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フラスカのブログ一覧

2024年05月25日 イイね!

子連れイタジョブ道中記 1

子連れイタジョブ道中記 1
月曜日に日付が変わってしばらくしてから自分のガレージに帰り着きました。

そのままでは雨染みになってしまいそうな所だけざっと拭き上げただけで家には上がらず私は仕事場に

よく帰宅するまでがなんちゃらと言いますが
それならまだ私のイタジョブは続いてるんだなんてへ理屈にほくそ笑んだものの
睡魔と疲労感とでその日はほとんど使い物になってなかったでしょうね。
(苦笑)

さて、そんな今回のイタジョブですが
私にとって今までと大きく違う点が1つありました。
会場でお会いした方なら既にご存じでしょうが今年中学生になった下の子を同伴したのです。

ですが、決して十分とは言えないそんな点検整備しかしていない車に乗せる事には最後まで強い抵抗がありました。

ただ、そんなこと言っていたら何時になったら連れて行けるか分からないですし
子供が親と行動を共にする期間というのは、一見長いようでいてその実けっこう短いものですから

家内とも話し合った結果、本人が希望するのであれば連れて行こうとなりました。

家内や上の子と違って
物心ついた頃には既に私が障害を負った後でしたから、下の子はまだお嬢と長い時間を共にした事がありません

近場のイベントか、せいぜい日曜日の大黒くらいでしたから二つ返事で飛び付いてきましたよ(笑)

これは責任重大だな

そうなるとこれまでの行きはよいよい帰れるかどうかは運次第な0泊3日の強行軍をする訳にはいきません。
無理を言って休暇をもらいましたので、翌朝に会場入りしやすいエリアに宿を取ることにします。

これもまた有り難い事に
前泊を聞きつけたC.M.Hの方々から前泊組と一緒に徳山会館へ宿泊するようにと再三お誘いいただいたのですが
昨年1年間の無理が祟って日常生活動作にも支障をきたす有様でしたので…
醜態を晒すのも忍びなく子連れを言い訳に辞退させてもらいました
ごめんなさい。

検索しまくって土曜日の宿を押さえたら
出発は金曜の深夜というか土曜の早朝?な午前2時
仕事を切り上げて入浴だけ済ませたら、晩酌代わりにカフェイン強化コーヒーとドリンク剤でドーピングして、
うんと早くから寝かしつけておいた子供を起こして徹夜走りの始まりです。

何でそんなスケジュール⁇

私のこの身体のせいで、下の子はこれまでこれといった旅行に連れて行ってもらった事がありません。
なので前日の土曜日は朝一から目いっぱい彼の為に時間を使えるようにと夜行バスのドライバーに徹する事にしたのです。

この時点で既に本来の前泊の趣旨から逸脱し始めてますね(笑)

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御殿場あたりで時刻は4:30
朝の気配が近づいてきて富士もくっきりと浮かび上がります
今日は良い天気になりそうだ♪

始めの内は今車では有り得ない振動と
隣同士でも怒鳴り合わなければ会話が成り立たないほどの轟音に包まれるという非日常さ
目が冴えていたようですが、
やがて慣れて舟を漕ぎだす順応性は家内譲り
(笑)

結婚前の家内もお嬢の助手席でよく熟睡していましたから
ああ、この子となら所帯を持っても大丈夫だなって
(大笑)

子供は3インチのハーネスでガッチリ固定してありますから
シートから落ちることはないでしょう

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ただ、ウチの子寝相
特に足癖がとっても悪く、たまにシフトレバーの方にまで侵食してきますから
手を伸ばしても邪魔でレバーに届かずヒヤリとした事もありました。
(苦笑)




途中、名神から東海北陸自動車道へとルートを外れ
向かったのは川島ハイウェイオアシス

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土曜日に行く子供にとって興味がありそうな所として
ここ川島にあるアクア•トトぎふ(国内最大級の淡水魚水族館なのだそうで)か、
その先の各務原の空自基地に隣接した航空宇宙博物館の2つをピックアップして
事前にどっち行きたいと尋ねておきました

本当は両方とも行かせてあげたかったのですが、
夕方16時前には宿のある海津市に着いていたい

というのもその日のスケジュールの最終に
宿からほど近い、おちょぼさんこと千代保稲荷への参拝と参道での食べ歩きを予定していたのですが、
参道の商店街が仕舞い始めるのが早く、17時頃だと言うのですよ。

移動の時間も含めると2つ共はちょっと無理かな

事前の聞き取りでは
どちらか1つと言うなら航空宇宙の方かなとありましたが、アクア・トトへはPAから高速を降りずにアクセス出来るそうですから、

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水族園には入らなくとも観覧車だけでも乗ってみないか?
そう誘って

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うん、結構楽しんでくれてるみたい

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この日の天気は快晴
絶好の観覧車日和?でしたね


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小っちゃくても、お嬢は存在感あるよなぁ



さて、思いのほか観覧車を満喫した後は
各務原でICを降りて航空宇宙博物館へ

先程の観覧車もそうでしたが、ここでも障害者(重度)と付き添い1人の入館料は半額
更にここでは中学生以下は無料と旅するお財布に優しいので助かりました。

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これ全部動態保存なんでしょうか

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フライトシミュレーターもやらせてもらってご満悦

展示機の中には直線番長なF104スターファイターや
最近退役したばかりのF4EJファントムⅡといったかつての主力戦闘機もありましたが
ここでの白眉といえばやはりこれに尽きるでしょう


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陸軍三式戦闘機
実機を目にするのは初めてです。

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同じくらい見れて良かったのがそのエンジン
液冷倒立V型12気筒

どんな音がするんだろう
近付いてもっといろんな角度から見てみたかったなぁ

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ツインプラグなんだろうか?
燃焼室はどんな形状だろう?
後で知ったのですが、ボランティアのガイドさんがいるそうなので(そういえばそれらしき人が確かにいました)質問攻めにすればよかった

子供が退屈するからダメか…



宇宙にはあまり興味ない と言うので(子供がそれでいいのか?)
3Fは飛ばしましたが、それでも見ごたえのあるものが多く、一通り見て回わり終えた頃には結構時間が経っていました。
そろそろ次の目的地に向かいましょうか。








Posted at 2024/05/25 11:55:59 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2024年05月11日 イイね!

