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イイね!
2011年03月27日

原発廃止のための代替エネルギーを考える

【本店より転載】

個人的な意見としては、放射性廃棄物が発生する以上、厳重な管理をしないと安全性が確立できない原発を造るコトに対しては反対の立場を取っていますが、今すぐ無くなれとは思いません。
長い時間をかけて少しずつ代替エネルギーにシフトしないと経済や生活への影響が大きいですからね。
今までの生活が原発の恩恵によって成り立っていたコトを忘れてはいけません。
「今すぐ全ての原発を止めろ」と言っている人もいるようですが、そんな人は原発(電気)の無い土地に移住して自家発電で生活すればイイと思いますし、また、渋谷なんかでデモをするヒマがあるのであれば、その時間を肉体労働に費やしてソーラーパネルや小型風力発電設備の一つや二つ購入すればイインじゃないかと思います。
こちらのほうが、よっぽど前向きで原発廃止への近道になります。


さて、本題の代替エネルギーですが、パッと思いつくのは太陽光発電ですかね?
しかし、単純にソーラーパネルだけを並べても全ての問題が解決するワケではありませんし、今の生産されている量では全ての電力はおろか不足分すら賄いきれません。
世界的にみても年間生産量が数千MWで、これは発電能力をフルに発揮したとき、早い話が晴天の真っ昼間にまともに太陽光を受けている時の数値です。(※1000MW=100万kW)
言うまでもなく夜間は発電できませんし、朝や夕方など日が傾いている場合や悪天候の際は発電量が極端に落ちます。
東京電力の真夏の電力不足予想は約1000万kW(2011年)ですので直近の電力需要には及びませんし、足りたとしても昼間しか発電できないのであれば、真夏のピーク電力需要を賄える程度が関の山です。
朝夕及び夜間電力の問題は残ったままとなってしまいます。

ただし、太陽光発電がダメだと言っているワケではないので悪しからず。
言いたいのは「太陽光発電だけに依存してはいけない」と言うコトで、他の発電方法などと組み合わせて利用することが重要というコトです。
他にも様々な発電方法が考えられますが、同様に一長一短がありますので一つのモノだけに頼ってはいけないのです。

太陽光発電以外で実用的なモノと言うと、水力発電風力発電地熱発電波力発電ペルチェ温度差発電あたりでしょうか。
いずれも、大規模な発電施設を新たに建設するのではなく、比較的小規模な設備を広範囲に分散することが重要だと思います。(※小規模設備の詳細は各リンク先を参照。地熱・波力は除く)
今回の震災で教訓となったのは、大規模な施設を集中して建設すると災害に弱いというコトです。
自然災害の多い日本と言う国では、効率が悪くなったとしてもリスク分散を考えるべきだと思いますし、広大な土地を切り開いてソーラーパネルを敷設し、山や海に巨大な風車を並べるのは自然破壊以外の何物でもないので、家屋の屋根や庭先のデッドスペースを利用するコトがエコだと思います。
また、効率が悪いが安定供給できるモノや安定していないが効率は良いモノなどを組み合わせるコトにより、それぞれの弱点をカバーし合う考えが必要だと思います。

しかしながら、上記の方法であって発電量が一時的に不足したり安定的ではない部分があるハズですので、貴金属を使用しない安価な燃料電池(電気分解した水素を利用)や軽量・省スペース・大容量の高性能バッテリー、高効率インバーターなど蓄電や平滑化できる設備の開発も必要になってくると思いますし、普及するまでは既存の火力発電所なども使用しなければならない部分もあると思います。

そして、冷暖房で消費する電力を下げるためにも家屋やビルの断熱性能を上げることや、屋根や屋上、自動車に高反射率塗料を使用して夏場に気温が上がりにくい街を造るコトも重要になってきます。
そう、発電することだけではなく消費量を抑えるコトだって重要なのです。

一般家庭などで発電した電力の買取制度だって問題があると思います。
現状では最大発電能力で上限が定められていますが、天候などにバラつきがある以上コレは不公平そのものです。
公平を期するためには、買取金額(又は電力量)で上限を定めるべきであり、最大発電能力に上限を定めないコトにより、お金を持っている人がいくらでも発電設備を設置できるようにすることが普及促進に繋がると思います。

とりあえず、思いつくコトを書き並べてみましたが、原発廃止に向かうためには色々な視点から見る必要がありますし、様々な分野での技術開発や技術者の育成だって必要となってくるハズです。
とあるニュース番組では、専門家の方が太陽光発電では「焼け石に水」と言っていました。
それは、その通りごもっともな意見です。
しかしながら、いま重要なのは「石の上にも三年」と言う気概だと思います。
少しずつ普及させなければ何も前には進みません。

まあ、素人の私が考えたコトですので、穴は多数あると思いますので悪しからず・・・。
長文・駄文失礼致しましたm(__)m
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Posted at 2011/03/27 11:23:03

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この記事へのコメント

2011年3月27日 22:06
水力、風力、地熱、波力、温度差発電はそれぞれ実用化されてますが、まだまだ改良の余地がありそうですね。
ペルチェ素子は日本の中ではホテルの冷蔵庫で電力を供給することで放熱と冷却することで冷す目的で存在していますが・・・
発電することを目的としたものは中々ありませんね、発電量が小さい事が問題なのかもしれません。
波力の中でも渦力を使ったシステムが開発中ですが、このシステムを現状の水力発電に取り込む事ができれば、更に水力発電の電力量が上がると思われます。

日本の少ない国土でどれだけクリーンなエネルギーを取り出せるか、これが大きな課題ですね。
コメントへの返答
2011年3月27日 22:44
太陽電池も含めて発展途上の技術はかなりありますし、原子力開発に投入される資金をコチラの研究開発費に回せばもっと効率を上げるコトができるハズです。
設備の規模が小さい分、原発よりも輸出しやすいですし、競争力を上げていけば国益にも繋がる話だと思うんですけどね。。。

資源が少ないとは言え、日本列島に太陽と地球が与えてくれるエネルギーは莫大ですので、取出せる効率を上げられればエネルギー自給率はかなり上げられるんじゃないかなと思います。
日本の技術に期待するとともに、不毛な利権争いが無くなる事を切に願います。

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