今夜はオイルクーラーの加工ネタです。
画像は某マツダ車ドリフト仕様のPSクーラーで
PSのリターンラインのホース内径は10φなのに、
お客さんが持ち込んだコアはパイプ外径8φ・・・
まず外径8φのパイプをぶった切って、コアの穴を6φ→10φに拡大。
切りカスは徹底して洗い流します。
内径8φ、外径10φのパイプを旋盤で削り出して溶接します。
これで内径を6φ→8φ、面積比で9:16、約1.8倍になります。
中古のオイルクーラーは油っ気がなかなか取れなくて、
溶接中にコアの温度が上がるとオイルミストが出てきて
溶接を弾いてくれちゃうので、脱脂は入念に。
溶接したら、水槽で耐圧テストをしっかりと。
ここで圧漏れがあったら溶接し直しです。
アルミ溶接を始めた頃は、この段階で無限ループにはまってましたなぁ。
これくらいなら、勿体ないから直しましょう。
Posted at 2010/09/13 23:53:40 | |
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