レトロフィット 2

レトロフィット 2前節・前々節では灯火類(ライトバルブ)のLED化について記しました
これはその補足となります。




ライトON(含スモール)で点灯するところ

お嬢のライトスイッチはプッシュ・プル式

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1段引いてスモール点灯

この時にフロントのウインカーも兼ねるポジション灯とテールランプ・ナンバー照明
それにこれはオリジナルの配線とは異なるのですが
ウチのお嬢ではメーター照明も連動して点灯するようにしてあります。

そこから捻ってもう1段引くとライトON
リレーを介してロービームないしハイビームに通電し
メーター内のライト点灯を示すインジケーターと
ハイビーム作動時にはダッシュボードに備え付けられたインジケーターも光らせます。

ちなみにハイ・ロー切替のディマースイッチは
年式(仕向地?)によって足踏み式(英車にも多用されているおかげで安価なルーカス製)か

たかがこんな物がなんでこんなに高いんだ?って
今一つ納得のいかない(笑)キャレロ製のコラムレバー式の2種類ありますが
お嬢のそれは前者の足踏み式であります。

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回りくどくなりましたが、冒頭に戻ってライトON(含スモール)で点灯するところ

左右ヘッドライトのバルブ これはH4

テール/ブレーキとポジション/ウインカー これら4個がS25のダブル

メーター照明3個とナンバー灯
これがちょいと訳アリで未確認なのですが、オリジナル配線図によれば
12V5Wの物が2個使われている事になっています。
それにインジケーターの2個
計7個のこれらがBA9S

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なんでレンズカバー外して確認していないかと言えば
後付けした縦長な日本のナンバープレートが邪魔でドライバーが真っすぐに入らない&
カムアウトし易いマイナス頭

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封かん外すのもナンバー灯自体を外すのも面倒なので
球切れするまではそのままにしておこうとナンバー灯の2個(?)は早々に先送り
(笑)

メーター照明と各種インジケーター類は
ダッシュボード下から手探りでソケットごと引き抜けばいけるかなとまさぐってみれば
行く手を阻むダクトらしき物の手ごたえが‥

そうか、
ヒーター後付けしてもらう時にデフロスターちゃんと効くようにして!!ってお願いしたんだった
それの配管か。

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これはやっぱりダッシュ下に潜り込まなきゃならないね。

健常な頃ならヒールプレートの上にクッション代わりの毛布敷いて
逆エビに反り返って体を滑り込ませ作業していたけれど
不自由な身体の今そんな事をしたら最後、間違いなく自力では出て来れない自信がある(笑)

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なので横着せずにシート外しました

この後、毛布敷く前にヒールプレートも外してクリーナーかけましたが、
どうせなら水拭き&ワックスがけ(フクピカ)までやっておけばよかったと今になって思うも後の祭り‥

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シート外すとフロア切ってでもエンジンに次ぐ重量物(人間)の搭載位置を少しでも低くしようとした涙ぐましい努力の跡が良く分かりますね



パイロットランプ不点灯の原因は、
てっきりコイツ

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前科持ちのソケットというかバルブホルダー

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不点灯とは言っても、たまに点灯する事がありますからヘッドライト同様アース不良の線が濃厚です。

メーター本体のアース不良という可能性もありましたが
メーター照明が点灯している時点でシロ
おまけにコイツは前科持ちとくれば、犯人と決めつけられても仕方がないでしょう。
‥‥ところがこれが冤罪だったのですよ

ボディアースした検電ペンをこの抜いたソケットに当ててフラッシャーを焚く
⇒反応なし

この時点で予備のホルダーと電球に入れ替えても良かったのですが、潜ったついで
リレーもチェックしてみる事にしました

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使われているフラッシャーリレーは3ピンタイプ

とはいっても直止めされる金属のボディがアースの役を果たしている訳ですから実質4ピンに等しいですね

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上のピンには +
時計回りに L そして Pと印されています。

私の素人配線では、ヒューズボックスを経由した常時電源を+に
Lはウインカースイッチへと繋ぎ、そしてPをメーター内のパイロットランプに入れてあります。

車載の状態で検電ペンをそれぞれの端子に当ててみますと
ウインカーレバー中立の状態で常時電源ですから当然+端子には通電しています。
次にL端子はといいますと、これにも通電しておりペンは点灯
ウインカーレバーをどちらかに倒せば各電球にまで通電し、リレーが作動してペンも点滅しだします
ここまではOK

さて問題のP端子はと、その状態でペンを当てても反応がありません
本来ならフラッシャーの点滅に同調して光るはずなのに端子の時点で通電していない、
真犯人はオマエか!!

