先週末のニュルブルックリンクでの死亡事故・・・
レースは、VLNシリーズ初戦、ニュルでのローカル耐久シリーズですが、ニュル24hやGT3車両開発の為に各メーカーがセミワークス又はメーカーサポート体制で出場してます。
クラッシュしたのはニッサンが持ち込んだ35GTR-GT3のおそらく2015仕様で、ドライバーはGT6とニッサンのGTアカデミー出身者で、日本のテストでも速さを見せたマーデンボロー、星野一樹のチームメイト
ご存じ、ニュルは今だ残る名物クラシックコースではあるものの、その危険性は折り紙付き・・・
場所はフルークプラッツ・・・コースの序盤、最初のテクニカルな部分を抜けた後のハイスピードエリア・・・
ゲームでは、ジャンピングスポットと化したりしますが、昨今のツーリングカーレースでは露骨にジャンプするほどでもない場所
但し、明らかに荷重が抜ける程度車体が揺さぶられる地点であり、サスは明確にリバンプし、車高変化によりフロア下のダウンフォースが一瞬無くなる状況になることは間違いありません。
昨今のGT3車両は600ps程度のパワーを有しているし、エアロも該当車両のフロアを見ても攻めたデザインになってます。
動画でも、ドライビングなどに何か問題が有った訳でも無く不可抗力的に宙を舞っています。
現在のニュルは安全性観点から、フォーミュラやルマンカーなど規制で走れません。
この事故で、不幸にも観客1名の尊い命が失われた訳ですが、これを受け、ニュルでは今後のGT3クラス程度は規制の方向で検討している模様
仮に、GT3車両が規制対象になった場合、今年のニュル24時間の主役が走れなくなり、レースとして成立しないでしょう。
そうなると、市販車も高性能なスーパーカーなどは規制される可能性があり、ニュルのタイムを競う時代は終わるかもしれませんね。
名物で日本からも多くの参戦があるニュルの24時間が、どのようになるか見守りたいと思います。
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Posted at
2015/03/30 22:05:12