2025年12月13日
この失敗談も大学時代の話
バイト仲間と飲みに行ったクリスマスの夜
彼女もいない連中との飲み会は
楽しくもあり、寂しくもあった
1次会の帰り、カラオケに行こうとなり
カラオケボックスの前で順番待ちをしている
女の子2人に声をかけようということに
みんなでじゃんけんするが私が負けた
「あ、あの。これ。ナンパなんですが」
驚く2人
推定20代前半のOL風女子2名は、
私のドストレートなナンパに驚き、笑った
「学生さんでしょ?若いね。
面白そうだから、一緒に遊んでいいよ」
男4人とOL2名は、カラオケボックス隣にある居酒屋に
そこでどんなに騒いだか覚えていない
テンションの上がった男どもに潰されたから・・・
気付くと家の布団だったが、ひとつだけ覚えている事があった
OLさんの一人、ロングヘアでウェーブのかかった
峰不二子風の髪形をしたお姉さんと仲良くなり
翌日休みだから遊びぼうと約束をした
一人暮らしをしていてロクなもん食べていないだろうから
料理を作ってあげる
と、私のアパートに来てくれることに
ベッドから飛び起きると、もう約束の時間まで1時間ない
あせって部屋を片付けたり身だしなみを整えていると
どうも・・・体調が悪い
昨晩酔いつぶれて寝てしまい、風邪を引いたようだ
色っぽいOLお姉さんが、自分の部屋に来てくれるという
千載一遇のチャンスに。。。この体調とは
なんたるう不運
かといって風邪ひいたからと追い出すわけにはいかない
ダルイ身体をひきずって部屋を片付けていると
ピンポーン♪
OL姉さんが来た
昨晩とはうってかわって、薄手の白いカーデガンを着ている
胸元がブイ字に開き、首もとにキラリとした石が光っていた
部屋に入るなり、男臭い私の部屋は
瞬時にフローラルな甘い香りで充満した
まさに大人の女
お茶とお菓子を出し、昨晩のことを話していたが
ことのあろうに、私は具合が悪化、テーブルに突っ伏して倒れてしまった
「ど、どうしたの?大丈夫?」
お姉さんに介助され、ベッドに寝かされ額には濡れタオルが
「寝てなさい。ご飯作ってあげるから」
風邪薬を飲み、姉さんの料理を作る音を聞きながら眠りについた
約1時間後・・・
眠りから目覚めると
テーブルにコロッケやサラダ等豪華料理が置いてあり
書き置きがしてあった
「ポンコツくん、今日は風邪ひいたみたいだから、帰るね
料理冷めていたら、チンして食べて。
またね」
部屋に残るコロッケとフローラルの匂い
その後OL姉さんからの連絡は・・・無かった
冷めたコロッケをほおばると、いつもこの時の失敗を思い出す
Posted at 2025/12/19 18:41:53 | |
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