
今から3年前の 2013年10月
転職のタイミングを利用して、10日間のインターバルを取りました。
目指したのは自身初の北海道。
当時、
ハイドラ攻略マップはまだ存在していません。
ルートも大雑把です。
日本海沿いに北上したので、ルートから外れた現存天守の弘前城をスルー。
新潟のサッカースタジアムに至っては、見えてるけど
行くのが面倒だからスルー。
今では考えられない状況ですね。
当時は四国の全CPコンプを目標としていました。
全国を意識するようになってから、この2箇所を大いに後悔することになります。
結局この時は台風によって北海道を諦め、代わりに国道4号アタックへと切り替えました。
しかし周囲に何があるのかさっぱりわかりません。
突発的な状況にも対応出来るように。
この時の経験から、CP地図が欲しいと思ったわけです。
ところで、いつまでβバージョン?
その話はまた後ほど。
(※運転中の撮影は、バイザーホルダ改+リモートスイッチで行っております)
1日目 … 5月1日(日)
前置きはさておきまして、
ダイジェストですが、今回の旅について書いていこうと思います。
定時帰宅後から5時間程寝た後、午前2時の出発予定。
ところが…遠足前の子供の如く、全く寝付けませんでした。
もう思い切って寝るのを諦め、2時間以上前倒しの午前0時前に出発。

これはちょっとした自慢なのですが、今まで一度も居眠り運転をしそうになった事がありません。
眠くてふらつく事もないんです。
今回ほどハードなのは稀ですが、もしもの場合でも何処かで仮眠すれば大丈夫かと、結構楽観的です。
写真は石川県の小松空港付近。

空が明るくなってきました。
金沢市に入る頃に夜が明けたようですが、曇っていて太陽は見えません。

本当の意味で”夜通し”走り続けたのは久しぶりです。
新潟県糸魚川市の親不知付近で、とうとう小雨が。

まあ初日は移動がメインであり、正直あまり語ることがありません。
景色が見えるだけ、霧よりは雨の方がマシと思っていましたが、そうとも言えないですね。
恋人岬も行くには行ったのですが、海も空も大荒れだと車から降りる気にすらならないという…。
弥彦山パノラマタワー

初日のハイライトは、小雨ながらも凄まじい強風と霧。
回転展望タワーからの景色を楽しむつもりでしたが、とてもじゃないけど望むべくもなく諦めました。
その後は、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムに立ち寄り、3年越しの後悔を解消。
満足して山形県西村山郡河北町の宿へと向かいます。
初日の走行距離は 1,080km

17時半過ぎに到着したので、この日は早めに寝る事が出来ました。
今回の旅は全日程ハードモードなので、睡眠時間だけはなんとか確保する必要があります。
2日目 … 5月2日(月)
ひなの湯・ひなの宿

右側が宿泊施設で、左側の温泉施設と繋がっています。
部屋が綺麗でスタッフの対応も良く、しかも価格はリーズナブル。
思いのほか良い施設でした。
寒風山

2日目のメインは秋田県、男鹿半島の寒風山です。
今は終了してしまいましたが、BS日テレの番組「峠 TOUGE」を初めて見た時がこの場所でした。

駐車場に車を停め、寒風山回転展望台を目指します。
展望台からの景色。

凄い絶景ですよ!
眼下に見えるのは 秋田県道55号(入道崎寒風山線)
寒風山パノラマライン
こちらは反対側。

男鹿半島から秋田市へ続く海岸線も、これまた素晴らしい眺めです。
ここは緑の季節に必ずまた来ようと思います。

特上の楽しみが出来ました。
入道埼灯台

男鹿半島の西北端。
白黒縞模様の灯台は珍しいですね。日本の灯台50選に選ばれているそうです。
秋田県道54号(男鹿琴丘線)

…どうやら北海道に迷い込んだようです。
この景色はたぶん中標津町辺りですね。間違いありません。
そんな10km超の、感激の直線道路でした。
ぽかぽか温泉ホテル

翌日の予定を考慮して、秋田県大館市周辺でホテルを探し、予約をしておきました。
前日もそうですが、とりあえず温泉があることが検索条件。
2日目の走行距離は 674km (累計 1,754km)

