• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

Frank Sladeのブログ一覧

2011年07月25日 イイね!

本当に伝えたい事を誰にでも解りやすく

本当に伝えたい事を誰にでも解りやすく日本政府は、福島を中心とした子供たちの被曝限度量を1ミリから20ミリにあげました。
「どうせ、子供と国際勧告を知らない母親、それに無関心な父親が相手だ。ウソをついてもかわせるだろう」

とたかをくくっているように見えます。







家族が日曜日の夜に録画していた武田邦彦出演情熱大陸なる番組を
さっき観ました。
とても解りやすい話し方で、お母さんたちの支持を受
けてるのがよく分かります。



【本日のブログから転載】

政府と電力の反撃に備えて(2) 被曝の損害と便益


私には不思議に思うことがあります。

「放射線防護」というのはとても難しい問題ですが、ICRP
(国際放射線防護委員会)を中心として長い間、議論が重ねら
れて、そのもっとも大切な考え方はすでに決まっています。

それは「放射線防護の三つの基本原則」というもので、「正当化、
最適化、線量限度」の3つです。


原発事故がおこったのだから、およそ「放射線防護の専門家」と
名乗る人は、まず日本の人にこの三つの基本原則を伝えなければ
ならないでしょう


ところが、これは日本人の特性なのかも知れませんが、「何ミリシー
ベルトまで安全」、「自然放射線は・・・」とか、「**先生が泣
いて辞任した」というような具体的なことや、下世話な話ばかりし
ているように感じられます。


そのうちには専門家自体もそれに取り込まれて、本来の防護の意
味を忘れてしまったようにすら見えます。


子供たちは私たち大人を信頼して、被曝を受けるだけになっています。
今こそ、私たち大人が知識を得て、子供を守ってやらなければなりません。


・・・・・・・・・


ICRPは三つの基本原則の第一を、このように説明しています。


つまり、この文章にありますように、一般公衆の「被曝」は「押しつけ
られたもの」であり、もし被爆を受けるなら、その個人が「被曝の損害
を上回る便益」が得られなければならないというのです。


放射線防護の専門家は「被曝を増やす」ことに熱心ではいけないのは
当然で、むしろ、被曝を押さえることが必要で、仮にどうしても被曝
が増える場合、その「便益(得になるもの)」がなんであるかそれを
明らかにしなければならないのです。


・・・・・・・・・


それではICRPの言う、「放射線被曝の状況を変化させるあらゆる決定」
とはどういうものでしょうか?


「変化」とは、たとえば原発事故のあと、文部科学省が行った「1年20
ミリシーベルトへの被曝の増大」です。

この決定が「放射線被曝の状況を変化させる」ことは間違いありません。


子供たちはこの決定で、実に20倍の被曝をするようになったのです。


さらに、日本政府はこの決定を「ICRPの勧告にそったもの」と言って
いますが、それはウソを含んでいます。

つまり、

「どうせ、日本人はICRPの勧告など読むはずはない。専門家は知って
いても政府よりの発言をさせるのは簡単であるし、新聞やテレビも追従するだろう」


と考えたに相違ないのです。


これまでもIPCCなどの国連機関などの発表は常に政府に都合よいように
一部や、時には正反対の内容で国内に伝えられ、専門家やマスコミは常にそ
れに追従してきました。


・・・・・・・・・


この決定で福島を中心とした子供たちは、1ミリから20ミリに被曝限度を
あげられました。それに対して、本来、東電を守るのではなく、子供をま
もる立場の「専門家も自治体、そして学校関係者」も、子供に代わって政府に、


「それでは、被曝を20倍に拡大する決定に伴う害よりも、それを上回る
子供の便益とはなにか?」


を問いませんでしたし、また求めもしませんでした。


「どうせ、子供と国際勧告を知らない母親、それに無関心な父親が相手だ。
ウソをついてもかわせるだろう」

とたかをくくっているように見えます。



本来、放射線の専門家も、自治体の首長も、そして教育委員会や校長先生
なども、「社会で尊敬される立派な人格者」であるはずです。

その人たちが子供の無知を利用して、我が身の保身に走ったのですから、
日本も落ちたものだとがっかりします。


専門家の中では唯一、日本原子力学会が「自分の学校に通うことができる
のが便益だ」と解説をしていました。

便益の供与と説明が必要なことがわかっていて「20ミリまで大丈夫だ。
ICRPの決定だ!」といった専門家よりはましですが、「自分の学校に
通うことができる」のが便益とは考えられません。


無理矢理、政府の決定を支持するための方便のようで、学会員としては失望
しました。


被曝量を上げなければならない原因は東電の事故です。

そして年間の被曝量を20倍に増やされた子供は、本来、東電の事故がなけ
れば、当然のように自分の学校から通っていたのです。


こんな論理があるでしょうか?


東電が損害を出して、その損害を回復することが便益なら、他人に危害を
与えても、病院に連れて行けば怪我をさせたことは相殺するという奇妙な
社会になってしまいます。


「被曝を上回る便益」とは、「事故がなければ、被曝はせず、自分の学校
から通うことができた」ことを基準にした便益でなければ、「益」とは言え
ないでしょう。


・・・・・・・・・


ICRPの防護原則は、「放射線を浴びることによる損失に対して、利益が
なくてはならない」ということであり、それを国民に説明することこそが専
門家のもっとも大切な役割だからです。


放射線防護の専門家は、被曝を増やす方向で努力する存在ではありあません。
今からでも遅くはないですから、正道に戻って、保護者とともに児童を
まもって欲しいものです。


(平成23年7月25日 午前9時 執筆)








事故った電車をすぐに埋めてしまうのと、、、似てるわけないか(汗)
関連情報URL : http://takedanet.com/
Posted at 2011/07/25 23:03:47 | コメント(0) | トラックバック(0) | 明日の日本 | 日記

プロフィール

「ラジオで7-11のCM聴いたら急に聴きたくなって今日の通勤BGMは、清志郎の「夢助」@Apple Music (^-^)」
何シテル?   01/27 06:45
目標、毎日 似顔絵描いてます。 クスッと笑ってもらえると嬉しいです。 たまに車の話題、どうぞお付き合いください ^ ^

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2011/7 >>

     1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 1516
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 2728 2930
31      

リンク・クリップ

20211212 FC-WORKS12月オフ会レポート Vol.15最終章 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/12/29 22:49:56
ヤマト運輸のクロネコの動画が可愛いって! 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/12/09 20:01:54

愛車一覧

マツダ ユーノスロードスター マツダ ユーノスロードスター
1992年生まれのNAロードスター、ド・ノーマルです。いや〜楽しい、嬉しい、幸せ一杯の車 ...
ホンダ アクティ ホンダ アクティ
車齢13歳、123,800kmで我家の一員に。チョイとボロいですがとても楽しいです♪
ドイツその他 その他 ドイツその他 その他
非の打ち所のないデカイ娘でした(笑)
メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン メルセデス・ベンツ Eクラス ステーションワゴン
【選んだ理由】 1)メルセデス・ベンツのディーゼルに乗りたかったから。 2)後席を倒して ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation