
大変ご無沙汰しております。。
今年は未だかつて無く仕事が忙しく、困ったものです。
気付いたら3月も終わり・・・、今年の1/4が過ぎ去ろうかと思うと、恐ろしい速度で歳をとっていきそうで悲しくなりますね。
今日8年ぶりぐらいの新卒社員の入社が決まったので、少し仕事が楽になるかも、、ならないかも。。
一方、カーライフもほぼ通勤のみで日々10km弱の距離しか乗らないのでまるで距離も燃費も伸びなくなり、今年も結局雪道を走る夢もかなわず、タイヤ交換で筋肉痛になっただけの四半期を送っております(笑)。
そんな中、今年はじめての試乗に行ってきました。
それが、これ!
ではないです(笑)。
初めて見ました。「TOYOTAピクシススペース」! いつもの社用車・ミラの代車で来てました。
まぁ、中身はタント?コンテ?なので特筆すべきところもないのでしょうけど、試乗欲がふつふつと湧いてしまいます(笑)。
無理やり外出予定を作って、仕事片付けて・・・って思っているうちに車検が終わっていつものミラに戻って居ました。残念。
試乗未遂でモヤモヤした気分と、仕事ストレスの鬱憤溜め込んだ私を、捨てる神あれば拾う神あり!
昨年
アルファロメオ4Cの試乗をさせていただいた、輸入車総合ディーラー「株式会社ウイングオート」様から一通のメールが届きました。
なんと「Tesla Model S P85の体験試乗会」のお知らせ!
忙しい中でも、この返信は最優先事項です(笑)。
即返信、即試乗予約!
この案件はできるビジネスマン風に対応が激速でこなします!( ー`дー´)キリッ
かくして今年初の試乗車はピクシススペースからTesla Model S P85になったのでした(笑)。ものすごい落差。
ウイングオートさんはホント近所なので30分もかかりません。
いつもハマーが展示されていて、到底近寄れない雰囲気だったアメリカンショールームへ出向きます。
テスラのスタッフの方が2名来ているようで、さすがに詳しく丁寧に説明してくれます。
説明も明快な上、接客の質もとても良いです。BMWやメルセデスよりはるかに良いです。フォードもそうでしたが、アメ車は程よいフレンドリーさで好感が持てますね。到底買えないだろう私なんかにも分け隔てなく対応してくださいます(笑)。

第一印象、カッコイイです。
モーターショーで見た時はよくわからなかったのですが、サイドビューは結構いい感じです。コンパクトにすら見えます。(屋外だから?)
フロントはどうにも好きではないのですが、リアはジャガーっぽくて悪く無いです。ドアノブが格納されるのもジャガーそのものですね〜。(エンジニアにジャガーやら、アストンマーチンやらの人が大量に引き抜かれているらしいから?!)

収納は十分に広いです。かなり実用的ですね。
リアは写真ではたたまれた後ですが、13歳まで乗れるサードシートが後ろ向きで現れます。なんとこのスタイルで驚きの7シーター(゚д゚)!
充電はアダプターがあるので通常の100VでもOKだそうです。このへんの汎用性も素晴らしいですね。

私のお決まりチェックポイントである、ハンドルの革質は極めが細かく柔らかいタイプ。グッドです。
シートもチルトテレスコもすべて電動。シートヒーターも。電気自動車なのに・・と心配しますが、エアコンが一番の敵なので、シートシーター推奨だそうです。
シートその物は悪くはないのですが、シートバックはもう少し立てたいですね。ヘッドレストが遠いのもいまいちフィットしきらない感じです。
メーター、ディスプレイは大きく美しく見やすい。ホント液晶自体がキレイなようで見やすく美しいですね。IT時代の革命児・イーロン・マスク氏の面目躍如です。
操作性もiPadそのもの。プジョーのタッチスクリーンよりはるかに使いやすい(笑)。いまどきの世代にはこの操作感のほうがしっくり来るんでしょうねぇ。
・・・残念なことにここから写真のデータが壊れたようなので(いっぱい撮ったのに・・)以降、カタログでお送りします。

