「盛田正明テニス・ファンド」のバックアップがなければ、天才錦織クンも世界の舞台に立てなかったかもしれない、それほど世界に出るにはいろいろな意味で過酷なようです。ところで、錦織くんが留学した、そう、アガシとかシャラポワが育ったという米国のIMGアカデミーとやら、いったいいくらかかるんだろうか(^ ^;
錦織はソニー最後の傑作?
【2014年10月15日 東京新聞】
錦織圭とソニー。片や全米オープンテニスで準優勝、世界ランクも六位まで躍進した
スター選手。片やかつての面影はなく、とうとう無配に転落した低迷企業。対照的な二
者だが、実は錦織を発掘して世界へ羽ばたくチャンスを与え、プロ転向後も支援したの
は「ソニー」だった。
三年前、業績悪化を受ける形で所属契約を打ち切り、今を時めく錦織のウエアに「SONY」
のロゴがもうないのは、ソニーにとって忸怩(じくじ)たる思いだろう。※↓プレゼント(^ ^
そんな因縁が気になって「錦織育ての親」を訪ねた。盛田正明氏、八十七歳。井深大
(いぶかまさる)氏とソニーを興した盛田昭夫氏の実弟で、ソニー副社長まで務めた。
テニスを愛し、世界一の選手を育てようと私財を投じて基金を設立。全国から有望な
中学生を選抜し、米国の名門養成機関に送り込む。
錦織は基金の支援で十三歳から五年間、本場の英才教育により成長を遂げた。盛田氏
はこの革新的システムについて「『他人がやらないことをやれ』という井深イズムと出
会わなければ思いもよらなかったろう」という。
ソニー凋落(ちょうらく)の原因に水を向けると…。「会社を離れて長い」と断った
うえで「トップの先見性と度量は重要です。技術開発力はどこも大差はなく、トップが
『次はこれだ』と決断し、大赤字が続こうが周囲が止めようがやり抜くかどうか。十年
はかかる」。
ジョブズも憧れた本来のソニーである。 (久原穏)

Posted at 2014/10/16 05:52:09 | |
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