いつもの様に、何の予兆も無く突然週中日に、ニューモデルを発表したポルシェ・・・
718ボクスター
981の型式で有るにも関わらず、718という冠を担ぎだしたポルシェのそれには、商品戦略的、イメージ戦略的意図が見え隠れします。
ポルシェ718とは、1950年代軽量コンパクトなスパイダーボディに4気筒エンジンをミッドに搭載したレーンシュポルト・・・
その名を次ぐ形で、981型ボクスターのマイナーチェンジを遂行したポルシェの気合の入り方は、エクステリア、インテリアの手の入り具合で判ろうというもの・・
しかし、逆に言えば、商品価値を上げるには、それほどまでする必要性が有ったということとも解釈出来る。
我々が感じている近代ポルシェの魅力としての大きなものは、そのエンジンフィールにあると言える。
ポルシェのことだから、新しい4気筒ユニットもそれなりに魅力的なものに仕上げて来るに違いないし、過去のポルシェ4気筒ターボでもシャープなエンジンが有ったのを知っている。
しかし、現存する中で最高のフィールの6気筒エンジンである981前期型とは違うフィールになることは間違い無いし、動画の音を聞いても日本メーカーの4気筒ユニットと明らかに共通するフィールがある。
動力性能を上げたとはいえ、4気筒にダウンサイズしたにもかかわらず値上げまでしている。
さらに気になるのは、噂だけかもしれないが以前のレポートにあった重量増・・・
元々6気筒用・・・911とかなりの部分を共有している大柄ボディにコンパクトなエンジンを積んでもボディ小さくならないどころか、重量が重くなっていては、新しくなったボクスターの良さは何なのか?
718を名乗るなら、それなりの軽快な走りを想像するが、それは叶いそうにない・・・
718ボクスターは、どんなフィールを我々に与え、市場にどう受け入れられ、どう評価されるのか?
Posted at 2016/01/27 23:10:01 | |
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ポルシェ | 日記