2010年09月08日
僕は趣味で10年くらいクーリングパーツの研究をしています。
たとえば水冷オイルクーラーやエア抜きタンクを作ったり、
風をどう入れて、どう抜くとか、
冷却水の流れを変えると、どう変化するとか・・・
いろいろ実験してると予測通りの結果だったり、全く効果が無かったり。
自分なりのノウハウは蓄積してますが、どうしても理解できない事がひとつ。
それはアッパーホースの金属パイプ化です。
たしかに高回転時はアッパーラインの圧力が上がってホースは膨らみますし、
それに伴ないロアホースが潰れ易くなります。
そしてアッパーのパイプ化によって、ホースを膨らませていた分の冷却水の圧力の
一部は、コアに掛かって流速が若干上がるかもしれません。
でも、ラジエターの性能は単位時間あたりの放熱量です。
大径プーリーでポンプの回転数を落とした上でアイドル回転数というキツイ状況
であれば循環量が足りませんから、回転数を上げて循環量を増やせば温度は落ちますが、
必要な循環量を上回っていれば、それ以上に流速を上げても放熱量は増えないはずです。
SR20用のアウトレットも同様で、純正のつぶれたパイプが必要な流量や圧力に
達していないとは思えませんから、潰れた部分を膨らませても水温に影響することは
ないんじゃないでしょうか。
誤解があると嫌なので前もって言っておきますが、特定の商品を批判しているのでは
ありません。むしろ冷却通路の改善は水温に直接的に影響が無かったとしても、
やっておいて損はないと思ってます。
一部改善の必要がある商品もありますが、冷却効果があるかどうかは別にして
アルミやステンのパイプ化でカッコ良くするのも賛成です。(僕はステン派)
AS●リさんのSR用アウトレットなんて傑作だと思いますよ。
あれはカッコ良いから僕も付けたいですね。お客さんの予算次第ですけど。
話戻って
アッパーをパイプ化しても水温なんて1度も下がらない。
あんなのプラシーボだ。
なんて書き込みを見たことがありませんし、
逆に、パイプ化によって何℃下がったというコメントにも遭遇したことがありません。
アッパーパイプというのは、誰も具体的に評価しない珍しいパーツの一つなんです。
不思議だと思いませんか。
アッパーホースをパイプ化することによって、水温が安定することはあるんでしょうか?
もしパイプ化で水温を下げる原理をご存知でしたら、ご意見いただけると嬉しいです。
さらに、JZ系の場合はエンジンからラジエターのギリギリまで金属パイプ化
してあるのでエンジンの横揺れに弱く、トルクダンパーを装着していないと
ブログネタになりそうな危険性がセットになっています。
@ホースが切れる
@ラジエターのパイプがモゲる。
@アッパータンク(サイドタンク)のシール(ロウ付け)部から漏れる
これも警鐘を鳴らしている人をまず見掛けません。
アッパーパイプの評価は業界のタブーなんでしょうか?
謎は深まるばかりでございます。
Posted at 2010/09/08 19:21:19 | |
トラックバック(0) |
その嘘ホント? | クルマ