リアモニター 取付
| 目的 |
チューニング・カスタム |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
  中級 |
| 作業時間 |
6時間以内 |
1
カロッツェリアの9V型ワイドVGAモニター(TVM-W910)を取り付けます。
付属品一式の写真です。右上のモニター取付金具に嵌っているシャフトガイドの穴にヘッドレストのシャフトを通して固定する仕組みなのですが、取説には「シャフト径が10mmまたは13mmの車種に取付可能」と書いてあります。CX-3のヘッドレストシャフトの直径は15mm位あるので、このシャフトガイドに通すことが出来ません(;; シャフトガイドを取り外して装着する事はできそうですが、モニター取付金具がしっかりとシャフトに固定できないので、モニターがぐらぐらしそうな予感が・・・取り付け前から暗雲が立ち込めます。
2
今更後には引けないので前に進みましょう。取付金具は基本的に助手席側にしか取り付けられない仕様になっていますので、ここは仰せの通りにします。前席シートのショルダー部分には確かエアバッグが内蔵されてたと思いますので、エアバッグヒューズを抜いて作業した方が安全です。
【a】助手席シートの後席側下部のフックを外し、【b】両サイドのファスナーを上まで上げると、背面のシートカバーがめくれてシートの中が見渡せます。【c】さらにその中にあるフックも外せばシート内側からヘッドレストシャフトを差し込むABSのパーツに手が届きますので、【d】パーツの一番下にあるツメを左右から押し込んでパーツを上に引き上げることで、パーツをシートから抜くことができます。表面からいくらこじっても絶対に抜けない構造になっていますので、急がば回れの精神で(^^;
ケーブルは運転席側に通しますが、助手席側もこのパーツを加工しないといけないので一旦抜きます。
3
引き抜いたシャフト受けパーツの3面写真です。
2項の【d】にあるツメの位置を記しておきます。このパーツがシート内のフレームに溶接された鉄角パイプに差し込まれる形でがっちり固定される仕組みです。
左側面の写真が分かり易いですが、シャフト受けパーツの表面に出てる部分がヘッドレストシャフトに対して直角ではなく斜めになっています。モニター取付金具は表面に出てる部分と平行に取り付ける事になりますので、メーカーが想定している、「ヘッドレストシャフトとモニター取付金具は直角になるように取り付ける。」仕様とも矛盾している事になります。常識的に判断しますと、このモニター取付金具はCX-3には取り付け不可という事になりますね。
4
また、このシャフト受けパーツですが、どうやら一般的な車の同型パーツと比べて表面に出てる部分が部厚く造られており、そのままではモニター取付金具に組み込まれた"コの型ブラケット"という部品が固定できないのです。
仕方ないので、ブラケットをあてがってみて、干渉する部分をミニルーターで削っていきます。パーツの素材はABSで削りやすいのですが、形状が丸みを帯びているので、ルーターの刃先が滑って綺麗に削ることができません。とても写真でお見せできるような仕上がりではないのですが、モニター取付金具を固定してしまえばほとんど見えない部分なので割り切ってこれで良しとしました(汗
原状回復が必要になっても、このシャフト受けパーツのみ買い足せば大丈夫なのでダメージは少ないと思います。繰り返しになりますが、CX-3のヘッドレストシャフトの直径は15mm位とこれまた一般的なシャフトより太いようです。
下の写真ですが、同じくブラケットの下部分が干渉するのでえぐる様に削ってやります。トンネルの肉厚ギリギリまで削りましたが、結果的には少々削り過ぎでした。
5
配線ケーブルの露出を最小限に収めるという美学がありますので、助手席シートの内部にケーブルを隠して配線していきます。
①助手席シート背面のシートカバーをめくって、シートの中を見上げたアングルの写真です。2項の【c】にあるフックがスプリングワイヤーに2か所引っ掛けて固定されてるので、これを外してやります。
