
「自動車重量税:エコカーは減税拡大、旧型車は増税」の見出しを見て、また旧車いじめかと思ったんですが、下記記事を見る限り、新車登録から18年超の車に課す重量税は据え置かれるようです。この場合、JT0に課される重量税は増えないことになります。が、もともと重量税は、18年経過車に対して、25,200円(0.5トン超~1トン)と割高ですから、これ以上上げられたらたまらないわけですが……。
・平成24年度税制改正に伴う自動車重量税の変更について
http://www.mlit.go.jp/common/000210008.pdf
残念ながら、登録から11年超~18年の車のオーナーは増税見込みですね。軽も自動車税が1.5倍か2倍に引き上げられる案が出ていますから、もし実現すると全体にかなりの負担増。まあ、党税調って結構力があるみたいですけどね(軽自動車税引き上げ凍結?)。
消費増税や社会保険料の引き上げと相まって、日本はこれから重税国家になっていくんでしょうか。所得税も3.11の後、どさくさに紛れて引き上げてますしね(いわゆるショックドクトリン)。復興に必要なお金は、普通に建設国債発行で賄えば済むのに。
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毎日新聞 2013年12月06日 21時02分(最終更新 12月06日 22時58分)
http://mainichi.jp/select/news/20131207k0000m020052000c.html
政府・与党は6日、車の重さに応じて購入時と車検時に課税される自動車重量税(国税)を来年度から見直す案をまとめた。同日の自民党税制調査会(野田毅会長)に提出された政府案によると、登録から11年超~18年の車を増税するほか、環境性能のよいエコカーへの減税幅は拡大する。また、この日の自民党税調では、軽自動車への増税に対する反対意見が大半を占めた。
政府案では2014年度から、新車登録5年目に行う2回目の車検時のエコカー減税を拡充。現行では、15年度燃費基準を20%上回る車(トヨタ・プリウスなど)は50%の減税だが、減税幅を75%まで拡大する。プリウスの場合、2回目の車検の自動車重量税は現在の7500円が3700円程度に下がる。
一方、重量税は現行では新車登録からの期間によって3区分に分かれているが、政府案は4区分に変更。登録から11年超~13年は現在より900円、13年超~18年の車は1000円増税(車両重量0.5トンあたりの年間の税額)し、11年以下と18年超の車に課す重量税は据え置く。重量1.5トン程度の車だと最大で年3000円の増税になる。
また、消費税率10%段階で自動車取得税(地方税)が廃止されることが決まっており、代替財源として総務省が同じ地方税の軽自動車税の増税を打ち出している。自民党税調では、自動車業界に近い議員が猛反発。12日に予定される14年度の税制改正大綱の決定まで調整の難航が予想される。
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Posted at 2013/12/07 20:12:00 | |
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