パイロットランプ不点灯の原因がフラッシャーリレー本体にあったのは分かりましたが、
パイロットランプが点かないだけでフラッシャー自体は正常に作動しています。

それならばもちろんリレーは交換するとして、その前に試してみたい事があるんです

というのも、お嬢には見ての通りフラッシャーリレーは1つしかありません。

このリレーつでウィンカーも後付けしたハザードランプも賄っていますから、ウインカーの時とハザードの時では点滅間隔が違ってしまうのです。

それに輪をかけて今回はフロントのポジション/ウインカー兼用のバルブを左右それぞれ1ヶ所ずつLEDに替えます

1ヶ所替えただけでどのくらいハイフラになるのか知っておきたかったというのが
サイドとリアの残り2ヶ所を今回はタングステン球のままにした理由です。

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ヘッドライト交換の際に、予め固着せずにちゃんとレンズが外せるか
球の種類は何が使われているかは確認しておきました。

余談ですがこれに限らずレンズを固定しているビス
これが錆びて膨張することによって樹脂のレンズにクラックを入れてしまうケースがありますから、もしビスの状態が思わしくないようでしたらステンレスの物にしてしまうのもアリだと思います。

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レンズを外してみると
残念ながらこれにも本来あるべき白いシール材は入っていませんでしたが
テールランプほど内部が汚れていないのが救いです。

それにしても変わった接点だな~
サイドもリアもソケット状になった接点がスプリングによって押し付けられられている
一般的な物だったのにコレは
接点自体が板バネになってるんだ(初めて見たゾ)

念の為クリーニングして接点復活剤も吹きかけておいてから

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入手しておいたリアのダブル球の色違い(ホワイト)を装着しました。

本当は電球色のが欲しかったのですが、このメーカーからはレッドかホワイトしか選べなかったのと、
某フリマサイトで安く手に入ったので
(笑)

レンズを付け終えたら点灯試験
まずはポジションから    うん、白いね(笑) でも明らかに明るい♪

続いてウィンカー
白熱電球のようにフワッと点いて余韻を残して消えるのではなく
やたらメリハリの利いた点滅になりましたが、これはこれで良いかも

ただ、予想した程ではないもののこのままではテンポが速すぎます

対策として抵抗を割り込ませる方法が紹介されていましたが、素人考えではせっかく消費電力を抑えるために導入したというのに、発熱を伴う抵抗を入れたのでは意味がないように感じるのです。

そこでリレーの方を機械式からICにする事で対処出来ないか試してみる事にしました。

ちょっと気がかりな点もありましたが、これホンマに大丈夫なんかいと思うくらい安価な事もあって
だめならボツでもいいやと購入してみたのがこれ。

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気がかりだったのはパイロット出力端子がない事。

けれどランプ出力を2分配していけた という先人のレポートもあった事だし取り敢えずやってみましょう

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機械式リレーと入れ替えられるよう加工して

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ヒューズボックスからの線を+に
ウインカースイッチへと向かう線をLに結線してアースは取付金具と共締めしたら
この状態で作動チェック

IC化の恩恵でウインカー・ハザード共に同じテンポで点滅してくれますね、
これなら抵抗を使わなくてもリレーだけで大丈夫そうです♪

気を良くして電球をLEDに入れ替えたパイロットランプを2分配したL端子に繋いでメーターに戻そうとした時に問題はおきました。
ソケットがメーターに触れた瞬間にリレーが作動して点滅を開始してしまう

考えてみれば至極当然な結果です。
L端子自体は常時通電状態、
その先のウインカースイッチが中立状態であるからさらに先の電球⇒アースとならずそこで止まっているものを
パイロットランプ⇒メーター⇒アースとなってしまえばウインカースイッチ関係なしにリレーが作動してしまう‥

このリレーをそのまま使うには
ハザードより先の左右ウィンカー配線からそれぞれ分岐させた物に
整流ダイオードをかませた上で1本化して、それをパイロットランプに結線するしかない。

方法は分かっていても
またシート外してダッシュボード下に潜り込んでの作業、とてもじゃないが迫るイタジョブへの出発までにその作業をしている時間なんて無い。

パイロットランプは点かないけれど、ウィンカー・ハザードは正常に作動しているのだから、このまま行って来てからやり直すかとの考えが一瞬よぎりましたが出来れば何とかしておきたいところです。

お師さんにも当然アドバイスをお願いしたのですが
そもそもICのリレー自体使った事もなく、整流ダイオードの件も理屈では私の説明した方法でいけそうだとのお墨付きをいただきましたが、実際にやった事はないそうです。
コレは人柱になるしかないかな‥




必要になる部材の手配を進めながら並行してもう一つの方法
このリレーをボツにしてパイロット出力端子
つまり普段は通電していなくて、リレーが作動している時だけ通電する端子のあるICリレーを見付けようと
懸命に探した結果1つだけパイロット端子のある物を発見して取り寄せました。

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CRUIZEという神奈川のメーカーのTYPE 3という商品です。

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以前と同じように取付金具を加工しておいて

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ただ、これで絶対うまく行くとまでの自信はなかったので(苦笑)
今付いているリレーから引っこ抜いた配線を入れ替えた(殺してあったパイロットランプの配線も繋いだ)だけで、本体はまだ宙ぶらりん

バッテリー繋いでウインカーレバーを倒す
上手くいってくれよ‥‥

静まりかえっているので一瞬ダメかと気を落としかけましたが
ふと目をやればパイロットランプが点滅している
そういえばコレは作動音(カッチカッチてやつね)なしって書いてあったか




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ウィンカー・ハザード共に正常作動するのを確認したら今までの物と付け替えて
これでやっと灯火類の問題は全て解決‥‥

まだ光軸調整しとらんがな
(汗)






Posted at 2024/05/11 22:50:03 | コメント(2) | トラックバック(0) | 作業日誌 | クルマ
2024年05月05日 イイね!

