2023年12月15日
青森公演、というか研修会は
とても思い出に残った
研修時は公演時に歌う替え歌や
振り付け、セリフ覚えに全集中のため
何も内容を覚えていない
どんな研修だったかも、いまだに思い出せない
研修会が終わり、皆宿の部屋に帰る
すぐに劇団員は宴会場に集合し
リハーサルが行われた
ひとしきりリハーサルを終えると
幕の外には研修会参加者が揃って
公演の開幕を待っていた
さっきまで真面目な話をしていた
講師や本社役員などもいる
ええっ？こりゃ本格的じゃん
幕が上がると団長が挨拶し
挨拶が終わると同時に公演スタート
スタッフの絶妙なタイミングで
オープニング曲が鳴る
幕の袖口で団長が私に合図をする
私はプレスリーの格好で
ステージ中央に躍り出た
眼前に本社役員
マジかと驚く間もなく歌いだす
こうして私は社内劇団初公演の
舞台を踏んだ
Posted at 2024/03/06 12:54:26 | |
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日常
2023年12月14日
ねえ、ポンコツくん、趣味は？
私はこんな趣味誰も気に停めないだろうと
思いながら、「演劇」と答えた
すると周りにいた参加者から歓声があがった
青森メンバー6名全て社内劇団員だったからだ
研修会と称しておのおのが出張申請し
集まったメンバーが、実は研修会後の
懇親会出し物で公演をするという
劇団公演だったわけだ
1人の先輩が大きなバッグから
プレスリーの衣装を出してきた
もう、役が決まったね！
いきなりオープニングダンスを歌う
インチキプレスリー役が決まった
なんなんだ？この人たちは？
皆仕事に関してはベテラン
それもメンバーは抜きん出たやり手ばかり
そんな人たちが結成した社内劇団
段取りからセリフ覚え
立ち位置からダンスの振り付けまで
素人劇団とは思えないほど
スムーズに段取りをする人たち
1人細々と、目立たない社会人生活を
送ろうと思っていたのに
この出会いと公演でイッキに社内に
名を轟かせてしまう事になった
Posted at 2024/03/06 12:46:36 | |
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日常
2023年12月13日
社内劇団の話
私が入社して１年が経とうとしていた頃
私はまだ他支店の方々と
会った事がなかった
特に目立って自分をアピールしても
しょうがないか。という今の若者的な
考えでいたからだ
ところが急に青森に出張に行く事となった
これが運命を変える事になろうとは
県内から7名の社員が出張だった
道中の電車内
私は特に皆と積極的に仲良くなろうとは
せず、社員たちの椅子から離れた席に
座り、ウォークマンを耳にし
本を読んでいた
そこへ他支店の女性先輩が隣に来た
ポンコツくん、あっちでみんなと
話さない？みんなポンコツくんのこと
いろいろ聞きたいみたいよ
当時の先輩は50くらいだっただろう
茶髪だが背筋がピンとしてスマートな体型
宝塚出身と言われてもおかしくない風貌だった
あ、はい、今行きます
私がウォークマンを外していた矢先
先輩は車両の前の席へツカツカと
歩いて行った
その先には社長風の男が葉巻を咥えて
タバコを吸っていた
ちょっと、電車内でしかも葉巻なんて
煙たくて仕方ないんですけど！！
気がついたら先輩はその男に対して
捲し立てていた
始めはムッとし「なんだあー？」
と言った男だったが、相手は女性
ド正論を正面から言われ、急に怯んだ
すまない
そう言ってタバコの火を消して
その場を立ち去った
さ、ポンコツくん、行きましょ
その人こそ
社内劇団初代団長であった
Posted at 2024/03/06 12:37:31 | |
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日常
2023年12月12日
かんぱーい
そしてスタート
愛して〜る♩（愛してるー）
カヨコ〜🎵（かよこー）
愛してるー🎵（愛してるー）
ほんとにー♩（ほんとにー）
愛してるー（愛してるー）
いつーまでもー
長い、あーいだー、お疲れでしたーー🎵
アハハハハ！
ウヒヒヒヒヒ！
泣きながら喜ぶ先輩
そして一緒に肩を組んで歌い出した
さすが女優
手拍子をし、肩を揺らし
座りながらも上半身で踊っていた
何を隠そう退職する先輩が1番
よく喋るし、明るくて
そして仕事ができた人だったから
私にとっては入社時から
ずっと可愛がってもらった
そして目標にしていた先輩だけに
この送別会は楽しくもあり
寂しいものだった
ポンコツくん〜、やってくれたねえ！
おもっしぇかったてー〜♩
目に涙を溜めながらも
満面の笑みで話しかけてくる
やばかったが堪えた
帰りの電車を待つ間
待合室からずっと手を振り続けてくれる
先輩たち
つくづく良い先輩たちに
巡り会えたと思った夜
Posted at 2024/03/05 12:55:07 | |
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日常
2023年12月11日
退職予定の先輩には
もっと遅い時間を設定
私たち3人は早めに居酒屋に着き
テーブルで練習
乾杯、退職おめでとう
の、合図で私が歌い出す
それに合わせて先輩2人が合いの手を入れ
サビを皆で歌う
最後に前もって用意したケーキを出す
というドッキリ
ケーキはお店の人に渡しておいて
合図とともに裏でローソクに火をつけ
運んでもらうという計画
やばい
これだけの小規模なドッキリなのに
緊張してきた
トイレに行きたい
行こうかどうしようか迷っていると
退職予定の先輩到着！
お腹ピーピー状態な私が繰り広げる
お涙ちょうだいドッキリショーが
幕を開けた
Posted at 2024/03/05 12:45:08 | |
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日常
