製造時の組立不良が原因で、ブレーキパッド寿命3割減!
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) ![](/images/icon_difficult_on.svg) 中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
もう、十年ほど昔の話しですが、今さらのアップです。
七万Km走行くらいの頃、走行中に、右前輪のあたりますからブレーキパッドの摩耗センサーが触れて「キーッ」と言う音が鳴る様になってしまいました。
新車購入時からはじめてのブレーキパッド交換で、最寄りのジェームスで前輪左右のブレーキパッド部品代交換工賃込みで、一万円だったかな?
で、リアのブレーキパッド交換は、十万Km走行の頃、車検時に実施。
前輪のブレーキパッド、二回目の交換は、14万Km走行の頃、車検入庫中に、民間車検工場から「右前輪のブレーキパッドだけが減っている」との連絡があり、仕方なく左右前輪同時にブレーキパッド交換を実施。
21万Km走行の頃、ふと気づくと右前輪の方から、ブレーキパッドセンサーの音が鳴り出したので、予め入手しておいた前輪用のブレーキパッドをセルフで交換作業を実施していて、本題の「製造時の組立不良」を発見。
そのパーツが、図の 47769「シリンダ スライド ブッシュ」でした。
自分で前輪用ブレーキパッドの交換作業をするに当たり、前回の前輪用ブレーキパッド交換時に車検工場から告げられた「右前輪のブレーキパッドだけ異常に摩耗している」との情報が気になっていたので、ブレーキパッド交換作業のついでに、原因探求です。
キャリパーをばらす過程で、二本のスライダー部分を引き抜くと、一方には「スライドブッシュ」がきちんとついているのに、もう一方には「極々細くて捩れた黒いゴムのリング」の様なモノの残骸か付着しているだけでした。
スライダー部分を抜いた穴を、ブレーキクリーナースプレーで吹いてみると、摩耗して破片になった「シリンダスライドブッシュ」の破片が出て来ました。
この状況から、過去二回の右前輪のみのブレーキパッドの異常摩耗による短命なブレーキパッド寿命となった原因は、製造組み付け時に、スライドブッシュが捩れた状態で取り付けられていた為に、キャリパーの戻りが悪く、右前輪のブレーキパッドをズーっと、引き摺りながら走行し続けていた状態だったと判明しました。
で、この時は、実家暮らしだったので、父親のクルマを借りて、クルマで十数分の場所にあったトヨタ部品共販に行って、数十円しかしない、この「シリンダスライドブッシュ」を購入し、キャリパーを再組立してブレーキパッド交換作業を終わらせました。
その後の、前輪ブレーキパッド交換は、30万Km走行の頃の車検実施時ブレーキパッド交換まで、問題なく走行できました。
2
その部品のパーツリストです。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連リンク