フロントドライブシャフト交換

もうパックリ。ドライブシャフトのインナーブーツが切れてます
いや、切れてる言うより無いですw
ブーツリペアキットはざっくりで5千円。
しかもインナーだとドラシャ抜かないと交換出来ないんじゃ…
新品ドラシャは9万円。
リビルト品は1万7千円。

ブーツは消耗品だし、一個切れたなら他もそのうち来る！
って事でまとめてリビルト品に交換することにしました。

フロントタイヤ外し
フロントジャッキアップ
まずは左側から交換します
ドラシャ先端のコッター(割りピン)を抜きます
コッターとったら32mmのナットをインパクトで外します
ロアアームのナット(19mm)を外します
ナックルとのロアボールジョイント部分のコッターを抜き、ナットを外します。

タイロッドエンドのジョイント部分のコッターを外してナット(19mm)を外します。
邪魔だったら写真にあるタイロッドエンドガードは外しても良いかもしれません。

バイーーーン！！！って吹っ飛ばないように、ウエスでドラシャとタイロッドエンドを軽く縛り、タイロッドエンドリムーバーでタイロッドエンドとナックルのテーパー部分を引き離します。

テーパーの効きが良くて、なかなか外れず。最後はナックル側をハンマーで叩いて振動で外れました。
外れた時は随分バイーーーン！！！て取れてビックリw

まだドラシャはローターに刺さったままなので、ブレーキローターの外周の溝？に回転方向を考慮してマイナスドライバーを刺します！

そしたらドラシャのデフとの繋ぎ目のフランジを外していきます
(六角穴付きボルトだけど対角10mmのボルト)
マイナスドライバーを刺して回転しないように止めながら緩めていくので、何回も刺したり抜いたり回したり…を繰り返します。

あまりフランジのボルトが太い場合はこの方法はオススメ出来ません。おそらく10mmぐらいは平気だけど、これ以上太くてテンションが掛かるとローターが変形してしまうかもしれません…

全てのフランジのボルト(2連×3)が外せたら、ロアアーム下げたりタイロッド側に目一杯ナックルを動かしたりして、ドラシャを引き抜きます。

外れたドラシャとリビルト品の比較です。
まだ平気ですが予防整備としてリビルト品に交換してしまおう！

左側ドラシャはフランジから外すため、デフオイルは抜かなくても出来ます

あとは逆手順で、ドラシャ挿入、ローターに通す。
またマイナスドライバーで固定しながらフランジボルト取付

ついでにタイロッドエンドソケットも新品に交換。
タイロッドから外す時は長さを測って覚えておきましょう。

これでタイロッド、タイロッドエンドソケット、ドラシャが新品同様になります。

タイロッドにタイロッドエンドソケットを付けたら、ナットで長さ調整。
ロアアームとナックル、タイロッドをそれぞれ取り付けて締め付け。
トルク管理が出来たら、最後にそれぞれコッターの新品を取付
して割り開きます。

センターナットの32mmも取り付けてインパクトで締め付け、コッター割りします。
左側はこれで完了。

同様に右側。
今回ステージアは右側はフランジでは無く、デフに直接入っているのでフロントデフオイルを抜いて(1リッターぐらい？)から作業します。

最後のドラシャを引き抜く際はバールで引っ掛けるようにすると抜けます。

問題のインナーブーツ。がいないw
ここまで抜いてからブーツリペアを交換するより、最初から組み上がったリビルト品の方がはるかに楽です。

こちらも同様に復旧したら、最後にデフオイルが溢れるまで補充してあげましょう。
私はこちらもタイロッドエンドソケットを新品に交換しました。

慣れないとかなり面倒な作業ですが、フロントでこれが出来れば、リアはフランジから外せるので楽に感じれそうですね。