②外すとさらに奥(上部)に手が入るようになりますので、ここからケーブルを通して行きます。実際はこの①②の手順は、2項のシャフト受けパーツの引き抜きの際に行っていますが、レイアウトの関係で写真はこちらに載せました。
③ケーブルをモニター本体に接続するコネクタ端子は結構大きいので、タイラップで先導しながらシャフト受けパーツを固定する鉄角パイプの外側からシート上面の穴に抜き出します。かなりキツキツですが、どうにか革にも傷を付けずに引っ張り出すことができました。
④ここで、加工したシャフト受けパーツを嵌めてやると写真の様にスッキリと収めることができます。
6
モニター取付金具を固定していきます。
①モニター取付金具にネジで固定されている"コの型ブラケット"2個を一旦分離して、復旧したシャフト受けパーツにそれぞれ内側から外側に向かう様にスライドさせながら差し込んで行きます。4項でシャフト受けパーツを削る際には、このブラケットがきつめに嵌る位に調整するのが良いと思います。過剰に削り過ぎるとブラケットがぐらつき、結果的に取付金具とモニター本体がぐらつく事になります。
②モニター取付金具に嵌め込まれたシャフトガイド(1項の写真に写ってます)は使えないので取り外し、付属の六角レンチを使って取付金具をブラケットにねじ止めします。この状態で取付金具がしっかりと固定できていれば、大丈夫です。ぐらついてる場合はブラケットとシャフト受けパーツを思い切って接着して固定するのが良いかと思います。私は幸いにも接着しなくてOKでした。
7
ケーブルの反対側を取り廻していきます。
①助手席シート背面のシートカバーをめくって、シートの中を見た写真です。2項の【a】にある座面のフックと、【b】にあるサイドのファスナーが確認できます。配線ケーブルはコルゲートチューブで保護し、座面の端っこから座面下に通して行きます。
②座面下です。エアバッグとか着座センサー等の配線が束になって床面に通してあるので、それに沿わせるように要所をタイラップで束に固定しながら床面まで取り廻します。助手席シートが前後にスライドする際に追随させないといけないので、既存の配線ルートに沿わせるのが安心だと思います。
③床面に入れたケーブルは、距離が短く後々の取り廻しがし易そうでしたので、カーペット下の溝を経由して助手席ドア側から出しました。写真では既に助手席ドア足元のステップカバーが外れていますが、ここから手前側(フロント側)に配線ケーブルを取り廻して行き、グローブボックス裏で車両側の各配線と接続させました。
個々の接続部分はまだ仮の状態なので、きちんと整理出来たら写真をアップしたいと思います。
8
①助手席ヘッドレストを取り付けます。モニター取付金具は運転席側に目一杯オフセットさせています。
②ヘッドレストシャフトがモニター取付金具と直角になっていないので、シャフトガイドを取り外した状態でギリギリやっと収まっています。本来ならヘッドレストシャフトがモニター取付金具をホールドする役目なのですが、今回はその役目を果たせていません。モニター取付金具をオフセットさせたので、ヘッドレストのロックノブが押し易くなっています。
③取付アームの角度を調整してモニター本体を取り付け、配線ケーブルのコネクタ端子をモニター本体裏に差し込みます。配線ケーブルの露出を最小限にすることができて満足です。また、削って醜く加工されたャフト受けパーツも、モニター取付金具で隠れてほとんど見えなくなりましたね(^^)
④モニター取付金具をオフセットさせたのは、運転席の後席に座っている子供の為にモニター画面を出来るだけ運転席側に寄せたかった為でもあります。パーツレビューでも書きましたが、ダッシュボードのDVDプレーヤーでDVDソフトを再生した状態で、マツコネのセンターディプレーをアプリやナビに切り替えても、後ろはそのまま継続してDVDの映像が見られます。
かなり苦労しましたが、完成してちゃんと動作すると嬉しいですね。これだからDIYは止められません(笑
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