おしゃれな名刺ですね〜。

この17inchのディスプレイはホント便利で、フツーにネットにつながるのでネットサーフィンも当たり前、に画面表示で音楽やマップ設定画面など見やすくて良いですね〜。サスの硬さやハンドルの重さ、ブレーキの回生度やクリープの有無まで・・・。さらにドンドンPCのようにアップデートされていくようです。ホント電気じかけのクルマです。(褒め言葉です)
ただ、トータルので近未来感では(先に乗ったせいか)i3の方が衝撃的でしたね。
さて、ひと通り説明と操作のレクチャーを受けていざイグニッションならぬスタートボタン・・・すらない(笑)。
なんとブレーキ踏むとシステムオン!これは意外にムダがなくて良いかもです。

メルセデスのパーツだと言うシフトレバーやウインカーの質感はイマイチ。i3の方が高級感はあります。
ウインカーレバー位置がかなり下なのもバツ。使いづらいです。
人工的なクリープが自然で、視界も悪くないので違和感もなく、ギブリよりコンパクトに感じ乗りやすいですね。
気になる回生ブレーキはi3よりは弱めだけど強力。やはりブレーキなしで止まれますね。設定で弱くするとほぼほぼ208と同じようなコースティング感になります。この方が自然で普通の車らしく乗れるんでしょうけど電費に影響しそうです。。
しかしここまで強力な回生ブレーキがあると、巨大なベンチレーテッドディスクの存在の意味が。。
一番気になったのは、(電気自動車でエンジン音がないから?)低速で意外とうるさいことですね。ロードノイズなのか、タイヤノイズなのか、ハンドルにもイヤなバイブレーションが。
スポーツモードや速度が上がると逆に静か。自然な重みかっていうと、ポルシェなんかとは違う違和感を感じる重みな気がします。
とはいえ、このクルマの白眉は421ps/600nmの強力なパワー&トルクがもたらすとんでもない加速。レクサスLFAニュルブルクリンクパッケージとほぼ変わらない加速で、911やM5に引けをとらないとイーロン・マスク氏が豪語したとか。ジェット機というか電車のような静かでスムースな加速。あっという間に◯◯な速度に到達してしまいます。とても車重が2トン以上あるとは思えません。。
試乗で○○○な速度出したのはじめてです。試乗コースもいいのですが、なんの抵抗も振動もなくするすると強力な加速を一瞬でし切るので、やっぱり異次元の体験ですね。
もうじきモーターを前にも積んだAWDモデルも出るとか。とにかく動力性能は文句なしですね。これで500km走れるのなら素晴らしいパフォーマンスだと思います。
試乗車はオプションてんこ盛りのエアサス仕様だからか十分な乗り味で、サスは自由に車高を調整可能。
iPhoneの通知設定のように場所を登録しておけば自動で車高が変わります。(゚д゚)!いや〜ハイテクです。それでいてリアもの居住性もメチャクチャ広い。レクサスより快適(笑)。
最近の定番、前後左右のセンサーはセンチ単位でモニターに距離まで表示します。こういうところは素直に素晴らしいですね。
総評、買いたいか?
・・・1,200万円あったら別の車買います、今のところは(笑)。
う~ん、人とまったく違うクルマに乗りたい人におすすめですね。時代の最先端を感じます。それでいて普通に乗りやすく快適。そしてとてつもなく速い(笑)。
ただ、どうですかね。1,000万円超のクルマと考えると、細かな部分のクオリティや質感、洗練度が既存のクルマメーカーに及んでいない気がします。(価値観の問題だと思いますが、そこに言及する評論家の方がいないんですよね・・)
だって、やっぱりギブリのほうがセクシーです。アルファロメオ4Cの方が毛穴が開きます(笑)。ジャガーのほうが品があります。ポルシェのほうが圧倒的な精度感がありますもん。
3年後には、コンパクトクラスを350万円くらいで出す予定だそうなので、それの方が現実味がありそうで期待ですね!
208ちゃんに戻ると、やっぱりしっくり。100km/hまで3.4秒(デュアルモーター)のような加速はしませんが、5MTでの加速も変わらず気持ちいい!
i3試乗の後は、クラシックカーになってしまったような錯覚でショックを受けましたが、今回はそれもなし。
最近さらに馴染んできたサスも心地よく、これはズブズブとフランス車の沼にはまっていきそうな予感です。