今話題の『21世紀の資本』,本屋さんに行くと特設コーナーに平積み状態で,税込み5,940円,700ページ以上もある本が売れているみたいですね。彼の物言いにいろいろな人が様々な事言ってますが,要するに何だろうか? 読んだ方,お馬鹿なオヤジにもわかるように優しく教えてください(^^ ところで,彼の名前は"Thomas Piketty”。なんでトーマス・ピケティじゃなくて,トマ・ピケティなんでしょうか?例えば"機関車トーマス"は"Thomas and Friends”「トマ」じゃなくて「トーマス」,ん〜実はこっちが気になる 笑
若者に富の再配分を ピケティ氏、本紙と単独会見
【2015年2月1日 東京新聞】
来日中のパリ経済学校のトマ・ピケティ教授(43)は三十一日、本紙のインタ
ビューに答え、「人口減少の進展に伴い日本の所得・資産格差が将来さらに深刻に
なる」と警告した。金融緩和などアベノミクスが問題を悪化させる懸念があると指
摘し、「成長と格差是正を両立させるためには資産課税の強化により、資産を持た
ない若者などへの富の再配分が必要になる」と提言した。 (池尾伸一、吉田通夫)
ピケティ氏は格差問題を掘り下げた著書「21世紀の資本」が世界各国で注目を
集めている。
ピケティ氏は独自に収集した各国の税務データを基に、「日本では上位10%の
富裕層の所得の全体に占める割合が、一九六〇年代は30%程度にとどまっていた
が、二〇一〇年には40%に上昇し、富の集中が進んでいる」と指摘。非正規労働
の割合が四割に達していることにも「企業は彼らには十分に教育しないので新しい
技能を得ることができず全体の経済成長を阻害する」と懸念を示した。
さらに、「人口減少が加速するため、日本の経済成長率は将来もっと鈍化する」
と分析、「過去に蓄積された金融資産や土地などの重要性が増し、親から遺産を引
き継ぎ、家賃や配当を稼げる富裕層と、所得が伸び悩む中低所得者層の不平等が広
がる」と指摘した。
一方、金融緩和については「『がまんすればいずれ果実が全体に行き渡る』との
理論は米国をみても実現しておらず、米国では過去十年で不平等は拡大した」と効
果を疑問視した。
その上で、成長と格差是正を両立させる策として、富裕層の持つ土地や金融資産
に、資産額が大きいほど税率が高くなる「累進資産課税」を導入することを提案、
「財源を社会保障や公的な学校への支援に使うことにより資産を持たない若者世代
の就職や子育てを容易にすることが有効になる」と指摘した。
一方、政府が進める消費税の引き上げ政策については「消費税増税は若者や低所
得者にも負担になる。富の蓄積をしていない世帯の負担は軽くする必要があり経済
成長にとってもマイナスだ」として否定的な考えを鮮明にした。
Posted at 2015/02/05 06:02:27 | |
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