レトロフィット

レトロフィット片目点灯不良騒動から始まったお嬢のプチ近代化

どうせ取り寄せるのならと
ヘッドライトのバルブと同時に何種類かのLEDバルブも手に入れておきました。

前節にも記しましたが、LED化の主目的は消費電力の節約

電動ファン・空燃比計・ETC・ナビ
ヒーターも後付けしましたけれど
ブロアモーターは形こそ違えど元々ありましたからノーカウントで(笑)

現代車に比べたら微々たるものなのでしょうが、
お嬢にも本来なかった電装品が増えましたから、節約できるところは節約しておきたいですからね。

真っ先に思いつくのは夜間走行時の灯火類、

その最たるモノが今回のヘッドライトでしたから、それに付随する物も同時に交換しておくとしましょう。

とは言っても、
いきなりすべてのバルブをLEDにしてしまうつもりはありません
まずはライトONで点灯するものから

となればテールランプはマストですね

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それに夜間における視認性=安全性の向上にも繋がりますから
是非ともやっておくべきでしょう。

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白熱電球の醸し出す
なんとも趣のある雰囲気も捨てがたいんですけどね。

テールランプのバルブはブレーキランプも兼用のS25ダブル球
並行ピンの段違いタイプ

選択に迷うほど様々な商品がありましたが
いかにもLEDでございってな粒感は流石に似合わないでしょうから避けて

選んだのがこちら

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ネットショッピングでの入手だったのですが
段違いと説明にはあるものの、この画からはどう見ても段違いには思えず…

でも到着したソレはちゃんと段違いでしたので一安心
それにしても紛らわしい

ネーミングセンスはどうかと思いますが(笑)
物的には作りの良い、かなりしっかりとした製品でしたよ。

ヘッドライトの時とは違い今度こそバルブの抜き差しだけなんだから何のドラマもおこらないゾって
左のレンズを外してみたら

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材質がアンチモンなのでニキビ(年齢的に吹き出物と言ったらシバかれそうだ)は仕方がないとしても、リフレクター随分と汚れてないかい?

見ればレンズとの間に入るシールが無い、これが原因か。

テールランプのユニットは
デッドストック品を含め、これよりもう少し程度の良いUSED
何用か分からないからと格安で某オクにて売りに出ていたのもGETしてある、それらを今使うか?

いや、掃除すればまだ使える
新品を下すのは来たるボディのフルレストア(という名目での補強)までとっておくんだ

10数年
早ければ数年後には石の下に眠る身だというのにまだそんな思いが頭から離れないのは

自分ではダメだとしてもきっと次の世代がって そんな望みがあるんだろうな。
こんな完全に自分好みな魔改造しておいてから言うのもなんやけど。

終活云々はともかくとして、ライト片手に子細に点検してみれば薄汚れてこそいれど
決定的なダメージはない
真鍮のワイヤーブラシとブローガン、それにパーツクリーナーを駆使して

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まあ、これくらいなら大丈夫でしょ 
続投決定♪

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左と違って右のユニット内部が綺麗なのは
こちらにはシールが入っていたから

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けれど数十年の時を経て完全に弾性を失い石と化していました‥

左右を見比べればシール材の有用性は明白なので入れておきたいところですが

①リプロ品を探す
 ⇒すぐには無理&きっとお高い

②溝にシリコンコーキングして硬化後に薄く油を塗ってレンズを被せる
 ⇒溝から取る時大変&レンズ固着の可能性

③Oリング作成キットで作ったOリングをシールの代用として使う
 ⇒試してみないとわからないけど、これイイかも!!

お師さんからはゴム板から切り出す方法も提案されましたが、
最終的には③案が妥当だろうという事で一致しました。

で、その結果はどうなった?
そう期待した方がもしいたらごめんなさい。

これらはもし何も無かったら何で代用するかというシミュレーションで

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実際には手持ちのデッドストック品からシールだけ外して使いました

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この白いシール材
これに限らずキャレロには良く使われています

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経年劣化が進んでいたのでしょうか
ゴムというにはスポンジーな感触でしたから、後生大事に取っておいて使えなくするよりも、まだ使える今使ってしまって正解だったと思いたい。

バルブを入れ替えて

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結果次第では今後入れ替えることになるかもしれませんが
今回ウィンカーはタングステン球のままにしました

ウインカーないしハザードを出しっぱなしにする機会なんてそうはないでしょうし
出来ればそんなシチュエーションには陥りたくはない(笑)

というのもありましたが、一番の理由はウインカーリレー
それについては後述するとして
急遽思い立って交換してみたのがバックランプ

これもそれ程は使用頻度的に高くはないのですが
夜間帰宅した際に後退灯が明るいと有難いなってただそれだけの理由なんですけどね。

爆光を売りにする商品の多い中
消費電力と明るさとのバランスがちょうどよかったこちらをチョイス

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早速点灯試験を

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ポジション点灯時

ブレーキランプの点灯で光量が変わるかはガレージの壁に反射するのを確認して
(この時は人手がありませんでした)

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うん、バックランプもなかなか明るい♪




バルブ入れ替えの為にレンズを外したついでに
これも綺麗に洗ってやろうかとしましたが、
観察すると経年劣化によるものなのでしょうか、着色が退化しているように思えます。

加えてどうやらこれはオリジナルではなくリプロ品
レンズカットや刻印の有無などに差異が見られます

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ただよく見るとMILANOとありますから
これもMADE IN ITALYには違いないのでしょうが

ところで現在の手持ちにはこれの他にもう2種類のレンズがあります

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一番右が現状の物で
左2つがデッドストック品

US仕様の赤一色の物があるといった事は聞いていましたが、
左の後退灯がオレンジというのはいったいどこ仕様?

