納車され所有者や他の感想なども上がり、日本でも雑誌などのレポートも一巡した感のあるケイマンGT4
全部読破された方は極少数かと思いますが(^_^;)、先日一斉に掲載された
サーキット試乗レポートの多くの高評価中の一部マイナス評価について・・・
5周のみの試乗であったこと・・・ 試乗中タイヤのエア圧調整が許されなかったこと・・・ 多くが同時に試乗した991GT3RSというトップレンジと潜在的に比較してしまってること・・・
これらの特に後者の2つの要素はGT4にとってマイナス要素になったと推測されます。
タイヤのエア圧に関しては、例えばゲンロク誌でレーシングドライバーの田中哲也氏は、タイヤの冷えた状況についてレポートし、その後温まった状況での変化なども書いてます。
しかし、多くの媒体のレポートはタイヤに熱が入った状況のみでのドライブと推測され、ある雑誌にはそのタイヤ圧は4キロを超えていたとの記述もありました。
これでは、適正なタイヤの接地性を引き出すことは出来ていたとは言えず、例えばCG誌などはリヤの挙動が神経質というGT4であまり表現されてないレポートになっており、これもタイヤ圧が起因しての感想となってる可能性もあったのでは?・・と
そしてWebCGでは、リアの剛性不足が指摘されてました・・・確かにGT4はストラットサスの剛性アップなどされてるものの、サス形式そのものには手が入っておらず、特にリアはストラット形式の持つ横からの入力に対しての剛性不足によるキャンバー変化などが、サーキットという高入力状況下では起きてる可能性はあります。
但し、こと雑誌の記者レベルの人が、たかが5周の試乗でそれを的確に指摘できるのかというのはいささか疑問(^_^;) しかもどうも硬い設定を嫌って柔らかいモードで走ってたらしく、これも上記の不適正なタイヤ圧と相まって、適切なレポートと言えない可能性があると感じています。
そして、パワー感や高回転の伸び、刺激不足を指摘する記述も見られました。
これは、その通りであると感じるところはあるものの、これもGT3RSと比較されてしまったら、クルマの価格帯、レンジがそもそも違いますよ・・・とw
カレラSと比較してどうなのか?ケイマンGTSと比較してどうなのかと私の様なwレポートせんとそもそも比較対象が違うだろう・・と
ケイマンGT4は、基本的にケイマンにカレラSのエンジンを少々のディチューンの上乗せたもの・・・
実際乗ると、若干の高回転域の伸びを欲する感はあります。但し、これはカレラSどころか素カレラよりも安い価格設定や比較対象車を適正に考慮した上で記述せんと不公平だろう・・・と
確かに仕様、成り立ちを見れば、やりきって無い感はあるし、それが乗り味にも少し出てますが、逆にそれによりこの価格が実現出来ている訳です。
私はこれらの理由により、最近の雑誌などの記述は少し差し引いて読む必要があるなと感じております。
今回の一連の記事もGT4は多くの項目は高評価ですが、一部の記述が気になって書きました。ま、私のこの解釈もオーナー故の贔屓目が無いとは言い切れませんが(^_^;)
少なくとも、ターンパイクを除く箱根のステージでは、パワーを使い切れないGT3RSよりGT4のが楽しいんじゃないだろうか・・・と。
それよりもまず私自身がGT4でサーキット走ってから、プロ記者達に意見すべきでしょうねw
追記訂正 : タイヤのエア圧に触れていたのは911マガジンで4キロでは無く3.5キロ以上だったとのこと。また、タイヤが冷えてい居た時の状態に触れていたのはROSSO誌の中谷氏でした。
Posted at 2015/12/14 22:32:46 | |
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