メーカー/モデル名 | ホンダ / フリード クロスター_6人乗り(CVT_1.5) (2024年) |
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乗車人数 | 4人 |
使用目的 | 買い物 |
乗車形式 | マイカー |
おすすめ度 |
5
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満足している点 | 6人乗りの箱なのに期待以上に楽しく運転できること。自分にとってクロスターは不満と不安のない理想のカングー 。10年前には将来の車はつまらなくなる一方だと想像してましたが、全くの杞憂でした。コツコツいい仕事をする人たちのおかげで明るい未来が来ました。 |
不満な点 |
あえて重箱の隅をつつくような指摘。 ご立派なホンダセンシングカメラがあるのに、映像をドラレコ的に使えないこと。 クロスターは特にタイヤが奥まっているので、ツライチ化したくなる。 運転席以外のパワーウインドウもひと押しで全開できるものが良かった。 (ほぼ見る必要もないが)先端にオレンジのプラ片のついたオイルレベルゲージがとても見にくい。 |
総評 | これといった華もなく、先代や他車種から多くの部分を流用しているにも関わらずカーオブザイヤーを獲っただけの事はあり、各部が高度に最適化された、とてもよくできた車です。300万くらいで新車を検討しているなら、Youtubeを切り上げてまず試乗を。運転好きが家族のために選んでも、夜な夜なドライブに出かけたくなるくらい楽しめるクルマです。 |
デザイン |
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エクステリア: シンプルな面構成と繊細なディテールでいいもの感がある。リヤまわりはどことなく名車シティを思い出させるバランス。クロスターは先代よりも黒いエリアを増やしてよりアクティブなイメージになった。ヒゲダルマなのに、目元がクールなおかげかコミカルな感じはしない。このサイズで6人乗せて日々の足にするという実用車代表ながら、商用車のような簡素さ(安っぽさ)は感じさせないところがとても巧み。ライト類もフルLEDで明るく、自分で手を入れる必要もない。
インテリア: 全方向運転視界が良く、平面基調のダッシュとインパネがシンプルで運転に集中しやすい。お掃除もしやすい。シートを高めにすれば見下ろす感じで周囲を把握しやすい一方で、低めにすればハンドリングの良さを一層楽しめる。 小さめのメータークラスターと2本スポークハンドルはそこはかとなく大先輩スーパーカブの雰囲気も感じられてミニマルで良い。フル液晶で見たい情報を絞って見られるのは現代のクルマならでは。 全席シートの座り心地も良好。 車内ウォークスルーは余裕。2列目と足元スペースを分け合えば3列目がお仕置きスペースにならない。 ファブリックシートの質感と色味が気に入ったので、クロスターでも選べたら良かったのにと思います。 |
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走行性能 |
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e:HEVは試乗のみ: 電気自動車っぽさを目指した日産eパワーのようにエンジンを黒子にはせず、必要なときはあえて存在感を出す感じで、自分が期待していたものとは違った。乗り心地はとても柔らかく、登り坂も難なく登るパワフルさが印象的だったが、長納期、価格差、車重差、2列目足元スペースの問題からガソリンを選択。
初めて乗るCVTの制御は実感が伴わないものの、いつもできるだけ低回転でクルマを走らせようと頑張ってくれている感じ。街中で世間の車に合わせている分には2,000回転もいかないところで淡々と車速が上がっていく。ちょっとした丘くらいであればエンジンが唸ることもない。素晴らしい。 さらにアクセルを踏んでも、エンジン音の高まりから期待するほどには加速せず速度は少し遅れて上がってくる。これがCVTか。一気に加速したい時はいっそ全開に。ホンダだからこれはエンターテイメント。 高速の100Km/hは約2,000回転。さすがCVT。速度はだんだん上げていけるものの、登り坂もあるような追越車線でグイグイ行く余裕はない。 SレンジのSが何の意味かわからないが、入れると平坦な路面でも2,500回転くらいで加速を待っている感じになる。アクセルへのレスポンスがいいことに気をよくして、ちょっときついコーナーの中間を過ぎたところで少し踏み込むと、いい意味でFFらしくない加速感(前が引っ張る感じでなくどっしり落ち着いたまま加速する)、駆け抜ける喜びがある。