アルファ ロメオ 8Cコンペティツィオーネ(Alfaromeo 8C Competizione)

・バッテリー上がった後にエンジンをかけるには儀式が必要

　乗る機会の少ない８C。先日の日曜日にエンジンをかけようとしたが、メーターが点灯しない。従って、エンジンスターターボタンを押そうともエンジンはかからない。つまり、バッテリーがあがってしまったのである。

　原因は不明だがバッテリーコンディショナーからの電気の供給がストップしてしまったことがバッテリーをあげてしまったのである。繋げ直せば再び供給されることがわかったが、電気の供給が止まった原因はわからないままだ。

　さて、バッテリ－チャージャーを繋げエンジンをかけるわけだが、バッテリーが上がった後にエンジンをかけるには儀式が必要なのだ。というのは、最近の車はいろいろな学習機能がついているのは皆さん知っての通りだが、それをリセットするには少々手順がある。

１．バッテリーチャージャー接続後、その状態のまま一度ドアを閉め、ドアロックを行う。そして再び解錠する。

２．キーを差込みイグニッションをONにする。そして、最低３０秒間そのままにする。その間にエアコンとアクセルスロットルのキャリブレーションが行われる。

３．最後にエンジンスターターを押しエンジンをかけ、作業は終了である。

　特にエアコンとアクセルスロットルのキャリブレーションを行わないとエアコンの場合正確な温度調整が、スロットルの場合学習がうまくいかない不具合がたまにあるようなのだ。

　これらの儀式は同じシステムのマセラティ・グラントゥーリズモ系などにも同様のことが言えるのでご参考までに。つなげてすぐにエンジンをかけることは控えたほうが良いだろう。