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2013年07月20日 イイね!

メルセデス・ベンツEクラス

メルセデス・ベンツEクラス・メルセデスの課題は、車両の軽量化

 マイナーチェンジしたEクラス。フロント部分だけを見れば、フルモデルチェンジした車といってもおかしくないだろう。さらに進化を遂げたディストロニックは先行車両のあとを追うように走る。というのは同じだが大きく変わったのはハンドル操作も自動になったことである。


 さて、皆さんこの新しく変わった顔のEクラスにヘッドライトウォッシャーが付かなくなったのはご存じだろうか?もちろんオプションとしても設定はなくなった。その理由はセールス用の冊子にも記載されていない。と、言うわけで、メーカーの某氏に聞くと、

「『空力が良くなったので、もはや必要なくなった。つまり、走る空気の流れで汚れや雨粒を飛ばすので、必要ない。また、LEDの照度も上げたので、少々のことは問題ない。』という説明は本国での表向きの理由。裏の理由、つまり真の理由は、車両の軽量の為。このヘッドライトウォッシャーを装着することにより、また、そのウォッシャー液を追加すると4kg~5kg重量が増してしまう。そのためこのモデルから廃止した。」

という。


 いまメルセデスの課題は、車両の軽量化による燃費効率のアップだ。従って、あまり走行中に使用しないような装備はどんどん省こうというのだ。自動車の1kgの減量はかなり大変である。これまではコストダウンのためになくなった装備もあったが、これからは燃費効率を上げるために装備が省かれていってしまうかもしれない。
2013年01月13日 イイね!

メルセデスベンツAクラス

メルセデスベンツAクラス・クラスを超えた車

 Aクラスはメルセデスにとって、その企業イメージを大きく変える車であったことは間違いないだろう。初代Aクラスのそのスタートは過酷なエルクテストにより出鼻をくじかれたが、その後は熟成を重ね、2代目である現行型はかなりメルセデスらしいしっかりとした車となった。

 間もなく発売される3代目はすでにご存じのとおりそのフォルムは別物である。これまでのAクラスはサンドウィッチコンセプトという特殊なシャーシ設計であったが、今回の3代目はゴルフなどの一般的なカテゴリーの車となった。最大のライバルはA3であることはほぼ間違いのないところだが、実際はどうなのか試乗してみた。

 発表は1月17日なのでまだ日本において公道走行は許されていないのだが、ナンバー付の新型Aクラスがあるというので都内某所で乗ってみた。

 車自体はCクラスのハッチバック版というには少々サイズが小さいし駆動方式が違うが、街乗りにはそのイメージで間違いないと言っていい。どこがかというと内装の質感や高級感と言ったフィーリングである。発表前なのであまり詳しくは書けないが、実際に1月17日以降にディーラーに足を運んで試乗すればまさにクラスを超えた車と感じることは間違いないだろう。私が昨年購入したCLSのシューティングブレークなどとさほど変わりのない質感である。

 しかし、もう一つ越えてしまったのが価格である。今までのAクラスユーザーはこの新型を購入するにあたり、悩みの種はナビなどのオプションを含めるとBクラスの価格を超え、もやはエントリーモデルでなくなってしまうことである。そう、フェラーリのF355を新車で購入していたユーザーが、今の458イタリアを新車で購入するには少々クラスを超えた価格になってしまったように。
2011年12月01日 イイね!

メルセデスベンツ Vクラス

メルセデスベンツ Vクラス・雨がないので雨漏りはない

 今日の東京は冷たい雨が降る。ここ最近は、この時期としては珍しく雨が多い気がする。しかし、さざんか梅雨という言葉があるくらいだから、さざんかの花が咲くこの時期に、雨が降ることはさほど珍しくないのだろう。

 一昔前の輸入車には雨漏りする車は決して少なくはなかったはずだ。特にラテン系の車や英車にお乗りの方は、ご体験された方も少なくはないだろう。しかし、ゲルマン系の車で一部のオープンカーを除けば、そんな体験をされた方は少ないはずだ。

 今から13年前に登場したW638こと初代Vクラスは、メルセデスの乗用車部門としては初の1BOXカーである。商用車にはもちろんT1Nやスプリンターなどがあったが、乗用車部門とは別である。

 このVクラスという車は日本に正規輸入されたのは2種類あり、一部はVWと共有していた。この車は比較的最近のメルセデスにもかかわらず、らしからぬ雨漏りの事例がそれなりにあったようだ。

 この車を作っているのは質実剛健の国ドイツではなく、情熱の国スペインだ。ラテンのノリで作ったために雨漏りがするわけではないのだろうが、この日本で今時、雨漏りするのでは商売にならない。

 当時のメルセデスベンツ日本の担当者が本国に雨漏りが多いので苦情を出すと、ドイツ本社経由でスペインからの答えは『この国は雨がないので雨漏りはない』という返答だったそうだ。ここ最近の天候ではそんなことは言わないだろうが、当時はそのような答えだったそうだ。うーん、なんともラテン的な処理であろうか。

 因みにあのスライドドアがストッパーを超えて落ちてしまったことがあったらしいが、その時の答えは『仕組み上あり得る。』とだけ、答えが返ってきたそうだ。また、7月頃に新車のオーダーを入れると『2ヶ月くらいバケーションだからその後ならどうぞ』といった具合だ。

 この当時、Vクラスを買う方は6月までにオーダーを入れ、雨の日は乗らないよう、そしてスライドドアは手を添えてそっと開けるしかなかったようだ。
2011年10月31日 イイね!