お師さんに訊ねても「知らん」(そんなのどうでもいいだろ)
とのことで、面白そうだから今回はこれを選んだ結果

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こうなりました

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これで前後ともレンズが変わった事になりますね♪

今年はこの仕様でイタジョブに参加しようと思います
邪道だって石投げつけないでね。



さぁ、後はテスター借りて光軸調整したら
もう一つの電装系の懸案事項も片付けておかないと‥‥





Posted at 2024/05/05 10:20:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 作業日誌 | クルマ
2024年04月27日 イイね!

続・やり残したこと

続・やり残したこと
【前回からの続きです】


人間というものは見たものを感覚的に擬人化して捉えてしまう習性があるのだそうで

例えば子供の頃に
なかなか寝付けない夜、柱の節が人の顔のように見えて恐ろしかったという経験や
撮った写真の木々の陰影がやはり人の顔のように思えて
コレ心霊写真なんとちゃう?
なんて色めき立った事ってありませんでしたか?
(中にはガチなのもありましたけど…)


まあ、それはさておいて
クルマにとってニンゲンでいうところのに該当するのってやっぱりヘッドライトだと思うんです。

そのヘッドライトですが、
ウチのお嬢には、出会った頃から俗に筆記体キャレロと呼ばれる物が入っていました。

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1959年という
型式が750から101へと移行する過渡期に製造されたウチのお嬢は
型式750ながら灯火類は後の101と同じく大型化されていましたから
この筆記体キャレロも汎用性のある一般的な7インチの規格サイズです。

でも大きさこそ同じ7インチ丸目と言っても
レンズカットの違いやフラットorコンベックスによってもその表情って随分違って見えるものなんです。

私としても
20数年間この目をしたお嬢を見続けてきた訳ですから、
今、ちょっとした戸惑いを覚えています。

「こんなんプチ整形みたいなもんやん」
「どや?惚れ直したか⁇」ってグイグイ来るなぁ…

とにかく…もうちょっと時間ちょうだい



流石にもうお察しの通り
お嬢は今、違うレンズカットのライトを付けています。
それでは事の次第を順を追ってご説明しますね。



ヘッドライトの点灯不良からの復旧作業も終盤

後は元通り組み付けるだけという所にまでこぎつけて思ったんです。
ただ元に戻すだけでいいのか?って

転んでもただでは起きない
壊れたのならそれを好機により良く、強く
今までもずっとそうやってきたじゃないか

とは言っても、そんな大した事をする訳じゃないんです

灯火類のLED化

追加する補器類の設置場所に悩んでお蔵入りしたHIDの時と違って
ライトバルブ入れ替えるだけのポン付けですから難しい事は一切なく
あまつさえ今は都合よくライトも外れている
今やらないでどうするの。

筆記体キャレロに使われているライトバルブの規格はH4

但し端子は同一ながら
台座の形状は今のそれとは異なるH4Eなるもので

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そのため現在一般的に流通しているH4規格のバルブでは取付けることが出来ないのです

ただ、対策として変換アダプターが現在でも複数経路から入手できますし
実はかなり以前から所持しておりました。


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アルミビレッドのゴージャスな物もありますが、
これは安価なプレス製

これを使えば台座の問題はクリア出来るでしょうから
あとバルブ選定に際して留意しなければならないのは台座から後ろの寸法

ライトユニットの外からバルブをはめ込んで
そこにソケットを差し込む現在の方式とは違い、
ソケットまでがライトボウル内に収まりますから、ここがあまり後ろに長いと底づきしてしまいます。

以上の点をふまえて私がチョイスしたのが

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MADE IN JAPANを標榜するからにはそれほどおかしなモノではないでしょうし
いかにもLEDな白色光よりは多少電球色に近いというのも理由の一つです。

とりわけ明るさを強調した商品ではありませんが
そもそもハイワッテージでこそないものの、シールドビームでなくハロゲン球の
リレーを介してバッ直に配線を引き直してあるお嬢のライトは
LEDだHIDだといった現代車に比べたら見劣りしますが、
決して絶望的に暗いといったものではありません。

レトロフィットの目的は、あくまで節電なのですから


ネット通販でたまたま安売りされていたソレは
注文した翌日には手元に届いていましたので早速フィッティングを試みます

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【既に組み付けてしまってから撮っているのでこれは件のLED球ではありません】


が、
固定できません…
爪の長さが足りず、H4の台座を押さえてくれないのです

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アダプターだけならこの通り

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いっそのことこの部分を矢印のように起こしてみようかとも考えましたが、
上手くいかなかった場合、悲惨な結果になるので止めておきました。

ちなみにお師さんにも見せて相談しましたが
手に取って暫くいじって出した結果は私と同じものでした。

おかしいなぁ
Galacyさんによればポン付けなはずなのに
もしかしたら私の知らない方法でもあるのかと尋ねましたところ

電話越しじゃあ上手く伝わらないだろうと
ありがたい事にスパイダーのをわざわざバラして画像を送って下さいました。

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【提供Galacyさん】

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【提供Galacyさん】

それを見れば一目瞭然
バルブの固定方法が違う

よく見てみればこれはブロック体になってからのキャレロ
でも私のストックは皆どれも同じ筆記体

そこでお師さんに事情を説明し、在庫の有無を問い合わせたところ
使えそうな物を見繕っておいてくれるそうなので
仕事を無理やり早めに切り上げてお伺いしました。

おっ!!
流石ですねぇ
これこれ、これが正に欲しかったそのもののブロック体キャレロって
喜んだのも束の間
ペアのうち片方のバルブ押さえ金具がありません
(それ以外は完璧なだけに悔やまれる)

