Numberのコラムによるとエディー・ジョーンズHCが彼のプレーをたった1回見て日本代表に加えた選手だそうで、曰く、そういう選手は突然目の前に現れて『自分を選べ、自分を選べ』と訴えてくる。トンガ出身のNO.8 アマナキ・レレイ・マフィ、チームメイトのあだ名は「フィジカルモンスター」ブラボー!
マフィ、だまされた…から成長して「花園大に感謝」
【2015年10月2日 日刊スポーツ】
金星を挙げた南アフリカ戦では決勝トライをアシストするなど、ラグビー日本
代表のNO8アマナキ・レレイ・マフィ(25=NTTコミュニケーションズ)
は不可欠な存在となった。トンガ出身のホープを輩出したのは、全国的にはまっ
たく無名の花園大(京都市)。そこには不思議な運命があった。
10年春、トンガから私立の花園大に勧誘を受けて入学した。「だまされた…」。
目に飛び込んできたのは縦65メートル、横50メートルという試合用フィール
ドの半分にも満たない、狭い土のグラウンド。ゴールポストは白い塗料がはがれ
た木製だった。
入学前の面接で「花園大は強いですか?」と聞いた。その時、通訳を務めた米
国人教師は「強い!」と説明。だがチームは関西学生Bリーグ(2部)。部員数
も1部校の約3分の1にあたる30人前後。ナイター設備もなかった。
マフィは16人きょうだいの15番目。ラグビーでの成功が家族のためになる
と考え、へこたれなかった。江森隆史監督(44)は「トップリーグで、プロで、
やりたいと言っていた。半年で日本語も上達して頭のいい子だった」。来日時に
95キロだった体は筋トレですぐに110キロを超えた。口癖は「練習も試合も
100%」。
だが当時、2部では関係者の目に届かなかった。転機は大学3年の5月、1、
2部混合のエキシビションマッチ。「オレは絶対に負けない」と大暴れ。トップ
リーグ入りをつかみ、日本代表へ駆け上がった。
花園大の川勝主一郎総監督(83)は「見る人は見ている。マフィには何か超
えようという姿勢がある」。指導者や仲間に恵まれたマフィは、日本代表入りの
際に「花園大に感謝したい」と語った。5年前に「だまされた…」という言葉も
今では笑い話になった。【益田一弘】
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2015/10/18 16:51:51