翌朝はさらに早いので、温泉に入って即就寝。
3日目 … 5月3日(火)
この旅のメインであり、成否を分ける3日目です。
気合の午前3時半に出発。
それならもう車中泊で良いのでは?と言われそうですが、回復量がやはり違うので、宿だけは取るようにしています。
八甲田山

午前5時過ぎに八甲田山で見る夜明け。
3日目にして、ようやく太陽を拝むことが出来ました。
澄み切った空気で気持ちの良い朝です。

実はここに訪れるため、スタッドレスでの出発も検討していました。
当日は凍結など心配無用な気温であり、ノーマルタイヤで来て本当に良かったです。
ヒバ千人風呂が有名な
酸ヶ湯温泉付近。

世界有数の豪雪地帯です。日本ではなく”世界”有数。
2013年には、積雪が566cmに達したとか。
城ヶ倉渓流を跨ぐ
城ヶ倉大橋付近で撮影。

紅葉の名所のようで、ネットで検索すると素晴らしい景色が見れますね。
さあ、次はいよいよ弘前城です。
国道394号~102号、黒石市経由で向かいます。
…って、あれ?
ハイドラ上に
緑枠のアイコンを発見。誰だろう?

鵞鳥(ガチョウ)使いさんでした!
四国内で何回もニアミスし、
28回目のハイタッチなのですが、実際にお会いするのは初めてです。
四国民の初顔合わせが青森県って、奇跡にしても出来過ぎ。
短い時間でしたが楽しかったです。
次は四国でお会いしましょう。
弘前城

今回の旅でメインの一つです。
桜まつりの期間中ですが、今年の開花は例年よりも一週間早く、外堀は桜色に染まっていました。
これはこれで綺麗なのですが、やはり残念ですね。
と思っていたら、見事な桜も健在です。

そうそう。
弘前城といえば、下乗橋と天守閣のコラボです。
…何か
とても大事なモノが足りない気もしますが。
その足りないモノはここにありました。

弘前城の天守閣です。
石垣が外側に膨らむ「はらみ」が見られるため、天守閣を移動して修復しています。
岩木山とのコラボは、今だけの楽しみかも?
全国12ヶ所の現存天守の一つであり、もちろん木造です。

鉄骨で耐震補強をしていますが…これ、どうやって鉄骨を搬入したんだろ?
こちらが本来の場所ですね。

地図に表すとこんな感じです。
★が移動後の場所です。
◎は下乗橋からの撮影スポット。
それにしても暑かったです。
この日の青森は最高気温25度。
まさか四国よりも暑いとは思いませんでした。
予定が盛り沢山なので、そろそろ次に向かいましょう。
でっかいどー(※青森です)

岩木川の河川敷にて、しばしのんびり。
国道339号 竜泊ライン

津軽半島最北端、龍飛崎を目指して走ります。
天気も良くてテンションは最高潮。
眺瞰台にて撮影。

おおお、北海道が見えるではありませんか!
この辺り、テンションが天井知らずの上がりっぱなしです。
龍飛崎

…えっと。
なんで目的地のここだけ濃霧なのでしょうか(^^;
テンション大暴落ですが、なんか不思議と面白くて、これはこれでアリかと思えてしまうのでしたw
青函トンネル 本州側

訪問のタイミングで列車が来れば良いな、と漠然とプランニング。
ところが到着の数時間前に、96さんが新幹線予想通過時間の情報を送ってくださりました。
それなのに見通しが甘く、通過の6分後に到着。
せっかくの御厚意に応えられず申し訳ないし、単純に惜しい事をしました。
次の列車を待ちたいところですが…。
むつ湾フェリー(蟹田港)