諦めきれず、
使えそうな金具だけでも見つからないか、許しを得てヤードを漁らせてもらうことにしました。

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ここ来るのも久しぶりだけど、記憶とあんまり変わってない
懐かしいナ

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世間一般の認識としてはガラクタに過ぎないのでしょうが
私等にとっては宝の山

丁寧にかき分けて目当ての物を探しますが、こういう時に限ってこれだけあってもなかなか見付からないものです

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こんなものは発掘しましたけれど
(笑)


おおよそ小一時間ほど籠っていたでしょうか
棚の隅々まで探して、それでも目当ての物は見つかりませんでした…

見落としはないハズ
これはもう諦めるしかないのか

でも人一倍諦めの悪いこの男
灯火類の棚を離れて普段そんなものを置きそうにない所にまで捜索範囲を広げた結果
別の棚の上、埃をかぶった箱の中から

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新品とおぼしきソレを見事掘り当てたのでした(喜)



よし!
これでいざという時の保険は出来た♪

え⁇
コレ取り付けてめでたしめでたしじゃないの?って思いますよね。

理由は簡単
だってブロック体とはいえ、こんなに程度の良いのはお高いでしょ
お師さんに尋ねても「わからん…幾らなんだ?」って逆に訊かれる始末だし
(笑)

だからコレはどうにも打つ手がなくなった時の為にキープさせてもらっておいて、
もっとお気軽に手を出せるようなモノ、何かないかな?

真っ先に思い当たるのは

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信頼の小糸製作所 HSSB-16
お値段格安、間違いなく左側通行帯仕様なのですがフラットレンズなんですよ。
レンズカットのデザインが変わるのは仕方がないとして
材質がガラスである事とコンベックス形状である事の二つは譲れない

そんな条件で検索して次に目を付けたのが

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同じく車検対応品のIPF製
レンズカットのないマルチリフレクターですが、このルーカス風のデザインならLEDのライトバルブも目立たないんじゃないかな

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奥行的にもライトボウルへの底づき問題はクリアしていますし
特売がかかっていたのも後押ししてお取り寄せ
(後に重大な見落としが発覚しますが、この時には全く気付かず…)

到着するのを待ってライトボウルへのフィッティングを試みます。

当然ながらライトバルブはすんなりと収まり
ソケットを挿してライトボウルへ…  入っていきませんな

ソケットが底づきしている様子はない、なのに入っていかないのは

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矢印のこの部分がリフレクターに干渉しているから

嘘やろ~

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改めて2つ並べて見比べてみますと
襟のようなカバーのせいで見づらいかもしれませんが、奥行きに関してはほぼ同等と
ここまでは良かったのですが

リフレクターのプロフィールに差異が!!

【こんなご時世ですので予めお断りしておきますが、セクハラの意図は全くございません

IPFのがお椀を伏せたかのような豊〇型とするならば、
キャレロのは逆すり鉢状の貧〇型

大きさ奥行に気を取られるばかり、形への配慮が足りませんでした。



痛みを伴う失敗をした
それ即ち経験であり、痛みを伴ったのならそれだけ強く心に刻み込まれた事だろう

そしたら次は情報の共有だ

ライトボウルの画像を前に、こうこうこういった理由で上手くいかなかったと
身振り手振りで豊〇貧〇の例えも交えてお師さんに報告。
例えが例えなので心なしか苦笑いをこらえているような表情でしたが、肝心なことは無事伝わった事でしょう。

こんなドマイナーな記事に目を通すような奇特な方は少ないでしょうし
そもそもアルファのライトに王道以外のそんな変わったモノ入れようとする変人はもっと少ないとは思いますが

今回の経験から私が得た教訓としてここに記しておきます

貧〇尊し選ぶべし



さて、IPFのライトは駄目でしたが
その時点で既に次のあてはありました。

それは最後までIPFのとどちらにしようか迷った挙句
車検適合とは明記されていないのとポジション球があるという理由で選から漏れたもう一つのライト

こちらはマルチリフレクターではなく普通にレンズカットのあるタイプでルーカスのコピー品

MADE IN TAIWANであるならば高品質でしょうし

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(もう8年目になるスマホもHTC製ですし20数年間愛用しているラチェットハンドルも台湾製)

IPF製よりもさらに激安なソレは紛うことなく貧〇タイプ!!

時間との戦いでもあるので躊躇なく取り寄せて

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三度目の正直
今度こそライトボウルに収めることが出来ました♪

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レンズ縁の厚みはキャレロに比べてやや厚く、その分ホルダーも前に押し出されてしまいましたが
ライトリムとのクリアランスは多少なりともあったと思いますから多分大丈夫でしょう
・・・確信はないけど



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適合するライトが手に入ったので
ライトボウルを車体に取り付けます

今後の作業性を向上させる為に、ボルト・ナットから車体側をナットリベットにしておこうと準備してありましたが

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現状空いている穴が芯の出ていないバカ穴であるため
そのまま拡大してナットをカシメてしまうとボウル側と穴位置がずれてしまう可能性が高く
なおかつボウル側を長孔加工するには余裕がほとんどありません

