2025年10月29日
私の団体ホームページを見つけたようで
市内の小学校先生からメールが届いた
自分のクラス小学4年生クラスの子どもたちは
歌が好きな男女とも仲がいいクラス
今回父兄の皆さんが共同でミュージカル演劇を作成した
歌の部分は地元の音楽家に頼んで指導を願った
演技の部分で指導してもらえないか
との事だった
で、本日時間休暇を取って学校に行ってきた
駐車場に行くと「講師の先生駐車用」と書いてある
玄関に行くと、副担当の先生と担任の先生が出迎えてくれた
早速体育館に行くと、子どもたちが私を見る
まちなかの小学校なのに1学年20名程の小さなクラス
20年前は何クラスもあっただろうに
いまは空き教室が目立っている
でも子供たちの目は、都会じみておらず、澄んだ目をしていた
「市内で演劇をしているポンコツと言います。
過去にテレビや映画にも出た事があるよ。
今日は本物の演技指導するから、みんなよろしくな」
わあ、すごーい。先生すごーい
「ではまず始めにプロの俳優さんがやっている発声方法
腹式呼吸を教えるね。腹式呼吸と言っても、キメツみたいに
ものすごく訓練しなきゃいけない呼吸法じゃないよ
みんなが自然にやっている呼吸法。人生の半分くらいは
無意識にしているよ。」
「みんなちょっと寝てごらん。寝ながら息を吸うと
お腹の方が膨れるよね。これが腹式呼吸。
でも立って息を吸うと胸の方が膨らむ。これは肺呼吸。
寝ながら『お母さん、リモコン取って』と言った方が
響いて遠くまで届く声になるんだ」
じゃ、やってみよう!
1,2,3,4,5と言うから息を吸う。5の場所で息を止める
その時お腹が一番膨らむように吸ってね。はい!で一気に吐く。
じゃあ次は立って、いまの呼吸法で声を出そう。
おへその下指三本下に「丹田」というツボがあるんだ
ここを意識しながら「あ」「あ」「あ」と、
お腹から元気玉みたいな「あ」を前にぶつけよう
こうした練習を5分ほどやった
その後喜怒哀楽の4パターンの表現をポーズで演じる訓練をした
これをやると恥ずかしさがある程度消える
その後子どもたちに「通し」をしてもらい
一連の動きや演技をチェック
全体的に「ダメ出し」をして、緩んだシーンを繰り返し稽古し
間を詰めた
これでもう1時間経ってしまった
子どもたちは楽しみながら、そして私の指導を真剣に聞いて
稽古してくれた
通しを見て思ったのは、みんな歌が上手い
これだけでも感動する。そのつなぎ的役目を果たすのが芝居
これもキチンとすれば素晴らしい舞台になると思った
「ポンコツ先生、どう?プロの呼吸法になってる?」
みんな生き生きとした顔で私に話しかけてきた
演劇指導って、教育にも役立つのね
やっていて良かった
Posted at 2025/11/17 17:04:27 | |
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