2012年03月28日
草花の鉢植えの土はなんと少ないこと。根がのびられないで
すっかり駄目になるだろうと思うが、抜いてみればわかるように、
糸でまりのように十重二十重に根がまわっている。
これをしずかに伸ばしてみれば地面に深々とおろした根の長さと大差はない。
大切なことはどんな土に植えてもいいのではなく、
せまくて少ない土の中に、むだなく順調に根がのびるように
土をつくっておくことが大切だ。
畑や庭の土をそのまま鉢や箱に入れて植えてみると、
はじめはすなおに伸びるが、毎日の水やりに土目はすっかりふさがってしまい、
やがて足ぶみ状態になってしまう。
Posted at 2012/03/28 17:13:43 |
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盆栽 | 日記
2012年03月14日
アイリスというのはあやめ属の総
称であるが、大きく分けると、球根
あやめ、ひげあやめ、ひげなしあや
め.、とさかあやめの四種となる。
球根あやめは地下部が球根になる
あやめ類で、オランダで改良したダ
ッチ・アイリスが代表種。花は紫、
青白、黄など、花埋や切花にチュー
リップのあとを引受けて咲く。
庭の日だまりでは、子どもの日に
あうので重宝。切花には葉を二枚残
して切れば次孝年も咲く球根が残る。
植付けは一○月、土はいくらか湿
りの多い方がよく、束京地方では防
寒の必要はないが、寒い地方ではビ
ニールのほろでもかけるのがよい。
掘りあげは葉が黄変するころが適当。
Posted at 2012/03/14 15:24:51 |
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盆栽 | 日記
2012年03月08日
秋のうちに天芽を数節で切りとったブルー・
デージーをガラス皿の水ごけにさし立てておく
と、間もなく根づいて三月には、遠い南アフリ
カの空をしのばせるコバルト色の花を州く。
乾燥には強い植物だから、水ごけもほんのわ
ずかにしめっているだけでよく育つ。
Posted at 2012/03/08 20:47:32 |
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盆栽 | 日記
2011年12月15日
私たちが、この列脇に住むよりはるか昔から、大地の上に根を張り、
空へ幹をのばし、樹木たちは唯きてきたのである。
その樹々のなかで、私たちの祖先である神々は生活し、そ
こから原始の宗教も芽生えてきたであろう。また、私たちは、それらの樹々から、
生活の麦をうけとり、私たちの文化をつくり出してきた。
私たちが、〃樹″に対していだく気持ちは、根元的なものであり、
伝統的な蓄積にたっものであり、人間としての本来のものであり、
そして、この地上の生命の未来をも暗示した祈りをも含めているものだ。
Posted at 2011/12/15 15:35:38 |
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盆栽 | 日記
2011年11月29日
ニワトコヒゲナガアブラムシの春夏秋冬と、ニワトコの四季とは、
一年のサイクルを巧妙に組み合わせながら、自然のなかの蝶らしをくりかえしている。
私たちには、虫の味覚というものは想像もつかないが、
春浅い新芽の脈符のなかを流れる樹液には、
きっとフレッシュな味わいがあるのであろう。
さわやかな春のジュースをどうぞ、というわけだ。
アブラムシは、このような新鮮なジュースを求めて、次々と好みの住家を変えながら、
一年をすごしていくのである。
こういう春の芽吹きを期待しながら、浅春の雑木林を歩くのは、また楽しい。
ニワトコは別として、多くの樹々は、まだ冬芽を閉じて、近づきくる春の足音を、
しずかに聴いているかのようである。
Posted at 2011/11/29 16:40:55 |
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盆栽 | 日記