素晴らしい。 下り坂でエンブレに使いたい時はSレンジにした後ブレーキをポンと踏んでダウンシフト制御を起こすとしっかり効く。 ECONモードはアクセルに対する応答が鈍るものの、大きな不満はない。これをデフォルトにしておけばECON OFF状態がスポーツモードのように感じられる。 マニュアル車が大好きですが、どんなに頑張ってもこんなに効率よく楽しくこの車を走らせることは自分にはできないので、CVT大いに結構です。 ステアリング操作に対する反応は穏やかかつ素直で意のまま。少し速いペースで曲がっても大きなロールもせずにキレイに曲がる。必要な時はコーナー内輪にだけこっそりブレーキをかけたりするらしい。何年か前にロードスター向けに採用された最新の制御が今やミニバンにも。素晴らしい。 車の形から横風の影響は受けるものの、荒天の時はホンダセンシングに頼れば不安なく走れる。少しキツめのコーナーでもステアリングをぐりぐり切ってくれるので、だんだん信頼できるようになる。ただ、ハンドルを両手持ちしないと10秒くらいで警告が出るので、横風がなければクルコンだけ使ってアームレストに肘をつけて片手運転している方が疲れないかもしれない。 クルコンは車間を維持しながら完全停止して再スタートもする。再スタートはあえて遅くしてある感じなので、そこだけ自分でアクセルを踏んだ方が後ろをイラつかせない。 路肩位置を見て路外逸脱防止制御というのをしてくれるが、すれ違いなど意図して端に寄せたい時にもグイっと反力が出るためリアルワールドではちょっと使いにくい印象でOFFにしました。 |
乗り心地 |
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20Km/h 未満くらいでは若干ゴツゴツする時もあるが、それ以上になると終始乗り心地が良い。子供が小さい時に気を使っていた小さな橋の前後の突き上げもふんわりといなす。乗り心地は良いのに様々な道で加減速しても、前後左右に車が大きく傾いたりしない。意のままのハンドリングとこの安定感、本当に素晴らしい。
足回りがいいので3列目の乗り心地も悪くないが、振り返るとリヤウィンドウの近さには驚く。 路面が荒れていなければ車内は静かで、3列目との会話もしやすい。高速道路ではそれなりにノイズは高まる。 |
積載性 |
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3列目の片側の背もたれを倒してコンテナを置くだけでも普段使いには十分な広さ。格納すると床が低すぎるような感じがするくらい広い。
6人乗りの2列目は前に詰めることしかできないが、長い物は中央の通路に入れることができる。 3列目も使える状態ではスーパーのカゴも後ろに入らないので、誰かの膝の上になる。 低い位置から開くバックドアは積みやすいものの、車の後ろに十分なスペースが必要。内側のユーティリティナットは何をつけようか考える楽しみがある。 ラゲッジ右にジャッキ入れはあるものの、ジャッキは標準装備でなく空っぽ。入れ忘れかと思ったが、(今後は人助け用)の牽引ロープと紫の非常停止灯を入れるのにピッタリでした。 |
燃費 |
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冬の街乗りで10-11Km/Lくらいなので、ご自慢のリヤエアコンが活躍すれば夏は10を割り込むと思われる。郊外で流れていれば14程度。高速ではホンダセンシングに普通の速度を入力すれば18を余裕で超えていく。エンジンの大きさと車重からしたら頑張っている方だと思います。直噴の前車で年中ガソリンにインジェクタークリーナーを入れてたのでポート噴射化は大歓迎。静かだしトルクのツキも悪くないし偉大なローテク化判断。リヤブレーキだってルノーみたいに小径ドラム化すれば、ほぼメンテフリー化できるのにと思ったりします。
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価格 |
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5年くらい前と比べれば高いものの、カーテンエアバッグも含めた安全装備、贅沢品だったホンダセンシング系の装備も標準と考えると、納得できる範囲。各部の質感も高く、いいもの買った感は十分以上。
先代の高年式の中古車も高く、新車は今後も安くなることは無さそうなので、昨今の食料品価格同様に慣れるしかないのかなと。 |
故障経験 | 故障したらネタにしますが、機会は少なさそう。 |
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