14時出港の便に乗船です。
旅先での船はいつだってワクワクします。
車両甲板は満車。

今年2月のプラン作成段階で、早々に予約をしておいて正解でした。
小さな船ですが十分な座席数があります。

さらば津軽半島。次は新幹線で通過する…かも?
港を出たので座席でくつろいでいると、船員さんからイルカが現れたと案内がありました。

途端に船内は大盛り上がり。
大きな群れのようで、写真以外にも至る所に現れます。
船と並走するイルカさん。

数撃ちゃ当たる作戦で、ジャンプの瞬間を撮影成功。
イルカが現れた便の乗客は、船員さんから幸運のバッジを貰えます。

嬉しい記念品が出来ました。
イルカさん達のおかげで、全く退屈することなく脇野沢港に到着。

ここからは下北半島を、本州最北端 大間崎を目指して走ります。
見所の多い道中ですが、時間もないので誘惑を断ち切って…。
仏ヶ浦

…なんて事は出来るはずもなく、やはり所々でストップです。
仏ヶ浦は2kmに渡って奇岩が続く景勝地で、それぞれの岩に浄土に因んだ名前が付けられているそうです。
陸から近付くのが困難で、観光遊覧船で訪れるみたいですが、ここから眺める想像以上のスケールとのこと。
いつか訪れたい場所の一つです。
国道338号 海峡ライン

脇野沢から大間の区間だけでも75km程ありますが、変化に富んだ道で飽きません。
大間崎

マグロも有名な本州最北端です。
出来ればマグロ丼を食べたかったのですが、残念ながら時間の都合で断念。
次は少々寄り道になりますが、もう一つの岬へと向かいます。
そこで夕日の写真を撮ろうと計画してい……。
尻屋崎

まさかの展開です。
せっかく来たのに近付けません。
諦めきれずに少し歩いたのですが、とてもじゃないけど日没までに間に合いそうもなく断念。
こんな事になるのなら、大間でマグロ丼を食べておけば良かった。
…戻るか?(無理)
残念は残念ですが、寒立馬に癒やされました。

一時は僅か9頭まで減っていたそうですが、現在は40頭ほどに回復しているようです。
3日目の走行距離は 642km (累計 2,396km)

最も充実した日ですが、最もハードな日でもありました。
4日目 … 5月4日(水)
ホテルルートイン十和田

ルートインはなぜか相性が良くなく敬遠気味だったのですが、ここは満足度の高いホテルでした。
奥入瀬渓流

奥入瀬川に沿って走る国道102号のこの区間は、瀑布街道とも呼ばれているそうです。
渓流なのに瀑布?
国指定の特別名勝及び天然記念物にも指定されてるとか。
早朝の5時半前に訪れたので、ほぼ貸し切りで静かな時間を楽しめました。

車を停めるスペースが有ったので、しばしの散策を。
写真右側に見えるのは白糸の滝。

この他にも幾つも滝が点在しているので、それが瀑布街道の由来みたいですね。
紅葉の時期は想像を絶する美しさとのことですが、この時期ですらその片鱗は伺えます。
いつの日か数日間滞在して、ゆっくりと遊歩道を歩いてみたいものです。
次は東に走って太平洋を目指します。
突然芝生の海岸が現れました。

おお、ここが種差海岸か。
さすが有名な景勝地!
そう思って写真を撮りまくっていたら、実は別の海岸(大須賀海岸)というオチが。
種差海岸

こちらがホンモノの種差海岸。噂通り広いです。
海岸と芝生の組み合わせは珍しいですね。
この後は岩手県盛岡市を経由で、田沢湖へと向かいます。
ふれあいランド岩手のCPを目指して、直前の交差点で右折待ちをしていると…。
突然ハイタッチのファンファーレが鳴り響きました。
それまで周囲にアイコンはなかったので、本当にビックリです。

どこから現れたんだろ?
…って、鵞鳥(ガチョウ)使いさん?
2日連続、
29回目のハイタッチは、四国ではなく岩手県でした。
確かに同じようなポイントを訪れてはいますが、前日をさらに上回る奇跡です。
「ではまた明日」と冗談を交わして出発しました。
田沢湖

