
今日は近所の方のビートを預かっています。無限のハードトップがシルバーなのでウルトラマンカラーです。
実は先週から預かっていてクラッチ交換を頼まれてましたが・・・・
アイドリング時にかなりの異音がしてまして最初はクラッチのレリーズベアリングだろう・・・と思ったのですが、クラッチを組み上げて元に戻すも・・・「ガラガラガラ・・・・・」異音が消えんのです。
改めて症状を確認すると、クラッチを切ると異音が止まる・・・・
マテ、クラッチ切ると音が止まるという事はクラッチディスクはクラッチ切る事でエンジンの回転が遮断されてメーンシャフトの回転が止まると音が消える
って事は、メーンシャフトに関係している何か、クラッチハウジングに打ち込まれているメーンシャフトベアリングか!?
そういう訳で部品を注文して再度ミッションを降ろします。
途中の工程はの画像は省いていきなりケース御開帳です。手前からファイナル・ギヤ、カウンタシャフト、メーンシャフトです。周りに付いているのが、シフトフォークです。
さて、シャフト類を抜いてクラッチハウジングとファイナルギヤだけとなりました。
ファイナルのサイドベアリングも指で回すとゴロゴロという感触があったので交換となります。
ディーラーのビート乗りの工場長から最近サイドベアリングからの異音が出ているクルマが増えたとアドバイスもらっていました。
問題のベアリングは赤丸の中のボールベアリングです。手で回すとゴロゴロと引っ掛かるように回ります。
このベアリングが完全に壊れるとメーンシャフトの振れが大きくなり、ミッションが全損となります。
レリーズベアリングの異音はクラッチ踏むと音は大きくなり、踏むと消えるのはメーンシャフトのベアリングの音と判断しましょう。
あと、メーンシャフト・ベアリングが壊れる原因が、ミッションオイルの給油不良なのですが、ミッションオイルの油面は静止状態ではベアリングはオイルに浸かっていません。
どうやって給油しているかというとギヤが噛みあってオイルを跳ね上げる事で給油されています。
アイドリングを長い時間する人に多い症状と聞いています。アイドリング状態ではメーンシャフトだけしか回転していません。
そうするとオイルの跳ねあげが不足して給油不足を引き起こすようです。
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ホンダ・ビート | クルマ
Posted at
2011/12/04 13:28:30