前回のテストドライブでは、低回転は調子いいものの3~4千回転を超えると吹け上がらない状態になっていましたので不調の原因を探ります。また、ついでにヘッドボルト増し締めとタペットクリアランスの調整さらにオイル交換もしちゃいます。
まずは、まだ100キロしか走ってないけどオイル抜きます。
(CRCとか結構入っちゃったので気分的に)
そして増し締めに必要なもの買ってきました。
精度はイマイチですが、安かったので&すぐやりたい(笑
トルクレンチ!!
20から110Nmまで対応です、ヘッドボルトは最高で72Nmなのでちょうどいいですね。
まずは邪魔なインジェクターのコネクターを外してヘッドカバーを外します。(半年前ならビクビクですが、今はチョチョイと開けますよ!)
流石にまだ綺麗ですね。
(この時はまだ気づいていませんが、もうこの中に不調の原因が写ってます(;^_^A)
ヘッドボルトを70Nmで順番に締めていきます。
結構いい運動になる・・汗かいた~
全てのボルトが少し締まりました
増し締めって大事!!
ついでにプラグの焼け具合もチェック!
なんか焼け過ぎのような。
低速でしか回してないのになぁ、本来ならもっとかぶり気味になるはずなんだよね?
ガス薄すぎ?
でもエンジンはフルノーマル&センサー新品&インジェクションシステムだからそんなに薄くなるはずないんだけどなぁ?
こりゃ何かの原因でガスが規定量噴出できてない感じがしてきたぞ!
それが吹け上がらない原因ぽいですね。(燃圧が低い?)
原因調査は置いといて、やらなきゃいけないことを先に済ませます!
次にタペットクリアランスの調整。
このエンジンの調整方法は、左の10mmのナットを緩めてから穴の開いた偏心しているシャフト?(エキセントリックシャフトってやつ)を回転させます。
実際はこんな感じ
組み上げ時はクリアランス0.28mmで調整したのでちょっとタペット音がうるさかった。
(指定範囲は0.25-0.30mm)
今回は0.25mmですべてのクリアランスを再調整します。
んーヘッドが綺麗だと手も汚れなくていいね!
バルブ一つに2,3分かな?
シックネスゲージの使い方も様になってきた感じ(笑
全部やって30分ぐらいで終了(^^♪
でも、これって吹け上がらない原因にはならないんだよなーなどと思いつつ
ふと目を動かしたら、何やら嫌なものが見えた(;^_^A アセアセ・・・
き、気のせいかも知れませんが・・
ネ、ネジ 緩んでません?(;^_^A
えーと、このアースは何のアースかというと・・・
はい、皆さんご察しの通りインジェクターのアースでした!!!
(ここまで露骨には緩まないと思うので、きっと締め忘れです、最初からエンジン吹けなかったしね)
ということは、この状態で考えられるエンジンの動きとしては
・アースが完全じゃなかったけど低速回転時は何とか燃料を噴射できる、ただし規定量からは少し足りない
・高回転になるとアース不良で燃料を規定量噴射できずそれ以上回転が上がらない
・燃料が薄い状態だったのでプラグは焼け気味になる
まさに今回の症状と一致!!!
いやーでもやばかった、燃料薄い状態で走り回ってたらエンジン壊すところでした(^^;)
という訳で、ガッチリと締めなおして、ヘッドカバーを戻し、オイルを注入!
でエンジンスタート!!
おお、タペット音も静かになりました!
そしてアクセルを煽ると・・軽く吹け上がるぅぅ!!
点火時期をデスビを回して調整(まぁだいたいやね)
雨の降りそな天気の中、「ガソリン入れとかないと」と無理やり理由を付けてスタンドまでドライブ♪
昨日までが嘘のように綺麗に吹け上がります。
(まだ5000回転をリミットにしてるけどね)
いやー良かった良かった!
ついでに見つけた不具合も修理
水温センサーからクーラント漏れを発見。
一度はずして、ネジ山にテーピングして完了!
これで安心して乗れるかな?
と思いたいけど、リアスタビブッシュが・・
Posted at 2019/07/06 19:18:00 | |
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