今日の話題もトミカです。
今日は初代日産ステージア(WC34)です。
コンセプトは6気筒Lクラスワゴンです。
ベースはR33スカイライン、C34ローレルです。エンジンは全車直6のRBエンジンを積んでいます。そのためスカイラインベースのワゴンとして、家族持ちの車好きにはうってつけの車として人気を博しました。
↑ 前期RS-FOUR V
(1)概要
C34ステージアは前期Ⅰ型とⅡ型、後期と進化しました。
ベースはR33スカイラインベースとして知られていますが、R33セダンはサッシュ付きドアですがステージアはローレルと同じハードトップのサッシュレスドアです。また型式もC34とかいてある通りC34ローレルベースと思われます。前期のⅠ型とⅡ型はエンジンラインナップの違いで、外観は同じです。後期型はグリルにフォグランプが付き、テールのウインカーランプがクリアータイプになりました。またグレード構成も変わりました。
↑ 前期25X ↑ 前期 RS-FOUR V

←後期 25RS
↑ 25tXーFOUR
(2)グレード構成
グレード構成は前期後期共にスポーティーなRS系とラグジュアリーのX系が存在します。
前期はRS系はRS-FOUR、RS-FOUR Vはターボエンジンを搭載します。25RS、2リッターのRSです。
X系はターボもありました。25X 25X-FOURです。また廉価グレードの2000のGグレードもありました。
後期は前期のグレード構成はそのまま踏襲されました。
後期はまたさらにグレードが増えました。ステージアのホットなモデルでステージアのノーマル車では初のMTのターボのRS-FOUR Sでず。
3連メーターと専用スポーツシートに専用17インチアルミホイールが装備されました。またATですがFRのターボグレードのRS-Vもありました。RS-Vは駆動方式以外は基本的にRS-FOUR Vと同じです。

RS-FOUR SとRS-Vはホイールが鉄ちんのカスタマイズベースのTypeBも追加されました。後期最終型はRS-FOUR V、25RS、RSのみになり。後のグレードは廃止になりました。また色もホワイトとソニックシルバーだけになりました。
(3)エンジンラインナップは初期型は直6 SOHC 2000ccのRB20E 直6DOHC 2500のRB25DEとターボのRB25DETがあります。エンジンラインナップはR33スカイラインと同じです。前期Ⅱ型はRB20Eがツインカム化されRB20DEになり、NAのRB20DE、RB25DEはC35ローレルが登場を背景にNEOストレート6に進化しました。
しかしターボのRB25DETはC35ローレル前期Ⅰ型同様 NEOストレート6化はしませんでした。
後期になるとR34スカイラインの登場を背景にターボがNEOストレート6化されました。またRB20DEはリーンバーン化されました。また2500cc車のRS系はミッションモード付きのATへと進化しました。
後期の2000年に製造された車のエンジンカバーのNEO 6の文字が赤色から無色になりました。またターボはタービンが違うタイプになったそうです。
また前期後期ともRS系はメッシュのグリルでX系、20Gは横に線が5つぐらい並んでいるグリルです。
また日産の特装車事業のオーテックジャパンからあのスカイラインGT-RのエンジンのRB26DETTを搭載した驚異のワゴンの260RSもありました。

前期と後期もありました。またC34ステージアが生産終了になるまで販売されていました。エンジン、ミッションは後期型もR33GT-Rのものを使われていました。
(4)カラーバリエーション
前期はソニックシルバー、エメラルドグリーンパール、ダークブルーパール、グリーンパール(濃い緑)、スーパークリアレッドⅡ。シルキースノーホワイトパールは途中で追加されました。後期ではエメラルドグリーンパールは廃止されましたが基本的に前期のバリエーションが踏襲されました。後期ではRS-FOUR Sの専用設定色のライトニングイエローも追加され、後期の途中にR34 GT-Rのイメージカラーのベイサイドブルーも追加されました。最終型には色はソニックシルバーとホワイトになりました。
(5)その他の情報
C34ステージアは衝突安全アセスメントでは最高評価のAAAを獲得しました。
(6)C34ステージアのターボの純正ホイールについて
前期 ターボのRS-FOUR Vの純正ホイールは16インチの鍛造のホイールですが、ターボのRS-FOURと25tX-FOURは15インチアルミです。ちなみにこの15インチホイールはR34スカイラインのGT-FOURのホイールと共通です。後期になるとRS-FOUR Sは17インチアルミです。RS-V、RS-FOUR Vは16インチのアルミですが、鍛造ではなくなりました。このホイールはC35ローレル25クラブS 、ER34 25GT-Xの純正ホイールと同じです。しかしラグジュアリー志向の25tX-FOURの純正ホイールは前期のRS-FOUR Vと同じ 16インチ鍛造ホイールです。この理由が謎です。
(7)モデルチェンジ

2001年秋にステージアはM35へとモデルチェンジし、ベースはV35スカイラインでFMプラットフォームとなり、ドアもハードトップからサッシュ付きドアになり、エンジンは直6のRBからV6のVQシリーズになりました。VQ35DE、VQ25DEに ステージアはスカイラインにないVQ25DET搭載のターボモデルが存在しました。ターボは排ガス規制により後期には廃止され、ステーションワゴン人気の低迷でトヨタのマークⅡブリット、クラウンエステートと共に2007年にモデル廃止となりました。
またM35ステージアにもオーテック仕様がありました。VQ35DE搭載車をベースに標準車にはない6MTの350Sもありました。
おそらくZ33やV35スカイラインクーペのミッションを使用されたと思います。
これがステージアの変遷です。 またM35ステージアの衝突安全アセスメントでは最高評価の☆☆☆☆☆☆(シックススター)を獲得しました。初代 2代目ともに安全性の高い車だということもわかります。
本題のトミカのステージアに移ります。
トミカのステージアは1998年販売されました。1998年頃のトミカはRVブームを背景にエルグランド(E50)、ステップワゴン(RF1)、初代スパシオなどがラインナップされていました。
ステージアもその影響を受けて登場したと思います。

トミカのステージアは前期をモデルにされています。色は前期に設定されていたエメラルドグリーンパールです。この色は25XなどのX系のカタログカラーです。 またトミカではこの色でメッシュグリルのRS系のグレードです、RS系のカタログカラーはソニックシルバーです。他にはホワイトぐらいです。エメラルドグリーンパールのRS系は実在するのかっていうレベルです。しかも純正オプションのDAYZのバンパーがついていますからまたさらにレアな組み合わせです。実在しているか気になります。このトミカのような組み合わせのステージアを見たことがあるひとは僕に連絡ください(笑)
この組み合わせにしたのも謎です。トミカの開発者のこだわりなんでしょうか? 気になります。
僕にとってC34ステージア前期はソニックシルバーのRS-FOUR Vとエメラルドグリーンパールの25Xのイメージが強いです。
またちょっとマニアックですがトミカの箱を見るとモデル車両の純正ホイールが5スポークの15インチアルミで25RSかRS-FOURのどちらかでRS-FOUR Vでは無いことわかりました。

またトミカのステージアにはステージア エルグランドセットが存在していました。このセットのステージアもおかしいのです。前期のRS系なのに黄色です。おそらく後期のRS-FOUR Sのライトニングイエローをイメージしたと思われます。この仕様の前期型ステージアは純正では存在しない仕様です(笑)

マニアックな視点な話かもしれないですね(笑)
これからもマニアックな視点でトミカも車も見ていきたいです。
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Posted at
2011/04/09 14:21:22