時間をかければ方法は何かあるのでしょうが、如何せんタイムリミットが迫っており
再びボルト・ナットでの固定となりました。

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点灯テストを済ませ、ライトを固定し

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リムもちゃんと嵌りました。



タイヤハウス内での配線の取り回しは


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【before】



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【after】

スモールとウインカーを兼ねる

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コレへの配線が長くてダブついているのを切り詰めればもっとスッキリするかな






翌日(3/17)は快晴とまでは言えないまでも晴天に恵まれ・・・

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念願かなっての房総ツーリング
先程言葉を濁したその訳は

写真には写らなかったけれど、実はこの日
真っすぐに立ってるのも難しい、まるで台風並みのの強風だったのですよ
(道理でライダーが少ないわけだ)

潮風の直撃を受けたくないから、常に風向きと波頭に注意しながらのコース取りになってしまい、
当初のシーサイドを2台でゆったりクルージングという目的は果たせなかったからなんです。

房総グルメも含め、おもてなし不発となってしまいましたが
これに懲りずまた房総に走りに来てくださいね、Galacyさん
(その時はもっとましなツアコン用意しておきますから)








Posted at 2024/04/28 01:30:22 | コメント(3) | トラックバック(0) | 作業日誌 | クルマ
2024年04月18日 イイね!

やり残したこと

やり残したこと仕事以外でこうしてモノを書くのは本当に久しぶりです。

昨年度は公私共に多忙を極めましたから、
イベントはおろか必要最低限とすら言えないメンテナンスしかしてあげられなかったのです。

それは今年になっても本質的には変わりないのですが、
それでも去年に比べたらまだ使える時間が出来ましたので、1年間に及ぶ酷使で傷んだ身体のリハビリも兼ねて簡単な事案から着手する事にしました。

加齢による水晶体の濁りもあるのでしょう
以前に比べたら夜目が利かなくなりましたから夜走りをする機会はかなり減ったので、それほど不自由にも感じず今まで放置してきてしまったのですが…



ライトON(ロービーム)で片目がぼんやりとしか光らない時がある。

ディマースイッチを蹴ってHI⇔LOを何度か切り替えると治る場合もある。

症状が出ている時はロービームなのにも拘らずハイビームのインジケーターがうっすらと点灯する。

いつからその症状が出ていたのか今となっては定かではありませんが
それ以前は問題なく作動していた事から考察するとアース不良が最も疑わしい。

お嬢の配線は
最初の内こそダメな箇所が発覚する度にそこだけ引き直していたものの、
程なく癇癪おこして「一から全部やり直したるわ!!」って
既存のモノ全部取っ払って、知識も経験もないのに手探りで配線図を描き
紆余曲折ありながら四苦八苦して20数年前にやった私の拙い仕事です。

タイトル画に使ったのがソレですが、
よくもまあこんな仕事したな と、何考えてたんだ(頭にミソ入ってるんか?)と思う反面

無い知恵振り絞ってやったんだなと
その時なりの努力の痕跡がみられる箇所も発見して頬が緩む。

あれこれツッコミどころはあるけれど、
これがあの頃のベストだったんだよな

ならば今は、今なりのベストを尽くすだけだ。



20数年前にやり残したこと

ホイールハウスを貫通するところまでは新規に引いたものの、
そこから先のライトバルブまではライトボウル(お釜)を外さなければならない作業だったのもあって、
後ろ髪引かれつつもそのまま再利用したというのが、ずっと心の片隅に引っかかったままになっていました。

オリジナルの布巻き配線ではないところから
一度は手を入れられているようですが、それとて知る限り30数年以上前の事でしょう。

今回の作業、
原因が本当にアース不良なのかバイパスさせてチェックして、
それでちゃんと点灯するようならボディアースを取り直して終わり
ではなくて

今度こそライトバルブまで自分の手で繋げよう。


使用する配線はAV規格の1.25sq
補修に使う程度の量ならストックがあるけれど、いずれも10年以上は居座る古株揃い
(笑)

どうせやるならフレッシュな物でという事で
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いつものごとく漁りにきました♪

「おー 必要なモノがあるなら持っていけ」って
いつもお言葉に甘えちゃいますから今回はこちらからも手土産を
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ダブルメイルターミナル
かつてはニチフにも似たようなものがあったのですが、今では製造中止
やっと見つけたコレは…
呼び名からしてたぶん海外製なのでしょう。

昨年この世を去った、長年お嬢の板金を一手に引き受けてくれていた友人から
その昔「こんなのもあるんだよ」と教わったのを思い出して
今回の作業に使おうと仕入れておいたのを持参して

「似たようなの(リセタブ)は持ってるけれど
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コレは知らなかった」そうなので、
たまには役に立つでしょって半分進呈してきたのでした。




思い立ったのは半年以上前だけど、
実際に手を付け始めたのは、確定申告まで済ませた3月も半ば以降。

だから本当なら実際にバラしてみて
その都度必要なものを吟味して入手するべきなのでしょうが、
いつ作業できる時間が取れるかはっきりしない以上、
その時一気に作業を進めるべく、予め必要と思われる部材を用意しておこうと
半ば見切り発車的に集めたものですから
いざ蓋を開けてみたら使えなくて取り直し なんてのも一度や二度ならずありました
(汗)


ある程度部材が揃ったら
ライトボウルを外すべくジャッキアップしてホイールもどけておきます。
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シザースジャッキの向こうにチラ見えするのは
今回の作業が初投入になるマサダの1.5t低床アルミフロアジャッキ

長年使ってきた長崎の2tジャッキに比べたら格段に軽くて低いから、
これなら一発で上げられるかな♪って一縷の望みを抱いていましたが
残念ながらお嬢のオイルパンの低さは手強く(笑)
やっぱり今まで通りシザースジャッキのお世話になる事に。

