Volo VP12取り付けとパワーチェック

US製の燃調用サブコンのVolo Performance Chip VP12 です。

本体に複数の燃調マップがあり、キャリブレーションを行なうことで、最適なマップを選ぶようです。
購入したのは、TTの2012モデル用です。TTは、1.8Lと2.0Lがありますが、モデルに合わせた複数の燃調マップが予め入っているようです。

取り付けですが、通常OBD2コネクターの配線に割り込ませて取り付けますが、後で外せるようするのと、VCDSでパワーチェックができるように、雄雌２つのOBD2コネクターを別途購入して、VP12に配線しました。

VP12にマジックテープを貼り付け、OBD2コネクターの近くにとりつけました。

OBD2コネクターに差し込んで、エンジンを掛け、エンジンが十分に暖まった状態で、リセットボタンを押して、キャリブレーションを行います。

さらに120マイル（約193ｋｍ）走ると学習して、燃調を最適化するようです。今回は、約150ｋｍ走った状態でパワーチェックを行いました。

今回は、はじめにVP12取り付けた状態でパワーチェックを行ない、次に外して、比較を行いました。

* 測定日の気温は、28℃です。
*　エアコンは、オンです。

緑線がVP12取り付けた状態で、黄線が外した状態のトルク曲線です。

外した状態は、エアフィルターを純正交換タイプのSIMOTAのものに交換してあり、プラグもNGK Premium RX BKR6ERX-P に交換してあります。

2000-3000ｒｐｍと4000-5000ｒｐｍで差がありました。
2000-3000ｒｐｍでトルクが太くなっていますので、乗りやすくなりました。また、4000-5000ｒｐｍでも太くなっていますので、回すと楽しいです。

最大トルクは、以下のとおりです。
取り付け前　：　319.6Nm/4240ｒｐｍ
取り付け後　：　334.3Nm/4400ｒｐｍ

トルクと回転数から馬力を計算しました。
トルクと同様、緑線がVP12取り付けた状態で、黄線が外した状態です。

同様に2000-3000ｒｐｍと4000-5000ｒｐｍで差がありました。

最大馬力は、以下のとおりです。
交換前　：　220.6ｐｓ/5080ｒｐｍ
交換後　：　224.0ｐｓ/5120ｒｐｍ

補足です。

2週間前にエアフィルターを交換してあり、2週間でECUが学習したと思いますので、学習前後のトルクの比較です。

赤線が学習前（交換直後）で、黄線が学習後です。
5000rpmまで、トルクが太くなっていることが分かります。

最大トルクは、以下のとおりです。

学習前　：　307.4Nm/4400ｒｐｍ
学習後　：　319.6Nm/4240ｒｐｍ

*　交換直後の気温が、30℃でしたので、完全な比較になりませんが。

パワー曲線です。

トルクと同様です。

最大馬力は、以下のとおりです。
学習前　：　219.6ｐｓ/5840ｒｐｍ
学習後　：　220.6ｐｓ/5080ｒｐｍ

最大馬力の発生回転数が下がりました。