。

数日後、友人と一緒にホンダの青山ショールームに顕花と記帳をする為に出向きました。

当時はウイリアムズ・ルノーのドライバーでしたが、

ホンダの粋な計らいでショールームにはマルボロカラーのＦ１マシンが飾られていました。

どちらかと言えば嫌いなドライバーでしたが、彼がもう居ないと思うと自然と涙が溢れました。

翌年、縁あって鈴鹿にＦ１を見に行きましたが、やはりセナの居ないＦ１は何か物足りない感じでした。

あれから２０年。

安全性を求め、死者が出なくなった反面、レースの醍醐味も薄れてしまったように感じます。

色々思うところはありますが、今はセナが天国から笑顔で見守っていてくれることを切に願います。