でもこれなら、
手押しで乗せられる30ミリ程度の薄板でスロープを作っておけばクリア出来そうですね。

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スプリントのライトリムはライトボウルにただ嵌っているだけ

なので脱着は力技になります(笑)

Galacyさん協力のもと、年式的にも1年違いと近い750スパイダーのと見比べてみましたが

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【提供 Galacyさん】


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【提供 Galacyさん】

なるほど確かにスパイダーのリムは3本のボルトでボウルに固定されていますね

同じCarello製で共に汎用である7インチのライトを使うというのに互換性が無いとは…

そのスプリントのリムですら
ウチのが先にいくにつれてやや径が小さくなる先細りなのに対して
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この様にあまり径が変わらない物があるのも確認しています。

まぁ 重箱の隅を楊枝でほじくるような話ですけど。





盛大に脱線しましたが、
話を作業に戻しますと

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ここまでの作業なら、実際のところ片手しか使い物にならない今の私でも問題ありません

やや溝が潰れかけて、ドライバーのかかりが怪しかった小ネジも
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横着せずにボルスター付きのドライバーを使ってやればナメる事はありません
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押しが7
回しが3ってはるか昔に習った基本は疎かにしませんよ。

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十字溝の潰れかかった小ネジは、
この機会に新しい物と交換してしまおうと
頭のサイズ・首下・ピッチの同じ物を取り寄せてみたのですが、

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この緩み止め加工まではされていないんですよね。

なのでどうしようもなくなるまでは現役続行してもらう事にして
取り寄せたネジは用途を袋書きしてストックに回しました。



技術的には何ら難しくはないものの
片手しか使えないと難儀だったのがボディからライトボウルを外す作業

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事前にお師さんから
「木ビスみたいなちょっと長めので固定されてるだけだから、全部前からの作業で外せる」と聞いていたのですが

ジャッキアップする前、試しにドライバーで回してみた感触から
うん、コレは裏からナットで止めてある

なのでブッシュに差したグリースで服を汚さないよう足回りに養生したら
エクステンションをかませたラチェットをタイヤハウスに突っ込んでナットに掛け
もう片方の手に持ったドライバーで共回りしないように押さえつつ緩める

健常者であれば何てことないたったこれだけの事も今の私には難しく
何度となく使えない右手から転げ落ちた工具を握り直させて
それでも何とか左のライトボウルは外しましたが、
それ以降の脱着には素直に助っ人の手を借りました。

手際が悪く手間取っても
独りでやればそれはそれで良いリハビリになる とも思いましたが
その時にはそれよりもこんな事に時間を取られたくない2つの理由がありました。

その内の1つは千葉県東方沖で俄かに頻発するようになった地震
そんな状況下で余りいつまでもウマ(リジッドラック)をかけた状態にしておきたくない。

もう1つは約束
単身赴任で関東に来ていたGalacyさんが
この3月いっぱいで地元の岩手に帰ってしまう
スパイダーはお師さんの所で数ヶ月にも及ぶOHを受けた後、Galacyさんの手によって
ナラシも既に完了しているという。
この2台で房総半島をランデブーするなんて
この機会を逃したのなら次があるとは思えない。

最終週は移動に向けた準備で忙しいとなれば、
残された時間は4~5日
この先まだ何があるか分からないのだから、こんなところに余計な時間をかけている余裕など無いのだ。



外したライトボウルは洗浄・乾燥の後に念願だった配線の一新を試みます。
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Carelloの刻印からもこれがオリジナルと分かるソケット
見ての通りハウジングの状態も申し分ないので

これは生かして旗竿端子だけ新しいのと入れ替えて と

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抜いてみたら何だコレ⁇

今でも手に入るのかってお師さんを始めあちこち訊き回るも
昔(20数年前)工業高校で見たという1人を除いて皆首を横に振るばかり…

折角のコンディションではありましたが、ストックリストの仲間入りとなりました。

既存のソケットが再使用に適さなかった場合に備えて
交換用のソケットは準備してありましたが、
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手に取ったところ、セラミック製だという絶縁体の材質強度に不信感を覚える…

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割れたり欠けたりせずに端子を抜き取る事が出来ましたから、
それなりの強度を備えてはいるようですが
ちょっとでも疑念を抱いたならそれは使わない。

たかだか数百円の部材をケチって
後々まで後悔を残したくはありませんから。

幸いお師さんから「これもいるんじゃないのか」って
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手渡されていたコレがありましたから有難く使わせていただきます。


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撮影しておいた図と見比べながら線の長さを調整したら端子の加工も済ませておいて


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ソケットには接点グリスを充填

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適当なバルブで押し込んだら余分なのをぬぐい取って完成。



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ひょっとしたら再利用できないかもと不安であったボウルと車体との間に挟むシールも

まだ十分にゴムの弾性を保っていて一安心


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この手のゴム製品って
リプロ品でさえ何気にお高いんですよ

ああ、でも
リムとレンズとの間に入れるヤツはとっくにお亡くなりになった状態だから
何とか調達しないとなぁ


何はともあれここまでくれば
後は逆の手順で組み付けるだけ

ライトボウルを固定する時にだけ手を借りれば、その他は今の私といえど訳もない。

人間余裕が出来ると余計なことを考えるもので(笑)

今のこの状態なら
簡単にLED化できるんじゃない?





Posted at 2024/04/20 16:19:35 | コメント(3) | トラックバック(0) | 作業日誌 | クルマ

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