OTTOCAST-S31
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
メガーヌのマルチメディア EASY LINK。スマホをUSBで接続すれば、Android AutoやApple CarPlayでスマホのミラーリングができるという、まぁ、最近流行りのデバイスです。
問題は大きく3つ。
1. イマイチ不安定
2. いちいちスマホをUSB接続するのがメンドクサイ
3. Android AutoやApple CarPlayの対応アプリが限定的。
このうち、2と3を解決するために以前からあったのが、OTTOCASTなどのAIアダプター。
こいつをUSBで車に接続しっぱなしにしておけば、スマホを無線でミラーリングすることも可能だし、それ自体がAndroidのOSを内蔵しているため、アプリの制限無しに使用することもできるようになります。これによってYoutubeやNETFLIXなどの動画再生アプリを車の中で使えるようになるので、巷では以前から注目されていました。
ところが、このAIアダプターを使うと、別の2つの欠点が出てきます。
4. AIアダプターはWifiやBluetooth接続はできるものの、走行中は結局スマホでテザリングしたりモバイルルーターと接続しないとネットに繋がらないので、それらのバッテリーがどんどん減るから、結局USB接続して充電する必要がある。
5. 結局他のガジェットで契約している回線のギガを使うことに変わりはない
そこで、今回登場したOTTOCAST-S31の出番です。
このS31がこれまでのOTTOCASTと異なるのは、SIMカード(microSIM)が挿せるということ。
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これまでのAIアダプターじゃあ、意味ないじゃんと思って、SIMカードがさせるAIアダプターの登場を待っていた私は、2022年3月にGREEN FUNDINGでクラウドファンディングがスタートすると同時に飛びつきましたので、最初の100名限定で、定価74,800円の38%オフの46,290円で購入することができました。
そのブツが8月20日にようやく手元に届いた次第。
対応しているバンドは、日本の場合下記の通り。
LTE-FDD:Band1/6/8/9/18/19/21/26/28
LTE-TDD:Band41
WCDMA:Band1/6/8/9/19
docomoで動作確認済み、auとsoftbank、楽天は回線テスト中だそうです(問い合わせた2022/8/8時点)。
スロットは2つあって、もう片方はmircoSDカード(128GBまで)を挿すことができます。
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USBで接続すると、Andoroid端末のはずなのに、Apple CarPlayとして認識される謎仕様。
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でも、搭載されているのはAndroid 10で、SIMカードも刺せる。つまり、これはメガーヌのディスプレイを使った文字通りAndroidスマホなのです。
従って、横画面で使用できるアプリであれば、ほぼ問題なく使える模様。
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私の場合は、docomo系MVNOでS31用に1回線契約したのですが、挿入したSIMカードでYoutubeも問題なく再生できます(もちろん全画面モードで再生も可)。
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もともとミュージックアプリは入っていますが、UIがイケてないので、専用アプリをインストールした方が良いです。
スマホで使ってるRocket Playerだと、何故か音楽ファイルを認識してくれなかったので、今回はjetAudio +を導入。
microSDカードに音楽を入れて、アプリ側でフォルダを指定すればプレイリストなどもちゃんと認識してくれます。
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ただし、Android AutoやApple CarPlay経由ではなく、純粋にAndroidアプリとして再生しているので、メーターパネル右上に音楽のタイトルやアーティスト名が表示されなくなってしまいます。
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アプリによってはウィジェットも対応しているので、こんな使い方もできます。
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2画面化に対応しているアプリ(Google Mapsや各種音楽再生アプリなど)なら、画面を2分割して使うこともできます。
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もともと入っているUIのデザインセンスが・・・なので、こいつは削除したいのですが、それができないのが残念。
基本UIのデザインはイケてませんが、スペック的には
・クアルコム社製8コアCPUチップQualcomm Snapdragon SDM6125
・4GBメモリ
・64GBストレージ
で、しかもミラーリングしているわけではないので、動作は非常にサクサク。これはAndroid Autoで接続している時と全然違う。
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トレイ部分をスッキリさせたいので、短いUSBケーブルを調達して、ここに両面テープで貼り付けちゃいました。
センターコンソールの影になっちゃうので、GPSの精度が悪くなるかもしれませんが、今のところそれほど困ることはないです。
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GPSといえば、前述の通りこれはAndroid AUtoやApple CarPlayではなく、単なるAndroidなので、Android Autoに未対応だったYahooカーナビが使えるようになります。
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また、Google Mapsは問題なく使えますが、Android Autoを介さずにスマホでGoogle Mapsを見ているのと同じなので、UIのレイアウトが運転用に最適化されていません。特にナビとして使用している時は、地図の縮小がやりにくくて不便です(二本指でWタップした後上下で縮小拡大)。
ステアリングの音声認識スイッチを押してゴール地点をナビで設定しようとすると、Google Mapsではなく、Googleアシスタントが立ち上がるので、ナビとの連携がシームレスとは言い難いのも使いにくいかな。
その他諸々、まだまだ勉強中なので、追って追記したいと思います。
なんにせよ、スマホを全く使用することなく、これ単体で車に装備しっぱなしで使うことができるというのは良いことです。
個人的には、自動車メーカーが最初からコンソールにSIMカード挿せるようにしておくべきだと思いますけど。
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