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演劇仲間で都内で活躍している
人がいて、その仲間が我が県にも
公演に来るという

しかも我が県の役者数名使っての
本格演劇

となれば行くしか無い

公演の内容は、外国脚本を友人が
日本語に翻訳し直したもの
その翻訳も現代風の言い回しになっており
外国特有の英語っぽい日本語会話みたいな
違和感が全くなかった


何より素晴らしかったのは
役者同士の言い争いや会話が
とても自然な間で、ちょっと演出をかじった
私はいつも他の人の公演をみると
その間が微妙に不自然であったり
え？いまセリフ飛んだ？
みたいな間であったりと
ツッコミどころが出てくるのだが

この芝居には一切無かった

役者は舞台上に存在する
生き物であって、そこで展開される
ドラマは舞台上では現実なわけで

その現実世界を生きていると
感じられる役者たちだった

友人の演出技法は特殊だ
その人の経験、人格全てを別の場所に置き
だだ役になりきる
といった演じ方
古くはロシア演劇から流れアメリカで
固まって今や世界中で使われている
役者育成法らしい

昔自分の劇団員にもっと怒れと言ったら
そんなに怒った事ないから怒れないと
言われた

つまり地方劇団でぬくぬくと芝居だけ
打っていたら、こーゆー役者だけ育つってことがわかった

というか、県内の役者
後者ばっかだなー
と、反省した公演でした

素晴らしい舞台を見ると
やる気出るなー！