炊飯器持参で玄米おにぎりを作り英語はスピードラーニング…(笑)じゃなくて独学。参戦4年目でお見事22歳! 日本人にはしびれる話じゃないですか〜。
宮里美香、悲願達成!米ツアー初優勝!あなたは藍と姉妹なの?
【2012年8月20日 夕刊フジ】
米女子ツアー セーフウェー・クラシック最終日、19日(日本時間20日)
=オレゴン州・パンプキンリッジGC(6611ヤード、パー72)
宮里美香(22)が悲願の米ツアー初優勝を果たした。首位から出て通算
13アンダーの203とし、2位に2打差をつけて逃げ切りV。
日本選手では8人目。米ツアー出場資格を持っての22歳での優勝は、2009年
に24歳でエビアン・マスターズを制した宮里藍(27)を抜き、日本人最年少
となった。
最終18番で約30センチのパーパットを沈めると右拳を2度突き上げた。
先にプレーを終えた米ツアーの先輩、宮里藍、上田桃子(26)に水をかけら
れて祝福を受け、うれし涙を流した。
逃げる苦しみを味わった。「ミカン色」の勝負服で首位からスタート。6、8番
で約1メートルのバーディーパットを沈めた。前半を終えた時点で2位とは3打差。
「その差を考えてしまった」との油断が10番のボギーにつながった。
後続が忍び寄る展開にも「ライバルは相手じゃない。自分との戦いだと思った」と
集中力を高めた。
運もあった。11番で右に出たティーショットがクリークの石で跳ねてグリーン
横のラフへ。「神様がついてくれているのかなと思った」という1打が効いて、
6メートルのパーパットを沈め、思わず右手で力強いガッツポーズをつくった。
17番(パー4)は花道から第2打を1メートルにきっちり寄せ、バーディーを
奪って同組の柳簫然(韓国)を突き放した。
18番はハザードに打ち込むなど崩れた柳簫然を横目に、奥のラフから完璧な寄せ
でパーにつなげた。
最終日で伸ばせず、勝ち切れなかったこれまでのうっぷんを晴らすように、途中
苦しんだ寄せを終盤の勝負どころできっちり修正し、勝利につなげた。
沖縄出身の宮里美は日本のプロテストを受けずに米ツアーに挑んだ。
本格参戦4年目の今季は2位2度、3位1度。6月のショップライト・クラシックで
3位に入ると次のメジャー、全米女子プロ選手権で2位に食い込むなど優勝まで
「あと一歩」が続いた。
用具メーカーを変えた今季、契約先も増えた。優勝が待たれる中、無意識に
プレッシャーを感じ、次第に「勝ちたいという焦りにつながった」。序盤に3戦
連続予選落ちし「こんなに自分のゴルフを考えたことはなかった」と苦悩した。
なかなか勝てない宮里美を支えたのは、フロリダ州のアカデミーのコーチ陣。
メンタルコーチからは
「自分を100%信じて打つこと」
と言われ、6月以降は手袋に「100」と書いて戦った。
昨年からマネジャーはなし、キャディーと2人で転戦を続ける。炊飯器を持ち
歩き玄米でおにぎりを作り、英語はすべて自力だ。苦労が実った1勝目。
「最高です。言葉が出ない。後半に入ってちょっと緊張して、フォーカスしようと、
1打1打大事にやった。米ツアー4年目でやっと勝てた。もっと勝てるように頑張ります」。
本当の勝負はこれからだ。
パチパチパチ〜!
Posted at 2012/08/21 21:42:35 | |
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