2012年06月03日

今日は久しぶりに自転車に乗りながら何時もの公園に来ました。途中、歩道に乗り上げた駐車車両を避けたとき、長女が転倒し擦り傷作りましたが、無事公園にたどり着きました。ここから見える富士山、今日は雲に隠れています。

Posted at 2012/06/03 11:10:43 | | 日記
2012年06月03日
昨日は子供の通う小学校で運動会がありました。
昨年は延期に延期で結局平日開催となり、私は見学に行けませんでしたが、今年は天候に恵まれ予定通り開催できました。
長女が5年生、次女が3年生ということもあり、種目も段々と高度化してきました。
クラス別対抗種目はどちらのクラスも1位でした。そして次女はクラス代表で1位のトロフィーを受け取りました。全員の前に出て校長先生からトロフィーを受け取る次女を見て、頼もしく感じました。
トロフィーは1位になったらその日の当番2人のうちのどちらかが受け取ることになり、丁度彼女が当番でした。そして男子女子の当番のどちらがもらうかはクラスで多数決となり、全員一致で次女になったそうです。もう一人の当番である男子も、次女が良いと手をあげたとか。。。^^;
赤白に分かれての対抗戦は、白組が勝利し、次女の組が勝ちました。(長女は赤組)
長女の学年はクラス別対抗では竹上りをやり、長女は竹を支える土台を担当しました。
そして5、6年生種目の組体操では、やはり土台を担当しました。
彼女がこれら種目で土台をやると聞いたとき、私はこう彼女に言いました。
「土台はとても重要なポジションだよ。土台がしっかりしなければ組体操の演技は成り立たないし、竹上りする子供は怖くて上れない、だからしっかりやりなさい」と。
勿論、私だって人の親です。誰だって土台より竹に上って欲しいし、組体操ではてっぺんで目だって欲しい。その気持ちが無いわけではありません。
しかし、トンビの子はトンビ、自分だってそんなポジションでやったことはありません。この親にして妥当なポジションです。
それと、子供にはどんなポジションにも意味があり価値がある、だから与えられた場所で頑張って欲しい、それを親が潰してはならない、と考えて、彼女には「重要なポジションだから頑張りなさい」と言いました。
見方は人それぞれ、色々あるでしょう。「そんなショボイ場所をもらって何が面白いのか?」と言われれば確かにそうです。
しかし、社会に出て、会社で働いていて、何時も目立つ場所で活躍できるわけじゃない、自分で選ぶことができるわけじゃない、脇役がいるから主役の意味がある、みんな主役はあり得ない。
裏方がいるからスターは目立つことができる。
という世の中の縮図を見たときに、与えられた脇役に対しどのような考え、立場で取り組むか?でモチベーションというのは全然違うということです。
これは私自身が会社で働いているときの基本的な考え方ですし、自身そういう「日陰の仕事」で「腐った経験もある」中での考えを基にしています。
そんな長女、正直組体操種目全部できないんじゃないか、途中で失敗するんじゃないか、と心配していましたが、見事に土台の役目を果たし、全ての演技を成功させることができました。
生まれたときから人よりのんびりを生きてきて、成長の遅かった長女、勉強では残念ながらついていけているとはとても言えず、中学はどうしたものか?と悩む日々の中で、彼女が頑張って全ての演技を成功させたことには、私も嫁もとても感動して、色々な思いがこみ上げてきて涙が出てきました。(実際、全員が成功したのではなく失敗したペアもいるし、始めからできなくて演技中には演技せずに座っていた子供も居ます)
そんな色々な思いがこみ上げてきた運動会でした。でも、今回の運動会は長女も次女も、彼女たちなりに精一杯頑張り、今までの殻を破ってくれた、と感じます。終わったあと、二人を大いに誉めたことは言うまでもありません。
確かにクラスで1番じゃない、得意な運動種目があるわけじゃない、でもその子なりに精一杯頑張った、努力した、一歩前に進めた、私はそのことが嬉しいですし、それを誉めました。
ちなみに私は運動会での勝ち負けをつけることに賛成です。だって、学校生活で幾らそれを排除しても、大人になれば勝負の世界、勝ち負けは常について回るからです。それから逃げることはできない。逃げることは社会生活から離脱することを意味すると思うからです。
であれば、幼稚園、小学校から、「負ける悔しさ」、「負けから得ること」を学んで欲しいと思うからです。
「人間は失敗からしか学べない」と私は思います。置き換えれば「勝ち続けているときには見えないものがある、負けて初めて見えてくるものがある」とも思っていますし、これは私の人生経験でもあります。
昨日より今日、今日より明日、一歩前に出る、成長する、私も人生の折り返し地点を過ぎ、会社生活も折り返し地点を過ぎ、とかく保守的な人生になりがちな中、成長ではなく現状維持を選択しがちな自分の生き方も見直すきっかけにもなりました。
小さなことですが、昨日はとても感動したし、色々な思いを感じた1日でした。
Posted at 2012/06/03 07:35:58 | | 日記