Idle Air Control Valve Motor options
左上はIACVの種類を設定します。
IACVの種類はわからなかったので調べてみましたが、PWM制御の場合は電気信号の通電している時間(デューティー)を変化させてバルブを駆動させているので配線は2本、ステッピングモーター型の場合は複数のコイルが必要なので配線は4本(以上?)のようです。
S1エクシージのIACVの配線は2本ですので、PMW制御になりますが、S1エリーゼやRover KのS2エリーゼの配線図を見たところ、こちらは4本なのでステッピングモーターになっているようです。
左中のPWM制御のバルブの場合のセッティングは写真のようにします。
Min. duration 0で通電無し→バルブ全閉、Max duration 100でずっと通電→バルブ全開ということになると思います。
S1エリーゼやRover KのS2エリーゼはステッピングモーターなので設定の必要はないと思います。
左下はステッピングモーター型のバルブの場合の同期のセッティングで、S1エリーゼやRover KのS2エリーゼでは設定が必要だと思います。
PMW制御のバルブの場合はおそらくソレノイドタイプのバルブだと思いますが、通電していない時は初期位置に戻るようにスプリングなどが内蔵されているはずなので、イグニションをオフにすると自動的に初期位置に戻りますが、ステッピングモーター型のバルブの場合はイグニションをオフにするとモーターの位置が、すなわちバルブの位置が前回の状態のままで保持されるようです。次回エンジン始動時にバルブがK6で設定した始動時の位置になるように、Re-sync at key-onにしておいたほうがいいのだと思います。
ここまで設定できたらスロットルポジションセンサーの最小値と最大値の実測値を設定します。
"Setup"メニューから"Throttle Position Sensor"を選択し、OKをクリックして画面の指示に従います。アクセルを全開にして閉じるように指示されますので、全開・全閉にするとスロットルポジションセンサーの最小値と最大値が取り込まれます。
わたしの場合は123~912でした。
この数値は"ECU configuration"メニュー→"Throttle position sensor calibration"で確認できます。