2023年09月30日
総観客数270名
地元団体としては過去最高だろう
劇場から出てくるお客さんの顔を見て
公演成功を感じた
良いものを見た後は目の瞳孔が開き
生き生きとした顔で出てくる
とりあえず、私の役目は終わった
しばらくはダラダラと
過ごしたいと思ってしまう
Posted at 2023/11/27 12:54:54 | |
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日常
2023年09月29日
朝8時劇場前に集合
楽屋に入りすぐに着替え
そのまま舞台裏に行くと
制作さんのお父さんが待機しており
大道具を搬出、舞台脇に移動
その他小道具を舞台脇に運び入れ
そうしているうちに舞台上に平らな台を置き
位置を決めて次々と配置
その上にカーペットを敷くのだが
ズレないように両面テープを貼り
綺麗に貼り付ける
それができて初めて大道具、小道具が置かれ
舞台が出来上がったところでお昼
制作さん用意のお弁当をかっこみ
昼からは照明、音響の調整
これは演出が舞台に貼り付いて
照明さんに指示を出し明るさや
当たり部分を支持しなければならない
音響も、大きさをいろんな席に行き
音量を確かめる
やっとそれが終わると今度は
テクリハ
テクニカルリハーサルの略で
オープニングムービー、音響、照明
全てのテクニカルな部分がスムーズに間違いなく
行くかテストの繰り返し
それが終わるともう夕方
役者たちが集まり、衣装に着替えて
ゲネ
という本番と同じ通しをする
なんとかトラブルなくゲネが終わる
よし!大丈夫だ!
そう思いながら劇場を後にしたが
スタッフとの打ち合わせがあり
家路についたのが午後11時
1日が5秒に感じた
Posted at 2023/11/27 12:50:33 | |
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日常
2023年09月28日
最後の通し稽古
3連続稽古で役者たちは疲れているはず
にもかかわらず、役者たちはキレよく演じていた
地方TV局からの取材(カメラ)も入った
公演後夕方のニュース番組で特集したいので、
通しすべてを撮影してくれるとのこと。
大勢の人が見ているわけではないが
カメラの向こう側に大勢の見ている人たちがいるというだけで
アドレナリンが出るのだろう
これを本番にしてもよいと思えるほど
役者たちは良い仕上がりを見せてくれた
最後にダメ出しをする
といっても、悪いところはなかった
そのためこれまでのお礼を述べた
「10年ぶりの演出をすることになって
最初は思い出しながらやっていたので、みんな私の演出に
戸惑ったことがあったと思う。
これまで3か月程こんなポンコツ演出についてきてくれてありがとう
今日の稽古でこの作品は演出から離れます
すでにこの作品は、私の自信作になりました
あとは本番、思いっきり演じてください」
少し涙ぐみそうになりながら、思いを伝えた
役者たちは私の話を聞きながら、うなづき、顔を上げ
全員が私を見つめた
その目がとても生き生きとして、やる気に満ちていた
この顔が見れた時点で、公演の成功を確信した
作品は巣立った、あとは思い切り羽ばたくだけだ
Posted at 2023/11/14 12:55:14 | |
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2023年09月27日
どんな公演にもハプニングは付きものだ
これまでハプニングが起きなかった公演は・・・ない
舞台には魔物がいる
これはどの劇団の役者も口をそろえて言う
「あるある」だ
例えば
これまで一度も間違わなかった、完ぺきだったシーンで
セリフが抜けたり、登場のタイミングを間違えたり
この例えは超あるあるだ
そして今回のハプニングは
公演3週間前に、役者がコロナに。でもまだ日程に余裕があったおかげで
無事に復帰してシーンを遅らせることなくできた
次に、昨日。役者が腰を出した。
いや、ちょっと前にやばかった腰が日々稽古の疲れのせいで
「ぶりかえした」といってよい
完全にギクッといったらしい
そのため、今日の通しは「腰痛かばいバージョン」で演じてもらった
どんなまじめなシーンでも、ゆっくり腰を下ろし、ゆっくりと立ち上がる
椅子に座るシーンは座らず、片膝をつけ背筋を伸ばしながら演じていた
それはそれでなんとも滑稽で、面白かった
いや、これが本番なら本編は台無しだ
本番に起きたら大変なハプニングが
3日前に起きたのなら、ある意味ラッキーと見たほうがいい
そんな幸運に見守られながら
明日最後の稽古に臨む
Posted at 2023/11/14 12:45:44 | |
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2023年09月26日
残すところあと3回しか通しができない
前日は仕込みとゲネという本番と同じ設定での通し
つまり仮の本番だからだ
ここまでくると「ダメ出し」という演出的修正はできない
つまりあと3回の通しを見て、演出をつけて終わり
最後の稽古で演出から離れた「作品」となる
これまで毎日のように稽古を見てきたわけだから
自分の手から離れ「巣立つ」のは寂しくもある
あと3回と思えば思うほど、寂しさは募る
今日の通しは良かった
なぜなら1日稽古を休んでからの通しだったから
みなさん日々の仕事を終えてから、稽古場に集まり
肌寒くなってきた季節にもかかわらず
汗だくで喜怒哀楽を演じるのだ
それが毎日続けば疲れはたまり、それが演技に出てしまう
例えば役者同士のセリフ回しがぎこちなかったり
言い合うシーンでもゆったりとしてしまう
お互いの緊張感を共有しないと、シーンとして成り立たない
本番前日は何としても役者を休ませたい
稽古後も演出、制作、舞台監督は打ち合わせ
深夜のファミレスで黙々と、それでいてイソイソと作業をする
こうした裏方の仕事があってこそ、華やかな舞台ができるのだ
そんな日の目を見ない裏方仕事、結構好きだな
Posted at 2023/11/14 12:37:51 | |
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日常 | 日記