5回のオリンピック挑戦、すごいよ。メダルは惜しかったけどおじさんはなぜかジーンとしてしまった訳です。さて、ヘルメットとかゴーグルとかウエアとか、似顔絵の何倍も時間が掛かってしまって(笑)まぁいいか。可愛く描けてますか〜?
上村愛子は笑顔で卒業します
【2014年2月10日 日刊スポーツ】
<ソチ五輪:フリースタイル>◇決勝3回目◇8日◇女子モーグル
階段を上り終えた先に待っていたのは、幻のメダルだった。8日(第2日)、フリー
スタイルスキー・モーグル女子の決勝で、5度目の五輪でメダル獲得を狙った上村愛子
(34=北野建設)は惜しくも4位に終わった。決勝1回目は9位で通過。同2回目は
ぎりぎりの6位で通過し、最終順位を決める3回目は攻めの滑りを見せたが、0・83
点差でメダルに届かなかった。前回バンクーバー五輪と同じ、残り3選手の段階で1位
にいたが、次々に抜かれて4位。試合後に、五輪からの引退を表明した。
「メダルは、あっ取れたかなとか思ったんですけど、そっかまた4番だったんだなと。
結果はメダル取れなかったですけど、すがすがしい気持ちです」。上村はまるで、その
首にメダルが掛かっているかのように話した。バンクーバー五輪金のハナ・カーニーが
花束を持ち、悔し涙の横で、充実感を漂わせた。
なんでメダルが取れないのか。現役続行を決めた後、その理由を探し続けた。「メダ
ルが取れていないのは、何かが足りないということ。それが何なのか、ソチまでに答え
を出したい」と話していた。
13年4月、都内で合同合宿があり、宇宙飛行士の野口聡一さんが講演した。上村は
最後まで残り、Tシャツにサインをもらい、一緒に写真を撮った。講演会を聞きたい、
興味ある人物だった。「野口さんは夢をかなえた。だから、私に足りないものを持って
るはず」。
自分に足りない部分も、出来ていない部分も、すべてを「いい」と受け止め、スター
ト台に立った。過去4回の五輪でやり残していた「気持ちが弱くて、滑り切れていない」
という課題は、卒業した。予選前に伊藤、決勝前に村田が負傷で棄権し、日本勢はただ
1人。「悔しい思いをしている選手がいて、私は後ろを向いている場合じゃない」。攻
める理由が、もう1つ増えた。
決勝3回目、最初の上村は30秒46で6人中最速タイム。エアも完璧に決め、ター
ンは1カ所乱れただけの20・66点。残り5人を待った。3人目まで1位をキープし
たが、最後の3人に一気に抜かれた。前回五輪とまったく同じ状況だった。違うのは、
涙からすぐ笑顔になれたこと。「ちゃんと全部攻めていた。バンクーバーもトリノもミ
スしたり、攻めきれない滑りをしていたけど、今回は全部全力でアタックできていたの
で満足度は高いです」。
中2の時、カナダへの旅行でモーグルに出会い、20年。地元の長野、競技を突き詰
める人生を選んだソルトレークシティー、エアでコークスクリュー(軸を斜めに2回転)
に挑戦したトリノ、皆川と結婚して夫婦で出場したバンクーバー。1年の休養を経て、
ソチでたどり着いた先は、4位だった。
女子高生は、エースになり、妻になり、ベテランになった。
「達成感はマックスです。五輪でいい滑りができてよかったな
というのと、こういう気持ちになるのは最後だと思う。
五輪は悔しい思いも苦しい思いもするけど、自分も成
長する。最高の場所です」。
上村愛子の五輪物語は、完。【保坂恭子】
↓彼女のブログ。ヘロヘロになっちゃうな〜(> <)
Posted at 2014/02/11 16:54:31 | |
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