秋田県の田沢湖は、日本一の深さを誇る湖のようです。
写真は有名な
たつこ像。
がっかり名所との感想も多いみたいですが、個人的意見は…シュール?
そう、シュールです。
角館 武家屋敷通り

角館のシダレザクラ。
ここの桜まつりもGWと重なる事が多いそうですが、今年は既に葉桜です。
武家屋敷通りは「みちのくの小京都」とも呼ばれています。
日本人はもちろん、外国の方が喜びそうなとても素敵な街ですね。
写真は武家屋敷石黒家。

この区画は国の重要伝統的建造物群保存地区として選定される他、日本の道100選にも選定されています。
4日目の走行距離は 635km (累計 3,031km)

この日は山形県酒田市で終了。
温泉でゆっくりと疲れを癒やしました。
5日目 … 5月5日(木)
かんぽの宿 酒田

施設の老朽化もやや見受けられますが、総じて満足度の高い宿でした。
朝食のバイキングもとても美味しかったです。
最終日は基本的には帰るだけですが、幾つかの道の駅CPを獲るルートです。
酒田市から寒河江市を経由し、福島県喜多方市へと走行。

その結果、嫌になる数字が並びました。
最も信じたくないのは、翌日が仕事だというのに、正午前に残り900km地点に居るということ。
平日なので高速料金も高いですね。

最終日はとても良い天気です。
でも風が凄いんですよ。

台風並みの突風が吹き荒れ、全く気が抜けません。
写真撮影は大丈夫。
カメラを手に持っていませんし、シャッターは手元のリモートスイッチ。
画面も見ずにスイッチを押してるので、帰宅後に取り込んだ写真の約9割は、即ゴミ箱行きというのが実情ではありますが(^^:
900kmの行程で休憩は2回。

有磯海SAで飛騨牛串を食べました。
飛騨牛にしては 500円/本と安価ですが、肉質等級4等級だそうで、とても美味しかったです。
明石海峡大橋

ここまで名神高速を舞鶴若狭道で回避。
中国道の渋滞名所である宝塚トンネルは、六甲北有料道路で回避。
その結果、北陸道の事故渋滞9km以外は、割と順調に走れました。
わかりにくいですが、対向車線は凄いことになっています。
橋の上は淡路島まで延々と渋滞中です。
5日目の走行距離は 1,078km (累計 4,109km)

もう、暫く走りたくありません(^^;
長旅の後は、取り敢えずうどんです。

あまり知られていないと思いますが、香川県民は基本的に昼にうどんを食べます。
というより、夜は開いている店自体が少ないのですよ。
遠征をお考えの方は、営業時間にくれぐれもご注意を。
今回の収穫

観光名所は
45/47 で、残すところ新潟と沖縄のみになりました。
一応今年中に終わらせる予定なのですが、果たしてどうなることか。

道の駅は
27/47 と、まだまだ残っています。
今回、東北3県を一気に終わらせたのですが、5日間の予定に組み込むのは少々無理がありました。

その他のバッジは3個獲得。
サッカー場と現存天守は、嬉しいよりもようやく穫れたという感じです。
帰宅した翌日、青森県でハイタッチした三重県の方からメッセージを頂きました。
地図の作者だと気付いて頂いたようで、有名になりたい願望はないとはいえ、やはり嬉しいものです。
そして冒頭に書いた「いつまでβか?」という件ですが、今回も登録ミスがありました。
岩手県久慈市の
もぐらんぴあは2箇所あり、CP登録は久慈駅前の方だったんです。
奇しくも四国民2人が、同じ日に同じ罠に引っ掛かりました(笑)
って、実際は笑い事じゃなくて、せっかく使ってくれている方に、迷惑をかけているのは間違いありません。
β表記を免罪符にしたくはないのですが、実際に確認が終わるまで外す事は出来ません。
天に楯突くような戦いですが、もうちょっと頑張ります。
そして一段落した後は再び北海道を訪れて、時間やCPを気にせず、気ままにゆっくり回りたいというのが今の夢ですね。