メルセデスベンツ 豊橋新車整備センター

メルセデスベンツ 豊橋新車整備センター・メルセデスベンツ豊橋VPC

 今はもうなくなってしまったが、愛知県の豊橋にメルセデスベンツのVPCがあった。その頃のメルセデスベンツ日本の車両陸揚げ地はこの豊橋と震災によって被災した日立VPCである。このメルセデスベンツ豊橋VPCの周辺には他にVWやボルボなどのVPCなどが隣接していたと記憶する。おそらく混載でここに陸揚げされるのだろう。

 この豊橋VPCには1999年4月に訪れたことがある。私は当時乗っていたC36を東名横浜から豊橋まで向かわせた。ここにはメルセデスベンツの乗用車の他に当時コマツが取り扱っていたアクトロスなどの商用車などもこのVPCで陸揚げ後の新車整備が行われていた。因みに日立ではアクトロスの整備は行われていない。クライスラー系のジープなどはまだ日本法人がクライスラーとの合併前だったのでこの時はなかった。このメルセデスベンツ豊橋VPCには部品センターも併設され、前日までに受けた部品オーダーをこの場所から全国のディーラーへストック分を配達していくのである。

 このVPCの広さはかなりの広さで具体的な数値は覚えていないが大きな野球場5個分以上はあったはずである。大きな車の整備をするヤードや足廻り等を確認するためのテストコースなど様々なものがあったが、そのときに大変驚いたのは陸揚げされた新車には蝋(ロウ)が塗られているのだが、その蝋を落とすため、ガソリンスタンドにある洗車機よりもかなり強力そうなタワシ洗車機2台を通ってその蝋を落としているのである。あんなに磨いてキズがつかないのだろうかと心配になった。

 そして、整備をしている建物の中には大量のホコリをかぶったW220のSクラスが15台ほど並べられていて、そのほとんどの車はところどころ部品が外されている。つまり、当時登場したばかりのSクラスは初期トラブルが多かったためその部品取りなってしまった車たちだったのであろう。そのほとんどは足廻りがはずされ、車高が落ちていた。おそらくエアサスの部品が間に合わずそれが修理用にまわされたのであろう。

 先日、この閉鎖された豊橋VPCが被災者のための避難所になっていることを聞いて、そんな懐かしいことを思い出したのであった。
2011年09月12日 イイね!

メルセデスベンツ (Mercedes-Benz)

メルセデスベンツ (Mercedes-Benz)・メルセデスのパワーウインドスイッチ

 メルセデスにパワーウインドが装備されるようになってから、90年中盤から後半くらいまでのモデルを買われた方はご存じとは思うが、メルセデスのパワーウインドスイッチはシフトレバーの横にある。これは雨の日にドア側にスイッチがあると濡れてしまい動作不良を防ぐためのものだ。

 しかし、203のCクラスくらいからだろうか、国産車同様ドア側にスイッチが付き今やすべてのモデルがそのようになっている。これはメルセデスの企業理念の変化によるものだ。

 その90年代後半までのメルセデスの企業スローガンは『最善か無か』である。つまり、『Best or Nothing』である。一番いいものは使用するが、2番手以下の物なら使わないという意味だ。これがメルセデスの過剰主義である。たとえば、他の自動車会社は「お客様のために」だが、この頃のメルセデスの場合、お客様の意見よりも「われわれが作った車だからこれを乗れ。」とどちらかというと横柄なイメージがある。それだけ自分たちの商品に自信があったということか。また、とあるジャーナリストにメルセデスの幹部が190Eが発売された当時「ライバルBMW3シリーズと真っ向から挑むのか?」と質問されたところその幹部は「BMW?あぁ、あの車のような物を作っている会社ね。われわれが作るものが唯一の自動車であるのでライバルは存在しない。」と答えたそうだ。

 ところが、グローバル企業を目指さざるを得なくなってしまったメルセデスは方向転換をし、お客様の意見を尊重する会社に変わってしまった。それがこのパワーウインドウスイッチの位置に影響を及ぼすことになる。

 発端は1996年発売の初代SLKに初めてついたカップホルダーだ。このカップホルダー、徐々に発売中の車や新発売になるMクラスなどにつくようになっていく。ついた理由はアメリカ市場からの強い要求があったからだ。そしてこのカップホルダーの使い方だが、私たち日本人はカップホルダーに置くものと言えばだいたいペットボトルか缶だ。これはヨーロッパでも同じだろう。しかし、最大市場のアメリカではどうやらほとんどの方が大きな紙コップで飲むらしい。するとどういうことが起こるのか。揺れるとこぼれるのである。もちろんこのコップの中身はまさか車に乗りながらビール、というわけがないはずだからだいたいジュースである。このジュースがこぼれるとスイッチにダメージを与える。ベトついてしまって動きが悪くなったり、濡れたことで作動不良を起こしてしまうこともある。そのため、徐々にドア側にスイッチがつくようになったのである。もちろん多少の雨に耐えうるよう配置し設計されている。ちなみにシフトブーツがつくようになったのもやはりこぼれたジュースの侵入を防止するためである。

 メルセデスは再び昨年から『最善か無か』をスローガンに掲げている。環境配慮の観点からかつてのように過剰主義とはいかないが、またメルセデスらしい特徴のある会社に再び回帰してもらいたいものである。

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